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本日は地区の「小学生ひろば」 |
02月16日 (土) |
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今日は新小4から新小6までの高学年の小学生ラボっ子が集まってくれました。
小学生ひろばの担当Tとして、2012年の秋と今回の2回に関わって参りましたが、
ふと頭をよぎるのは何人もの先輩テューターに言われたことば、です。
中学生、高校生とラボっ子本領発揮の時期を迎えるに当たって、
それにつながるという意味ではもちろんですが、
人間的にも、人生の中でも
「この小学校高学年の3年間はとても大事よ」と。
小学生がいかに生き生きと活動できるか。
これはラボ・パーティの中だけでなく、本来は学校や家庭でもそうなのでしょうけれど、
子どもが子どもらしく生き生きしているか?というのは、その後の本人の生き様にも関わってくるそうです。
0歳から大学生までを何十人何百人と送り出してきた先輩テューターがおっしゃるのだから
間違いはない
と、私はその経験談をとても貴重な意見だと受け止めています。
キディ(幼児)さんのように、のびのびと本能のままに生きている時期とは違い、
周囲との関わりや自我を意識するようになってくると、
これまで英語も日本語も区別なく聞こえたように(喃語であっても)発語できた子が
急に恥ずかしくなって口に出さなくなったり、
完璧に言えるようになるまでは絶対に言わない等のこだわりがでてきたりするものです。
もちろん、そんな時期を温かく長い目で見守るというテューターの姿勢は変わらないのですが、
本人に任せてただぼーっと見ている事と、生き生き活動できるように見守るということは
全く別の事です。
テューターがやたら「ほら楽しいでしょう!」と前へ出れば、エンターテイナー化してしまって
子どもはますます受け身になる危険性もあります。
エンターテイナーにならず、演出家にもならず、子どもたちの中に入って「かき回す」のは
かなり力量の問われる部分だと、私自身感じるところです。
さて、本日の小学生ひろば。
まさにベテランテューター方の、見事な「かき回し」、押す引くの絶妙な部分を拝見して
私自身も学びながらテーマ活動をしました。
この子達は楽しそうにしゃべってるけど、今何をやってるのかな?(ただの無駄口?それともお話に入っている?)
そんな時には、すっとお話の世界へ誘いながら確認。(あ~ちゃんとお話には入ってるのね)
暫くすると子どもだけで充分楽しそうに、物語を想像で膨らませながら、行間で遊び出すので、
今度はすっとテューターは外へ・・・
素晴らしいなぁと思いました。
こうしてMy partyのラボっ子も、地区のテューターのお力を借り、
パーティを越えた友達、仲間の力を借り、育ててもらうわけです。
(全国キャンプへ行けば、今度は全国のテューター、全国のラボっ子の力を借りて
互いに影響し合い、育て合っていきます。)
同じ地区で活動していても、実は、小学生が参加できる地区行事は現在、
地区合宿とこの小学生ひろばのみとなります。
(これ以外にも支部の行事や全国キャンプなど規模の大きいものはありますが)
地区という小さい単位で、半年に1度くらいのペースであっても顔を合わせていけるのは
子どもたちにとってとても心強く、自信につながるようです。
小学生ひろばに初めて参加する子は、緊張してその場では何も発言できなくても
受けてきた刺激を誰よりもパーティへ還元してくれますし、
2度3度と会を重ねて来た子は、自信に満ちた様子ですぐ打ち解けてグループのメンバーと自己紹介し合っています。
また「合宿で同じ部屋だった子とまた会えた!」などと目を輝かせて再会を喜ぶ場面も多く目にします。
小学生ひろばへの参加は最後となる新中1(現在小6)の子達は、地区行事への参加を通して、
パーティを越えた友人との再会を心待ちに、今度は地区の次期リーダーとして活躍すべく
地区へと活動の場を広げていきます。
1ヶ月の国際交流という大きな体験と同時に、中学生年代の活動にも参加し、
リーダーとして意識した活動をする子も増えて来ます。
そんな大事な大事な時期の子ども達と一緒に小学生ひろばを開催できたのがとても有り難い事だと感謝しています。
またパーティの子(新小4)の成長も目を見張るものがありました。
聞き役に徹してニコニコその場にいるだけだった子が、交流に慣れた事が自信になったようで、
とてものびのびと活動に参加していて、何より楽しそうにグループのメンバーと
ゲラゲラ笑い合う場面を何度も見る事ができました。
何より、テーマ活動が楽しくて仕方ないようで、
自分からアイデアを出して関わっていけるようになったのだなぁと嬉しく思いました。
「疲れた」「だるい」が口癖と耳にすることもある高学年の子達のはずなのに・・・
とても良い笑顔で、終始お話から外れる子もなく、文字通り生き生きと活動している様子に
私の方がパワーをもらえました。
今回のテーマライブラリーは「まほうの馬シフカ・ブールカ」。
予定より短い時間の制作となった馬の顔作りは、とても楽しかったと大好評!
たった5分で作った馬の表現もそれぞれこだわりと工夫があって素晴らしかったし、
最後に全員で動いたテーマ活動も、生き生きとしていて本当に良かったです。
CD通りの台詞を言いながらも、合間で自分が想像しながらその世界の中で自由に遊んでいるのも良かった~
アドリブの台詞を言い合うのも、自分にイメージがあるからこそ。
役も絵本や台詞に出て来る人だけでなく、エレーナ姫のお付き人(乳母?世話焼きお手伝い?)や
門番、衛兵など、まさにその時代に生きた人のようで、生き生きとしていてとても面白かったです。
全力疾走しすぎて、後半(指輪を取るという大事な場面の前)にはバテバテだった
魔法の馬も別の意味で面白かった。
イワンに「早くして!左の耳から入って、早く戻らなきゃいけないんだけど!」と怒られて
「あ、そうか、そうか」とばかりに慌てて周りの男子が耳を作っているのも面白かったです。
私自身、好きなお話が増えました!
同じ様に感想文にも
「シフカ・ブールカは最初あんまり好きじゃなかったけど、今日好きになりました。」とあって
本当に嬉しかったです。
まずはみんなが元気に怪我もせず、無事に終了できたことを感謝申し上げます。
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