幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ぼく 犬! ぼくも!  03月01日 (水)
先日こちらに登場した<緊張していた>年中児Mくんは、体操、サッカーに加えラボを始めましたが、とっても楽しくて毎日ラボに行きたいと言ってくれていたそうです。 体力もすごい! ラボ終わってからも他の子たちと園庭を走り回っています。 私も鬼ごっこの仲間に入れようとするのですが、テューターのための特別ルールを懇願しました(笑)

昨日は「わらじをひろったきつね」を読みました。 年長Tはきつねの悪事を見抜き怒り始めました。 「自分がやったくせに!」 めずらしく読んでいる最中なのにずっと声を出しています。 
読み終わったとき「犬はきつねを食べちゃったの?」 さあ、どうだろうねととぼけていると、絵本を食い入るように4人の男の子たちは見ていました。 

「ぼく犬!」とTが言うと、次々にみんな「ぼくも!」と言うなり、あちこちに隠れ始めました。 「えー、きつねがいないとお話が始まらないねえ」と言えば「テューターがやるんだよ」。 「お百姓さんは?」と
聞いても、すでにみんなは「うー」とか言って犬になってしまったようです。 

月曜の研修で「小さい子たちは、その役になりたかったら他の事情なんか関係ない。 それを大事にしないと能動的に物語を楽しむことができないね」と確認したばかり・・・そうだ、このままやろう!

きつね(私)はわらじを見つけて拾いました。 そして・・・
Knock, knock, knock. とんとんとん
Who's there? どなた?
子どもたちがチャンスを待って身を隠して(?)いる部屋で私は一人で二役になっています。 子どもたちの狙いが分かるだけに内心ドキドキ(すでに逃げるきつねの心境)です。
 
T「テューター!もう3番目の家にすれば?」
私「え~・・・わかった。 飛ばすね」
私の心の中は複雑ですが、お百姓さんのことばが浮かびました。
Is that so? Well then, it can't be helped.

ところが、
Knock, knock, knock. とんとんとん と私が言った時、
隠れていたTがニコニコして出てきて「どなた」とお百姓さんとして登場してくれました。 
一晩泊めてはくれたのですが、翌朝がちょうを食べて「あらあ、わたしのがちょうはどこかしら」と言う頃はTが困ったようにモジモジしていました。 他の3人はもうイヌのまま出てきていました。 私はすましていられず、「この袋に入れよう」と手を差し出すと、、、次々と私の手のわっかをくぐっていきます。Tも嬉しそうに入りました。

私がどっこいしょと袋(もちろんうそっこ)を持ち上げると、4人が見事に私のあとをついてくる・・・いえ袋の中に入れられているんだった。 「むすめっこや、うたでも・・・」 「う~、う~」
わー、Tが私に跳びかかる。 「まだ、早いよー。 追いかけるのが面白いんじゃないのー」なんて思わず叫んでしまいました。(笑)
教室をぐるぐる回って、逃げ回りましたが、すとんと座り込み「切り株があってよかった!」と言ったら、今度はぐるぐる私の座っている回りをうろうろ。 ひゃーこの子たちはホントに犬だよ。

しっぽを出した後のきつねはご想像通りです。
すっきりした顔でグッグッエールしたので、彼らの疑問だった「犬がきつねを食べたのか」はあえて聞きませんでした。
私は犬達に懲らしめられたけど、食べられたとは感じませんでした。
それぞれの感じ方でいいですね。
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