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目利き |
05月01日 (日) |
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ラボは今年50周年を迎え、秋に長野にある黒姫ラボランドで約600人規模の全国テューターの集いを行います。
そのオープニングセレモニーの中で広島大学教育学博士の柳瀬陽介氏の講演があることを楽しみにしています。
その前に一足早く、地元広島では昨日、機会があって柳瀬先生が実際のラボパーティというものやラボのテーマ活動を見においでになりました。
そして私はお帰りの際に駅まで車でお送りする車中、先生のLaboをご覧になられてのお話を聞ける機会に恵まれました。
昨日は大変暑い日で、私の小さなベンツという名の小さな車も乗りこむとムワーっとしておりました。
先生と本部事務局に乗っていただき、さっそくエアコンをかけて走ったのですが、緊張していたのか実は、、、すっ呆けの私は熱風のみを車内に巻き散らかしながらエアコンになっていないまま10分近くは走ったかもしれません(-_-;)
いかにも私がしそうなことだと笑われそうですが。
先生、Kさん、すみませんでした。
先生が車に入られてすぐにおっしゃったのが
「私はカメラが趣味なんですが、今日持ってこなかったのは残念だったなあー。」と。
それほど子供たちの撮ってみたいいい表情のシャッターチャンスがあったと話されていらっしゃいました。
お話をお伺いする中で先生の見ておられた視点で印象的だったことがありました。
異年齢でのテーマ活動の最中に次にセリフを言うはずの仲間からセリフが出てこないのを見守っている間に子供たち同士が仲間のことを思いやって考えている、そういうことがとても大事なのだと。
先生がいかに一人一人の子供たちの表情をみていらっっしゃったかがお話の端々からよくわかりました。
先生の「小学校からの英語教育をどうするか」にも書いてありますが
「私たちは近代的思考法で数値に支配されてしまい、子どもの生命力を歪めてしまいます。もちろん、近代社会で、ある程度の数的指標を利用することは重要です。しかしどうぞ、子どもにも教師にも数値ばかりを要求しないでください。それよりも、目の前の子どもの表情の変化を見てください。」というお話を先生の職場で感じておられる事例を含めてハンドルを握りながらひたすら聞くことができました。
もっともっと「教育というものは複合的に能力を伸ばす方向でいかなければいけない。」とおっしゃっていました。
「目利きにはわかるんです。良いものが」とおっしゃった先生。
それを聞きながら《本当にこどもたちの教育で大切にしてかなければいけないもの》がわかってラボにこどもたちを送り出してくださっているご家庭の皆さんは「目利き」なんだわねーーーと改めて思いながら運転しておりました。
先生のお話を少しでも長く聞いていたくなった私は五日市駅までのつもりが広島駅までお送りする代わりに受講料ただで一時間近く博士のお話を聞けたというラッキーな一日でございました。
ラボを応援してくださる外部専門家の先生の言葉には大変力をいただきました。
柳瀬先生、ありがとうございました!!
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