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二つの幼児グループで、名作〝Peter Pan”をおもいっきり楽しんでいます。いつも市販の絵本なども使い、少しだけ導入をしますが、どのお子さんも、登場人物のことはよくご存じです。以前から、幼児さん達とPeter Panを楽しむときに用意するのが「妖精の粉」。ちょっときれいな粉を手につけると「ほんとに飛べるの?」といぶかりながらも、Ⅰ話のCDを流し始めて、「飛ぶよ!」と声がけすると、全員、すっと心が飛んでお部屋の中を走り回ります。
あとは、海賊たちHook船長になる子達がいれば、大砲の準備。いない時は、私がHook船長になって、飛んでいる子ども達を、手の望遠鏡で追いかけます。みんなPeterを先頭にNeverlandを目指して飛んでいます。ダーリング家のシーンは、「ちょっとお話はもどるよ」と声がけをして、みんなで寝ながらCDの音に耳を澄まします。
Acornのネックレスをつけて、パーティに来る女の子さん達もいます。気持ちは既にWendy。先日は、3歳のお子さんも、Ⅱ話を楽しんだあと、お話日記に描いた岩の絵を私に見せながら、一生懸命、海賊岩の説明をしてくれました。
Peter Pan全体で、どこの場面が好き?と尋ねると、やはり最初の飛ぶシーンと、最後の闘いのシーンが人気です。Peterが船室に忍び込むところから、海賊たちが次々と倒されていくところ、WendyとPeterが入れ替わるところも、幼児さん達だけで十分に楽しむことができます。子ども達の集中力と真剣さは最高潮に達しています。
子ども達も自分で気が付かないうちに、ところどころCDに合わせて語っています。Hook船長役のお子さんが〝Gone?”「行っちまったか?」~となりきっているかと思えば、Peter役の子も〝Cock-a-doodle-doo!"と、こちらが何も言わなくても、海賊をやっつけたあとに船室の中で叫んでいます。
闘いのシーンになると、じっとしていたWendy役の女の子達も、我慢できなくなって、「今は、Peter Panになっていい?」と私に尋ねてきて、一緒に海賊たちと闘っています。
最後はHook以外全員が、ひとりずつCrocodileになって、Hookを呑み込もうと床を這って大きく手をひろげています。このシーンも大好きです。
見学していらっしゃったお母様からも「ピーター・パン、今日もみんな楽しんでましたね!本当に物語のチカラってすごいですよね。男の子も女の子も夢中になっていて!!」とメールをいただきました。
体験にいらっしゃった方も「このCDを(わが子に)聴かせたい」とおっしゃってくださいました。
幼児の時代にしかできないことを。今は、しっかり物語に浸る体験を!と思っています。
英語は、自然についてきます。
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ここ数年、毎年、Family Campへ、幼児さんの親子さんが参加されています!今年は、Bear Huntで、ロッジに到着すると、玄関の上り口には、既にmudがあるなど、ロッジの中全体がBear Huntの世界になっていたそうです!お母様よりいただいた感想をご紹介させていただきます。
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「ファミリーキャンプ、とてもよかったです。ロッジには、名古屋で28年チューターをされているという方がお嬢さん、お孫さんと一緒に参加されており、その他の参加者の方々も、みなさんお父様方も含めとても気さく方たちでしたので、すぐにリラックスして過ごすことができました。
YとSも、シニアのお姉さんやロッジの小学生のお姉ちゃん達に
たくさん遊んでもらい、楽しかったようです。
ロッジでのソングバードやテーマ活動でも、Yがいつも以上に
入り込んで楽しんでいて、すごく濃い時間になっていたと思います。
びっくりするほどよく踊って歌っていました^^
また、シニアメイトさん達の働きぶりには、主人もわたしも
感心しきりでした。
何人かと懇親会でゆっくりお話しましたが、みんなしっかりしてますね!
あるシニアの女の子は、ラボのテーマ活動では、「みんなが
意見を出し、みんなそれを受け止めて、折衷案をどんどん出していったりする」、「自分だけ黙っているのはつまらないから、どんどん参加して
みんなで作り上げていくのが好き」という話しをしてくれました。
各自が個を発揮しながらチームで何かを成し遂げる、というのは
今の時代、会社組織で仕事をすることの根幹ともいえることかと
思うのですが、なかなかそれが実現できてない会社や組織が
たくさんあり、またそれができる個人もそんなに多くはいない、
というのが実情かと思います。
主人は外資系ファームで仕事をしていますが、そういうことを
常日頃感じているようで(学歴はすばらしいけど、仕事ができない
