2006 くろひめサマーキャンプ
今年も行きました。黒姫4班。
今回は初参加4名を含む6人のラボっ子を連れて行きました。
今回のテーマは「妖精のめ牛」 シニアのおねえさんがすてきな紙芝居を作ってきてくれました。
3日目プログラムは盛りだくさん。私のグループは、ラブスプーン作り、トム・ソーヤの壁塗り、アフリカの楽器演奏などのコーナーをまわりました。
また、今年のハイライトは、息子の登頂。 関西のテューター、メリーポピンズさんが詳細な日記を書いてくださったので、転載させてもらいました。 写真は息子のものを後から入れていきます。
以下、メリーポピンズさんの日記より
【夕方】
完全装備のセレクション風景。荷物を全部出して、1つずつ厳しくチェック。
合否判定は、夜、それぞれのロッジにて有り。
【20時45分】
キャンプ1日目にして、黒姫登頂隊のみ、ロッジの仲間と離れて、<集雲堂>に集合。
持ち物最終チェック。 自己紹介。
大学生コーチのささき君(チャッキー)から、こんな言葉がありました。
「1~2班は雨で中止。3班は途中から車?。そういうすべてのみんなの気持ちを
背負っての4班であることを肝に銘じること! セレクションに受かった限りは、
頂上まで登れて当たり前! 最終目標は、ラボランドまで無事に帰ってきて、
初めて登頂成功!なんだよ!!」
みんな真剣なまなざしで聴いていました。
極力荷物を少なくして、最低限を持って来たのに、
最後の最後に、チャッキーから
「すいません、テュータの方は、万が一の予備の水を1Lずつ
お願いしますぅ」
<えーーーーーーーー!!自分の水1.5Lに更に1L増えるの?^^;
これも聞いてないよ・・・(苦笑)
歩く前からすでにリュックを背負ったら。。。お、お、重い・・・。
これに食事2食分とアクエリ1本か。。。覚悟せな、ね・・。>
登頂する服装のまま、寝袋に入って、横になる。
<テュータの私がみんなの脚をひっぱったら、どないしょう?>
不安一杯抱えて眠りにつく・・・(21時45分消灯)
【4時45分】起床。(もう明るい。)
顔だけ洗って、寝袋を片付けて、出発!
【5時20分】ラボランド出発
2食分のお弁当を<たろう丸本部前>で受け取り、
バスで黒姫登山口まで移動。
(はぁ。。いよいよだぁ。。ほんまに大丈夫かな。。?)
【5時50分】登山口入り口
「本当は体調が悪いのに無理してここへ来た人、
今ここで引き返してください。」とチャッキー。
【6時20分】古池にて朝食
「帰るならここです。本当に大丈夫ですか?登ってしまったら這ってでも自分の力で
降りてこないと駄目ですよ!本当に今、言ってください!」とチャッキー。
こうして何度か聞かれる度に、生半可では駄目だ。。と一瞬たじろいでは、
絶対頑張ろう!と決心を固めていく私がいました。
こどもたちはどうだったんだろう??? みんなニコニコしてたけど(笑)
あ、中学生が「もう駄目だ・・」とちょっと弱音をはいてましたね^^;
【6時50分】古池出発
途中、短いんだけど、1本の丸太を渡る。
「ここは一人ずつ渡ってください! 落ちたら、沼地で、太ももくらいまでズボズボと
はまるので、真剣に歩くことー!」先頭の女性インストラクターの指示が入る。
「ここを渡ったら、岐路地点で休憩ですから頑張りましょう~」
とも言われ、よっしゃー!もうすぐ休憩だ~!と張り切って歩く。
けど。。。岐路地点がなかなか出てこない。。。
最後尾にいた男性インストラクター長谷川さん(おっちゃん)に
「岐路地点って?まだ?」と聞くと、
にた~っと笑って、「もうすぐです!」と答える。
「え?」
