2012/12/03の日記 |
12月03日 (月) |
|
本日は神奈川のテューターの会で、吉田新一先生をお招きしての講演会がありました。
新刊ライブラリーの「(通称)ナルニア国物語」と、その作家であるC・S・ルイスについて
お話を伺う事ができました。
お話はイギリスのフェアリーテイルFairy taleの特徴や「指輪物語」や「ホビットの冒険」の作者であるJ・R・R・ トールキンについてなど広がり、とても素敵な時間となりました。
ABCの絵本についてのご紹介の時間もあり、こちらは、テューター心をくすぐる絵本ばかり。
私も何冊も持っていて、実際にラボで子ども達に見せるのはいつの日か・・・と宝の持ち腐れ状態で、
哀しく本棚に収集されていたわけですが、
今日のお話を聞いて、「あ、私も素敵なABCの絵本もってるんだったわ!」と思い出し、
購入した時にはプレイルームだった子達が、既に小学生になっていて、
今なら見せても、絵本として充分楽しめる! と嬉しくなりました。
ブライアン・ワイルドスミス作の、ある種定番もののABCブックに始まり、
アメリカの方に勧められたDr,Seuss's ABC、
アフリカがテーマになった写真で綴るABCブック、
アニタ・ローベル作の美しい花ばかりが描かれたもの、
ケイト・グリーナウェイ作のA was an apple pie.
そして、一番お気に入りのアリソン・ジェイのABCブック!
ナーサリーライムやソングバードをたくさん楽しんできた子達だからこその語彙力で
これらの絵本が楽しく読める日が来た事で、私も嬉しいですが、
やっと陽の目をみることができた~ と絵本たちも喜んでいることでしょう!
ABCには秀逸な楽しい絵本がたくさんあるのに、日本語のひらがなとなるととても少ない上に、
あいうえおを強制的に教えようとする親御さんが選びがちなのが、
「あ」を押せばあの音が出るような、結構お値段のはる音の出るオモチャだったりするのがもったいないなと思います。
(本屋で、そのお金でライブラリー買ってあげて~と声をかけたくなる・・・)
近道をして、丸暗記させれば、一見効率良く感じるかもしれないけれど、
それが長い目で見た時にどれほど心を乏しく育てているか・・・
それって、テストに出るから勉強する(裏を返せば、テストに出ない事は勉強しない。覚えるだけ無駄)
という考えにつながっていき、結局詰め込み式の暗記勉強しかできない子に育ててしまう
危険性があるということですよね。
一生懸命子育てしていると、ついつい視野が狭くなって、長い目で見れなくなってくるのですけれど、
それでも時々、「遠回りの大切さ」に気づけるといいなと思います。
ちょっと脱線しますが、塾の先生をしていた時の話。
大学受験などになって、中高まではそこそこ成績が良かった子が、
模試の結果がいまいちだったり、成績が思う様に伸びないというのは、
「自分の意見」を聞かれる問題が出たり、科目を越えて、縦横でつながった複雑な問題が出たりするから、
暗記だけでは太刀打ちできないというわけですよね。
(もちろん、受ける学校にもよりますが)
裏を返すと、急に後半でぐ~んと伸びる子は、だいたい自然体験が豊かだったり、
好きな事にはのめり込めるというような「集中力」がある子ばかりでした。
一つのことを寝食忘れてできる子が、そのやる気を勉強に向けた時の「ひらめき」たるや
すごいものがありました。
ラボっ子が、同じ絵本を何度も何度も読んで~と持って来たり、
好きなCDを何百回も聞き込んだりするのもそうだし、
野球やサッカーなどの部活にのめり込むのも同じ事なのだろうなぁと思うので、
私にとっては、ラボっ子が大きくなってからぐっと伸びると聞いても、全く不思議ではないのです。
好きなことをとことんやって、それで成績も良いなんて・・・
親に怒られながら、無理して詰め込んで覚えてる子からしてみたら、羨ましい限り。
(私もそんな覚え方をしてきたタイプだから、外で遊んでばっかりいたはずの男子が
急に高校や大学で、太刀打ちできないほどの頭の良さを見せつけられては、ショックを受けていた気がします。)
子どもは親を選べないので、親の方が少しゆったりした気持ちで
子どもと一緒に「発見」や「気づき」や「面白いこと探し」をしてあげられたらいいですね。
まずは面白いABCの絵本からスタートしても良いかも。
皆さんは私がまた散在して、ご紹介いただいた素敵なABCの絵本を買い集めないことを祈っていて下さい。。。。
|
|
Re:2012/12/03の日記(12月03日)
|
|
|
さまーさん (2012年12月04日 10時46分)
Basshiさま
昨日はお疲れ様でした~♪
素敵な講演会でしたね☆
文字でしか存じ上げなかった「吉田新一先生」や「神宮輝夫先生」を生
で拝見できるなんて!テューターやってなかったらお会い出来なかった
だろうなあと思うと、なんだかお得な気がします。
PS:
行かれたんですよね~コロスケの「雪渡り」!!!