若い人が多いと・・・)、そのシニアメイトさんが「個を発揮しつつ、チームで何かをやる面白さ」(ご本人はこういう表現をしていたわけではないですが)を熱く語っていたことに非常に感心していました。
彼女以外にも同じようなことを話してくれたシニアの男の子がいて、
ラボのカルチャーというか、風土とでもいうのでしょうか、
それがとても素晴らしいね、と主人は言っていました。
一日目は大部屋でみんなで寝ることに、正直ちょっと抵抗がありましたが
(なにしろ、そんなことは大学のサークル合宿以来だったので!)
たまには親も子どもと一緒に不自由さを感じ、それを楽しめるようでいたいな、と思いました。子どもだけに何かをやらせよう、というのも
勝手な話ですよね。このキャンプを通じ、たくさんの他のご家族と
ご一緒させていただくことで、私たち夫婦もたくさん勉強になりました。
YやSも普段は見せないたくましい面やしっかりした面を
見せてくれましたし、今回のキャンプをとおして、
子育てがもう少し気楽にできるようになる感じがしました。
できたら、ぜひ来年もまた参加したいです。
ハイロープのバディブリッジでは見事失敗しましたので、
来年はリベンジです!
長くなってしまいましたが、自然、縦割り、大家族、不自由さ、今の東京の生活では経験しにくい「大切にしたいこと」がギュッと凝縮されているキャンプだと感じました。そこに楽しい歌とお話があるのですから、これ以上のものはないですよね。本当に貴重な2泊3日でした。
ありがとうございました!」
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ラボの真髄を感じていただけて、本当によかったです!貴重なご感想をありがとうございました!(^-^)
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3月31日オリセン小ホール夕方6時~の大学生卒業発表へ向けて、中高大生達が“Julius Caesar”に取り組んでいます。連休中日の今日、2時間だけでしたが、15名ぐらい集まることができ、"We will be satisfied;let us be satisfied"の後の「市民」について、あらためて話し合いをしていました。神奈川の大学生達の表活に比べれば、足元にも及びませんが、PartⅠの最初とPartⅡ全部を英語のみ発表(一部cut)へ向けて、小6以上20名で頑張っています。
今日は、まだまだ市民の声が伝わらないと大学生達が中学生達に投げかけていました。
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大学生:ブルータスのどういう台詞で市民は変わったと思う?
中2S:市民はシーザーのことが好き。「私もシーザーが好きだった」ということばがあったからよかった(聞く耳をもった)けれど、最初から野心を抱いたと言ったら、えーってなるけれど....
中2M:私は「シーザーを愛したが、もっとローマを愛した」と言ったからだと思う
中3H:一貫している。シーザーを肯定している。市民は一つ気づかされた。
大学生:アントニーが出てくる時、市民はどう思ったかな?市民はどういう気持ち?
中3H:市民1は、ブルータスにすっごく寄っている~省略~アントニーの話を聞いて、筋が通っていると感じている。アントニーの話を聞き、納得した上で、まだブルータスを支持する心が残っている。
中3S:市民2は、アントニーの話の後、シーザーが不当な目にあったのでは?とアントニーのことを心配し始めている。泣いているアントニーを見て...
中2S:市民3は、まわりの意見にのっかている。アントニー、結構良いこと言うじゃん。シーザーの後、不当なやつがなる。それはブルータスじゃん!って。
高3M:同じ市民にも影響されている!
大学生:一番きついことばを言っていた市民がいたよね
中3A:市民4は、心が変わりやすい。「ブルータスの何だって?」とアントニーに対して嫌みをいっているけれど、一気に変わる。
大学生:(市民の)心境が変わっていっているよね。家でもう少し変わっていくところ考えられる?市民の気持ちに近づけるように。来週はアントニーのこの台詞のあたりで、こう変わったというところを発表してもらうね。
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あまりふだん意見を多くは語らない中学生の子も、自分の考えをしっかり述べていることに感じ入りました!
市民の気持ちが大きく変わる、肝心な場面です。私も初めて『ジュリアス・シーザー』を読んだときに、一番、面白いと感じたのは、この演説の影響力が、この市民の言動に鏡のように表れるところです。
この市民の声なき声について、どんな「野次」を飛ばしているのだろう?と以前、ある大学生が想像して、ホワイトボードに一気に書き出したことがありました。今回も、各自、想像して自由に言葉を発しよう!ということになりました。