「私たち、何回聞かれても、「もうすぐ!」って言いますよ」
「えーーーーーーーーー!だまされたぁ~~~~」
「はい、そうやってだまされてくださいね(笑)」
「・・・(苦笑)・・・」
【9時15分】
やっと着いた休憩場所で10分休憩
約40分ごとに休憩を取りながら、ひたすら登る。
挑戦2度目の姫ちゃん(九州のテューター)は、杖持参。
同じく2度目のまっつ(千葉のテューター)は、山で枝を拾って。
私もまっつに枝を見つけてもらってからは、登るのが随分楽になった^^;
高山植物のリストをもらったけど^^;見る余裕がなく。
おっちゃんにその都度教えてもらう^^
白樺の仲間で銀色に光った木がすごく綺麗だった。
【10時30分】
「随分、上に登ってきましたよ~。疲れたら、たまには、
後ろを振り返って景色をみてみてください」とおっちゃん。
【11時00分】
しばらくして、頂上がすぐ目の前に見えてきた。
【11時20分】頂上に到着♪♪♪
お弁当を広げるが、塩漬けきゅうり1本とおにぎり1個しか食べられず(;;)
この時、少し体調の異変を感じたが、頂上に来れたうれしさで打ち消す。
食後、みんなで記念撮影^^
【12時00分】予定より10分遅れで頂上を出発。
下りは、岩が多く、木の根っこが絡まって下の土がなかったりして、
両手を使って、木の幹をつかみながら、あるいは、段差が大きいと、
後ろを向いて岩につかまりながら、慎重に降りていく。
途中、まっつに「光ゴケ」を教えてもらう。
岩が重なって奥まった暗い中に光を発するコケを見つける。
【??時??分】6合目地点にて休憩
子供たちの水がなくなり始める。
(私自身の頭痛がひどくなり始める
キャンディをもらっても食べられなくなる。)
【??時??分】4合目地点にて休憩
歌を歌えるくらい元気な女の子たち、グタ~となってる男の子たち、
体力の差が見られる。
(私は、立ってられなくなり、目も開けられない。
呼吸が苦しくなり、涙目になってきて吐きそうになるが我慢する。
かなり頭痛が辛くて、姫ちゃんに鎮痛剤をもらう。)
【??時??分】2合目地点にて休憩
給水車が来るのを確認し、こどもたちはお互いに水を分け合う。
(私も残った水を全部飲み干す。
鎮痛剤が少し効いてきて、頭痛がマシになる。
子供と話をする余裕が戻ってくる。)
【15時30分】山道到着。給水車で水を補充。
ラボランドまで急な坂はないと知り、水も飲んでみんなかなり元気になる。
(私も頭痛が消え、すっかり!元気になる)
【16時00分】山小屋近くの草原でトイレ休憩(公衆トイレ)
みんなで振り返って、黒姫山を望む。
登る時の辛さも、降りる時の足の痛さも、はや、ぜ~んぶ
忘れてしまって、満足感で一杯♪(^^)V
「これって、お産と一緒だね~。」と姫ちゃんと。
【17時】ラボランド到着。
みんなに花道で出迎えてもらう。感動~♪
この後、一人ずつ、大統領から賞状をもらう。
子供たちが一人ずつ賞状をもらってる姿を見てたら、
あ~、この子は、あそこでこんなん言うてたなぁ・・。
あ~、この子は、こうやって頑張って降りたよなぁ・・。
あ~、この子、最後まで元気に歌って降りてたよなぁ・・。
などなど思い出してしまい、涙が出てきた。
この後、司会の人に感想を聞かれる。
(私はテュータ代表で感想を言うはめに。。。^^;
関西弁で支離滅裂になってませんでしたか?
あんまり記憶にないです(笑))
今度いつ来れるかわからないと思って挑戦した黒姫登頂でしたが、
ほんとにほんとに登ってよかったです!
こどもたちもきっと何かにつまづいても、あのしんどさを乗り越えたと思えば、
きっと乗り切れることと思います^^
|