幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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Welcome!
長野県遠山郷飯田市南信濃木沢の正八幡神社の霜月祭りに行ってきました。 旧暦霜月(12月)は、日が短く太陽の光の弱まりとともに生命力も衰えると信じられてきました。霜月祭りは国中の神々を招待し、湯を立て神々に献じ、自からも湯を浴びることで生命の再生を願う「生まれ清まれり」の祭りです。祭りの起源は800年前宮廷で行われていた湯立ての舞いを当地方から宮廷に仕えていた人たちが持ち帰り伝えたと言われています。
祭りは午前中からはじまり夕方には湯を立て神々を呼び、夜通し様々な舞いを奉納し午前2時過ぎには約30の「面(おもて)」が登場します。途中「小天狗(しょうてんぐ)」が煮えたぎる釜の湯を素手で振り払う「湯切り」があります。その後神々にはそれぞれの社へお帰り願い明け方の5時位で祭りはおわります。
夕方6時頃現地に着き神社の隣の仮眠所の木沢生活センターで寝場所を確保。さっそく見に出かけました。
正八幡神社釜 かまどの水は遠山川からくんできたもの。 <神名帳(じんみちょう)>全国の神々を呼びます。「今日の佳き日に遠山の社の神が日本全国の神様方を湯の上に招き神楽や舞を奉納いたします。春まく種も実り豊かに、あきないも実りがたくさんになりますようにこの郷をお守り下さい」
国中から招かれた神様達は正八幡神社の大きな欅の木をめざしとんできて降りそれから釜の上につくられた神座「ゆおとこ(湯お床?)」で祭りを見物します。きっと<ゆおとこ>の上にはいろんな神様がいてわいわいがやがやにぎやかなことでしょう。
かまどの4方で1回ずつ祈ります。 湯立て湯たて <湯たて>
神様にお湯をふるまいます。歌いながら(たぶん神様の名前を1つ1つ呼んでいるんだと思う)神木をお湯(ボコボコ沸騰してます)につけます。全国の神様はたくさんいて一人ずつ(神様は人でいいのかなぁ?)お湯を召すので長く時間がかかります。夜7:00~10:00位まで。神様もお湯に入っていい気持ち。人間にはちと熱いけれどさすが神様。私も神木をお借りして神楽に合わせて自分の神様にお湯を召しました。すごくラッキーでした。
刀の舞い<しきの祭り> 人が舞ったり招かれた神様が舞ったり神様と人が祭りを一緒に楽しみます。4人がかまどのまわりで神楽に合わせて舞います。このころになると神社の中は人でいっぱい。(煙も)時折若者衆(中学~大学生位)が肩を組みぐるぐる周りなにやら叫びながらすごい勢いでかまどの周りをまわります。まるで台風のように見ている人たちに向かって突っ込んでくるのです。みんなはじきとばされないように逃げるか身構える。押しつぶされそうになったり、転んじゃったり大騒ぎ。「おー来たぞ!」このスリルが楽しかった。眠気もすっとんだ。いいなぁ~若者衆のパワーは!この辺で全国の神様方にはおひきとり願ってこれからは地元の木沢の神々と地元の人々が一緒に楽しむのだそうです。
<面の舞>木沢の祠の神様が舞を披露します。神様(面をつけています)がかまどの周りをまわります。大黒さま、子安さま、稲荷さま、天狗さま、おきな、など30もの面があります。いよいよ「小天狗」登場。かまどに足をかけ煮えたぎるかまの湯を素手で振り払う。「きたっ!熱い!」よーし私も湯を召した。身も清まった。再生なのだ!2回しかやらずあっという間なのでうっかりするとのがしちゃうのでご用心!大黒さまのまいた飴も拾って食べました。後半には赤い面をつけた若者衆の神4人が「よーせ、よーせ」のかけ声とともに部屋の4隅へダイブ。(もちろん人が待ちかまえてる)最後は、自分の祠に帰るように神棚の部屋へ追いやられるのだが、中にはすぐには「かえりとうない」神もいるようでスルリと逃げてまた初めからダイブ。葉っぱのついた小枝でやたら人の頭をたたく神様がいたり、神々も人々も大いに楽しみました。
面の舞の後何か白いものをまきながらかまどの周りをまわります。これは(おから)。まだ帰りそびれている神様に『残っていてももうおからのようなものしかないから、どうぞお帰り下さい』と声をかけてるとのこと。食べてみたがなるほど美味しくない。神様もあきらめて帰るだろう。こんなふうに夜明け前に神様にお帰りいただき、かまどを割る仕草の式で霜月祭りは終わりました。神様と人の出会いの場。神様(山や川や木や生き物達、いろんな自然)と人間がなかよく一緒に暮らしていこうとのお祭りです。いいな~。この祭りを続けている木沢の人々はすごいです。見せていただき感謝です。ありがとうございました。
正八幡神社の神様わかもの
大黒様
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