英語のみのため、まだまだ小6~中1ぐらいには、難しいシーンですが、大学生達の後ろ姿を見ながら一緒に舞台に立てるだけでも、後々、大きな意味をもつと感じています。
どの言葉で気持ちが変わっていくのか?
“But I loved Rome more.","...as he was ambitious, I slew him", "for him have I offended."などのブルータスの言葉、そしてアントニーの言葉に、どう反応するのか?と自然に英語に集中できている様子でした。
仲間と文学作品を深く味わいながら、英語を、学習するのではなく、こうした話し合いを通して、より物語の中の英文が身近になり、さらに自然に英語の音が耳に残り、離れない体験をしている子ども達を、今日も見つめることができました。
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3月24日(木)9:30~11:30 恒例のEaster Partyを開催します!
今年は、ベイリーさんをお招きして、ご挨拶をしたり、ニュージーランドのお写真を見せてもらったり、一緒に歌やゲームを楽しんだりしましょう。
2つの幼児クラスからは“In the Night Kitchen”“Rum Pum Pum”を発表します!舞台の上でも、教室と同じように、楽しく発表できるよう、みんな頑張ります。
その後、マイケル・ローゼン再話“We are going on a Bear Hunt”『きょうはみんなでくまがりだ』のテーマ活動を全員で楽しみます!
他にも、Egg Coloring、Egg Huntingなど、プレゼントもあって盛りだくさんのイベントです。
是非、お友達を誘っていらして下さい!幼児さんから小学生まで。詳細はホームページをご覧下さい。準備の都合上、お申し込み締切日は今週末までです。たくさんのご参加をお待ちしております!
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ラボ・パーティは、毎週のクラスで「物語」を外国語と日本語で楽しんでいるだけではなく、発表会へ向けて仲間と協力したり、自分の立ち位置を自分で見つけたりする中で、子ども自身の力を引き出しているParty、集まりでもあります。
「物語」ひとつひとつに力があり、子ども達全員がひきこまれることで、何かが生まれていきます。発表会は、目標にはなりますが、本当の目標は、ひとりひとりが、どう自分に向き合い達成感を得られるかです。
学生時代にモンテッソーリ教育を学びましたが、この教育の一つの柱に「子どもの達成感が、人格を形成する」という理念があります。親に言葉で言われて伸びるのではなく、自ら成長できる機会がラボにはあると感じています。
今、子ども達は、それぞれ「物語」に向き合っています。この春、子ども達ひとりひとりが、さらに大きく成長できることを願っています。
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各年代が、春へ向けて取り組んでいる物語とその様子をご紹介します。
★中高大生:“Julius Caesar”
昨年末に合宿を実施し、Togaをまとい、暗闇の中でBBQを敢行し古代ローマ時代について発表し合い、全話を動いてみました。シェイクスピアの言葉と格闘しながらも、「やればやるほど楽しくなる」(中学生)という感想もあり、大学生達が自主的に集まりながらリードし、‘The end of March’18時~オリンピックセンター小ホール発表へ向けて取り組んでいます。PartⅠ一部とPartⅡを英語のみ発表予定。大きな山を一歩ずつ登っています。「言葉にはない、心の変化を想像するところも面白い」(大学生)そうです。
※他に、高学年活動メンバーは“The Song of Salmon”をこの週末に。大学生表活メンバーは“Walking in This Sacred Land What Seattle Said”を2月と3月にで発表。パーティ外の仲間の力がさらに刺激になっています。
★小学生以上:“John Manjiro was Here”
中学生達がリーダーシップをとり、物語を決めて、4月24日地区発表会へ向けて始動開始。「海や船もありきたりの表現ではなく、その中の存在を動くことで、そのものを表せたら」「万次郎のことばが通じない感じを出したい。そのために、日本人と、船員のいろいろな人種の人たちとの違いを分かるようにしたい」「ホイットフィールド船長がとても素敵な人だという感じをあらわしたい」...と話し合っています。小学生達も積極的に役に立候補していて、各役の人数をどうするか考えています。
★幼児さん達:“In the Night Kitchen”のグループと“Rum Pum Pum”のグループ
“In the Night Kitchen”は、3才~年長さん8名の内、最初にMicky役で寝ているのは数名。他はBaker達で始まりますが、お母様の背中の飛行機に乗るところでは、Mickyが増えて、Milk瓶の中へ。物語の中ですっかりMilkを体感しています。最後は、いつのまにか最初のMicky達がBedの中へ戻って寝ています。物語全体を、丸ごと親子で楽しんでいます。2月は“PIERRE”を楽しむ予定です。
“Rum Pum Pum”は、3才~年中さん7名全員が男子で、戦いごっこが好きですが、物語、絵本も大好きで、物語を楽しむためにラボに来ている様子です。特に皆が気に入っているのは、宮殿のシーン。King役、Gate Keeper役が、いつの間にか配置についていて、Blackbirdがやってくると“Who's there?”~“You shan't have her.”「だめだ!」と言って、楽しく追いかけ回ります。毎回、全話を通しながら、前回は「耳の中」が登場するなど、少しずつ新しい工夫が、子ども達の中から生まれています。
幼児さん達は、3月24日Easter Partyで、何か物語を発表します!
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今年も、個人発表会&子ども祭りのハロウイン・パーティが終わりました。もうすぐ3歳になるお子さんから大学3年生まで、もてる力を発揮することができました。今回は、全体の4分の1が中学生以上のSpeechとなりました。国際交流に参加した中学生達が、“I never forget this summer”“My another home in Ohio”というタイトルで自分の楽しかったホームスティのことを語り、中2で“Imagination”“Lions”、高1で“Humans and Mythology”など、抽象的な興味深い話題について述べるSpeechも出てきました。もちろん部活について、また“It's a small world”のBGM付きで、感銘を受けた本を紹介し、自分の夢について、あつく語ってくれた子達もいました。
ラボに入って数か月の中3のお子さんが、ラボで人との積極的な関わりについて刺激を受けたことを、素直に語ってくれたことにも感動しました。
一方、大学生達も、現在、大学で一生懸命に取り組んでいる研究テーマなどについて語り、中にはPower Pointを使ってPresentationをした子もいました。
これらのSpeechで嬉しかったことは、一人ずつ舞台に上がる時に、仲間が声援をおくり合う、あたたかく楽しい雰囲気があったことです。英語の力をはかる場ではなく、そのお子さんがどれだけ頑張っているかが大切で、互いに応援し合う場になっていました。みんなが頑張っていることが嬉しい!そんな場でした。
プログラム最後に“If I had a Hammer♪”をギターを弾きながら歌い、その後にこの詩について語ってくれた大学生がいました。Hammerとは何か、Speechも世へのHammerのひとつであることを語り、「Speechのチャンスは、そうめったにない“Prrecious Time”」と締めくくってくれました。