私も行きたかったなあ~。
先日の「人間失格」は行ったのですけど、すごく良かったですよ~。
ご都合つけば、今度是非ご一緒しませんか~?
…ラボとは違った楽しみにも繋がるっていうのも、それまたラボです
ね。
|
|
Re:Re:2012/12/03の日記(12月03日)
|
|
|
Basshiさん (2012年12月04日 17時03分)
さまーさんへ
>昨日はお疲れ様でした~♪
素敵な講演会でしたね☆
→声を掛けて下さって、ありがとうございました。そして書き込みもありがとうございま
す!
>文字でしか存じ上げなかった「吉田新一先生」や「神宮輝夫先生」を生
で拝見できるなんて!テューターやってなかったらお会い出来なかった
だろうなあと思うと、なんだかお得な気がします。
→本当ですよね。でもそれをお得と思う人がテューターやってるような気がします。(笑)
>PS:行かれたんですよね~コロスケの「雪渡り」!!!
→はい、行きました~。独り語り(ラボで言うところの素語りとはちょっと違いますが)
一人芝居だと言うので、どうやってやるのだろう??と興味津々で伺いました。
>先日の「人間失格」は行ったのですけど、すごく良かったですよ~。
→ご覧になられたのですね!私は見に行けず残念でした。
>ご都合つけば、今度是非ご一緒しませんか~?
…ラボとは違った楽しみにも繋がるっていうのも、それまたラボですね。
→きゃー 嬉しいお誘い♡
私がどこへでも行ってしまう人だと言う事は既にご存知だと思いますが(笑)
ぜひご一緒しましょう~。
テューターの会で、「サケ」のライブラリーが出た際に、テューターお二方がカナダへ
見に行かれたというお話を聞いて、素敵~と思ってしまいました。
皆さん行きたくても、忙しくて都合が合わず、
蓋を開けたらたったの2名となってがっかりするのも、良くあることですが、
私は性格的には2名でも喜んで行っちゃうタイプなので、
子育てが一段落したら、ぜひテューター方やラボママたちと、新刊ライブラリーツアーを実
現したいです。
|
|
Re:2012/12/03の日記(12月03日)
|
|
|
MICKEYさん (2012年12月06日 11時52分)
子供は親を選べない・・わかっていながらいつも反省しています^_^;
家庭文庫、素敵ですね!!私もテューターという事を隠してお邪魔した
いです♡
本棚の下の床は大丈夫ですか?
うちは1000冊を超えたあたりから床が怪しくなり、
今は本を分散して配置しています(笑)
|
|
Re:Re:2012/12/03の日記(12月03日)
|
|
|
Basshiさん (2012年12月06日 13時08分)
MICKEYさんへ
>子供は親を選べない・・わかっていながらいつも反省しています^_^;
→MICKEYさんでも反省することがあるのですね。それを聞いて勇気が出ます。
>家庭文庫、素敵ですね!!私もテューターという事を隠してお邪魔した
いです♡
→隠さなくても大丈夫ですよ。(笑)
最近はポスティングやお手紙などでのお知らせをしていないので、めっきり参加者が少ない
ですが、
来てる子は寝そべって読んだり、(おうちでは書かない子も)お話日記を書くなど、
のびのび好き勝手やっています。
>本棚の下の床は大丈夫ですか?
うちは1000冊を超えたあたりから床が怪しくなり、
今は本を分散して配置しています(笑)
→一軒家だと、ラボで床がぬけた(リフォームした)など良く聞きますね。
うちはマンションなので、構造上の欠陥がないことを祈るばかりです。
ピアノが置けるなら大丈夫かなぁと呑気に思っていますが、ピアノより重いですよね。
でももう壁一面になってしまったので、うちも分散せざるを得ない状況になりました。
|
|