幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 7月17日、朝日新聞の土曜版be に、千夜一夜物語がとりあげてあった。興味深く読んだ。
 「ひらけ・ゴマ」の呪文。なぜ、「ゴマ」なのか。ゴマの栽培は古代エジプト時代まで、さかのぼる。搾油、薬草として使われた貴重な作物。でも古くて貴重な作物ならばほかにもある。その謎が解きたくて筆者は、カイロの旧市街にあるスパイスと薬草の老舗の主人に尋ねる。その答えが私は気に入った。[誰にもわからないでしょうね。なぞはなぞのままにしておけばいいじゃないですか。]そうだ。そうだ。だからこそ。[開けゴマ]の呪文が呪文でありうるのだ。

 アラビア語では、美しい女性のことを、「ゴマのようね」といって褒めるそうだ。目がパッチリして、ふくよかなことが、エジプト美人の条件だそうだ。ゴマは小さくて美しいものの象徴だという。(これも朝日新聞)

 らくだ・こぶにの再話で持つラボ・ライブラリーのアリババの物語。私は、この絵本を手にしたとき、「ワッ、すごい。」パステルで描かれたその一枚一枚の絵が、異色で、色が生々しくもあるし、激しく狂おしくもある。でも、「 へ・・・Vladimir Tamari」と、イラストレイターの名前を見ただけ。後、忘れていたと思う。数年後、同じく、らくだ・こぶにの書かれた文章を読んで、納得したのだった。 ‘80年だから、古い話だが、あるところで[三日月形の激情]という文を書き、タマリ氏のこと、この絵のことを述べている。

 北欧の昔話などと比べると、はっきりわかるが、北欧は、スケールの大きさはその自然にあり、人間の力の及ばない自然への畏敬の念がにじみ出ていると思う。この千夜一夜となると世界で一番古い民話集といわれているだけあって、長い年月語り継がれ、練りに練られた完成品ともいえる。
 「ひらけ、ごま!」の呪文で、岩が開き、中から金銀財宝が現れるなんて、どんな子でひきつけられる光景です。それを息を呑んで木陰から見つめ、思わぬ財宝を手に入れて、どきどきするアリババ。アリババ夫婦とカシム夫婦、盗賊のかしら、そしてモージアナ。それぞれの人間が興味深く関心を引く。

 ただ、ほとんどの子が、絵本や名作・・・の形で、この内容に接している。どんな話でもそうであるが、「あ、この話、もう知ってる」と簡単に言ってしまう子は、私は、余り信用しない。こうして折角その入り口に立てたとき、興味を持ってより深くその世界をのぞけるように、アラビアン・ナイト(岩波少年文庫)くらいは用意しておいてあげたい。

 ―――ぼくは、とうぞくのかしらです。むちをならして、すごいはくりょく。ぼくは、いかにもおごそかな声を出して、「オープン セサミ!」といいました。カシムに思いっきりおそろしそうな声でいってやった。ちえをつかったけど、まけた。殺されるときは、とっても苦しかった。―――K君(小5)

 ―――小さいときから知っている物語なので、入りやすかった。アリババの話の中で、一番好きなところは、なんと言っても、魔法のことば、[開け、ゴマ]なぜゴマなのか、わからないけど、ごまのような小さいものだから、よりその力が不思議に感じられるし、親しみやすく感じられる。
 モージアナが盗賊のかしらをやっつけるところ、特に知恵を使って倒すところがすごい。小さいときからこのところがス好きだった。何度聞いても、スリルはあるし、登場人物もはっきりしていて、面白い。―――N君(高1)
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