子ども達が、自分でテーマを探し、語ることで、たくさん「ことば」に気づけたのではないかと思います。ある大学生は「内容の善し悪しはさておき、自分で応用言語学の内容を整理する良い機会ができました。でも聞き手のことを考えると少し専門的で分かりずらい所はあったと思います。今後は伝え方も学んでいきたいと思います」と、またある高校生は「原稿を読むのではなく、相手に何かが伝わるように、自分の思いをみんなに語れるようにしたい。強調したい言葉は強く語りたい。また、自分の語彙の足りなさに気づいた」と話してくれました。中学生達も、お互いに刺激を受け合ったようです。みんな、十分、立派だと思いましたが、さらに飛躍できることが楽しみです。
今後は、Presentationの場としても、年に一度ですが、楽しく自主的に取り組んでいってもらえればと思います。英語表現のOutputの場として、今後も続けていきたいと思います。
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さらに、今年も、小学生達の素語りが素晴らしく、中でも一話全てを完成した子達のテーマは『ピエールとライオン』(小3)『フレデリック』(小4&小1)『猫の王』(小5)『がまくんとかえる君<なくしたボタン>』(小3)で、当日祝事でお休みのお子さんも、クラスで『くまがり』(小2)を披露しました。
幼児達も、頑張りました。去年は、うまく声が出なかったけれども、今年は大きな声で歌えたお子さんもいました。Step by Stepです。
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最後に、個人発表会の間に実施するゲームコーナー巡りのお写真を紹介します。中高大生達のJulius Caeser Haunted Houseは、入り口にラテン語で「どうぞお入りください」と書いてあり、シーザーの亡霊?が出てくるこわ~い館になっていました。どのコーナーも、今、クラスで取り組んでいるテーマから考えられています。
"Fishing Corner"ここは"Alice in Wonderland"に取り組んでいます

"The Westward OdysseyⅣ" Loop the King Ox Demon's horn with a fire ring!

"Tom Tit Tot"Shooting and Wrestling Corner

"The Ocean Going Orchestra" Here! Catch Corner

"Q the SpookⅠ" Guess a present !&Get out of Submarine Corner

"The Westward OdysseyⅢ" The Battle against the Gold Horn and the Silver Horn

"Julius Caeser Haunted House"
子ども達は、こうしたコーナー作りも天才で、どのコーナーも大好評でした!今週のクラスで感想をシェアしたところ「来年はもっと大きいお兄さん、お姉さん達にも楽しんでもらえるゲームコーナーをつくりたい」と話す小学校低学年のお子さんもいました。
まだまだ進歩、発展しそうです。
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今日、大学生達と、シェイクスピアの演劇が上演された「グローブ座」の模型のある早稲田大学内の演劇博物館へ行って参りました。来年3月31日(木)発表予定の『ジュリアス・シーザー』へ向けて、今、古代ローマ時代、シェイクスピアについてなど、中高大生達で取り組み始めたところです。大きな山を子ども達が、これからどう登るのか、見守っています。パーティの早大のラボっこの企画で見て参りました。
この博物館の建物自体が、グルーブ座と同時期に建てられたフォーチュン座の建物を模してつくられていて、正面にラテン語で"Totus Mundus Agit Histrionem"(この世はすべて舞台)というシェイクスピア劇の台詞が書かれています。これは、グローブ座(地球座)の元となったことばです。
All the world's a stage,
And all the men and women merely players;
They have their exits and their entrances,
And one man in his time plays many parts,・・・ from“As You Like It”(1599年推定)
・・・この世界はすべて舞台、男も女もみな役者に過ぎぬ。退場があって、登場があって、一人が自分の出番にいろいろな役を演じる。・・・(『お気に召すまま』より)
この博物館が、なぜグローブ座の建物を模さなかったかといいますと、グローブ座は、何度も焼失し、正確な建物の資料が残っていなかったが、当時、フォーチュン座の建物については資料があり分かったからだそうです。(館内を案内してくれた方のお話)

この博物館は、坪内逍遙が「シェイクスピア全集」全40巻の翻訳を記念して設立されたそうです。
以前は、館内に「シェイクスピア・ルーム」があったそうですが、現在では西洋演劇の一室の奥のスペースで、シェイクスピアについて紹介されています。
狭いスペースですが、『ハムレット』の王の亡霊が出てくるシーンは、床に穴があくようになっており、下からせり上がって出てくる仕組みになっている様子も分かり、様々、興味深く、勉強になりました。
常に皆さんも感じていらっしゃることとは思いますが、グローブ座の決して広くはない舞台で、戦争から恋愛物語、全てを限られた役者が「ことば」を大切に表現していたことは、ラボのテーマ活動ととても共通します。
この博物館には、歌舞伎、能、世界の演劇に関する貴重な資料がたくさんおさめられており、本当に驚きました。
金・土・日13~16:30は、予約無しで展示解説もしてもらえます。入場無料。
是非、お近くの方は、ネットでお調べいただき、行かれてはと思います。
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中秋の名月、しかも今日は“Super Moon”だそうで、東京からはきれいに見えます。なかなか月など見ることはないのですが、ニュースを聞いて外に出てみたところ、本当に大きく美しく綺麗です。
ふと、Nursery Rhymeにある詩を思い出しました
I see the moon
The moon sees me
God bless the moon
God bless me
本当に月もこちらを見ているようです。
何かありがたい気持ちになると同時に、祈りたくなる気持ちにもなります。そんな思いがこのNursery Rhymeから伝わります。
月といえば、『かぐや姫』の物語も。
日本最古の物語ですが、既に「月の人」を描いた作者の想像力の壮大さにも驚かされます。月の世界は、不死の世界。帝は、不死の薬を、かぐや姫が去った今、不要だと、かぐや姫も気づくであろう日本で一番高い山でこの薬を焼きます。ここから「ふじの山」という名がついたと言われています。人間界には死があっても命を超える愛がある、その素晴らしさを語っているのだと、私は感じています。
月は、人間を静かに客観的に見つめているようにも感じられます。
その思いは、大昔も同じだったかもしれません。
子ども達は、月を見て、何を感じたでしょうか?
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この夏、神奈川のテュ-タ-の例に習って、ラボ・ライブラリーより自分が好きな物語のパンフレット作りを子ども達に提案してみました。結果、34枚の素敵なパンフレットが集まりました。

好きな色の色画用紙を選んでもらい、私が作ったサンプルに合わせて、斜めに上の方を切り取り、4つに折りたたみます。Title, Character, Summery, Favorite Phrase, Favorite Scene をそれぞれのスペースに書いてもらうように伝えたところ、熱心に作成していました。形が面白いことも、作る意欲をかきたててくれた様子です。小学生達にも、タイトルは頑張って英語で書いてみようねと声がけをしました。あとは、自由だったのですが、一生懸命、英文を書き写したお子さんもいらして、力作がそろいました。幼児さんのお母様も、お子さんと一緒に楽しく作成されたように感じています。
大学生の中には、何も見ずに自分の中にある英文とイメージで、30分ほどで書き上げた子もいて、本当に好きな物語なのだと感じさせられました。
中学生以上は、なるべく全て英文でと声掛けをしたところ、Characterの説明では、自分で単語を探したり、Summeryでは、意欲的に英文要約ができていました。また、Favorite PhraseやSceneでは、自分が本当に好きな言葉や場面を、あらためて認識することができた様子で、とてもいい夏の課題になったと感じています。
▼『十五少年漂流記』のパンフレット by中1


小学生達も一生懸命、物語の楽しさを絵や言葉で伝えてくれました。日本語できちんと物語の要約を書くことも、とても力のいることだと感じています。
▼『がちょうのペチューニア』のパンフレット by小3


本来は、これを元に、冬の発表会へ向けて、それぞれに物語のプレゼンテーションをしてもらおうと考えていましたが、最近、取り組んだ物語を選んでいる子ども達も多かったため、実施はしていませんが、今後、発表する物語を決めていく時に、みんなで参考にできます。中には、秋の個人発表会で素語りをする物語を選び、CDを聴きながら、このパンフレットを作ったお子さんもいました。
過去、いろいろな形で、好きな物語紹介など声掛けをしてきましたが、今回ほど、提出した子ども達が多かったことはありませんでした。ふだんなかなか書くことが苦手なお子さんも、一生懸命に取り組んでいた様子を見て、この形は、意欲を引き出せると実感しました。
子ども達も、なかなか好きな物語をひとつ選ぶ作業はたいへんだったかと思いますが、本人達もあらためて自分が好きな物語が何かもよく分かり、素敵なパンフレットがそろいました。秋の個人発表会では、ここで選んだ物語を素語りするお子さん達もいます。
これからも毎夏、声掛けをしていければと思っています。
良いアイデアを教えて下さったテュ-タ-に感謝!
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BS12(TwellV),サンテレビ,日経CNBCの番組『賢者の選択』と週刊誌「AERA」でラボ教育センター&ラボ・パーティの活動が取り上げられることになりましたので,ご案内します。
取り上げられるのは,『賢者の選択』という番組のなかの「ビジネスLAB」という4分半ほどのコーナーです。以下のURLより過去の同コーナーをご覧いただけます。
http://kenja.jp/lab/
内容は,社長インタビュー,ラボ・パーティの活動の様子(パーティを取材し,来日した北米ユースとラボっ子が『西遊記』にとりくむ様子などを撮影),制作・広報局長インタビューです。
放映予定は以下のとおりです。
(番組の後半で取り上げられる予定です)
8月16日(日)TwellV(BS12) 16:00~16:55
8月17日(月)サンテレビ(関西地上波) 22:00~22:55
8月23日(日)日経CNBC 12:00~12:55
また,週刊誌AERAの8月10日(月)発売号にも,上記の社長インタビューが,番組「賢者の選択」のタイアップ企画で掲載されます。
(上記、ラボHPより)
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16日放映を見ました。ラボの特徴が、コンパクトにまとめられ、子ども達のインタビューもとても良かったです。
可能な方は、ご覧下さい!
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