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明日だっ！！！
～ﾄﾑ･ｿｰﾔ通信⑥～
昨年ジョン万次郎のライブラリーが発刊されてから、
国際交流参加者の課題図書が、『「民際人｣中浜万次郎の国際交流』
という本になりました。知識人中の知識人、日本の宝物、鶴見俊輔
（戦前にハーバード大卒･大評論家・知らない人は調べてね）が
ラボっ子のために書き下ろした本です。
ラボの創設者である、詩人・谷川雁との深い親交の賜物でもあります。
その本を、こいちゃんが読んでいて気が付きました。
「ジョン万次郎、ゴールドラッシュの時に金を掘りに行った。
トム・ソーヤのセントピーターズバーグ、ゴールドラッシュの前だ！」
そうです！！！
ジョン万次郎は1827年生まれ。マーク・トゥエインは1835年生まれ。
まさに同時代人なのです。
大草原の小さな家のローラは、1867年生まれなので、一世代後です。
まだ水道も、もちろん電気も無い。蒸気船が最先端で、セントルイスの
裁判所の屋根がトタンであることさえ贅沢な時代のお話しです。
アメリカ人が憧れる、古き良きアメリカ。
マーク・トウェインは、素晴らしい子ども時代をすごした後に、
夢をかなえ、水先案内人になります。
が、程なく南北戦争に巻き込まれ、ゴールドラッシュの波に乗り、
金発掘に参加し、大失敗をします。
万次郎が幕府のお抱え役人に取り立てたられたころ、泥まみれだった。
さまざまな職を転々とし、後に文筆業に活路を見出すこととなります。
ローラもそうですが、散々に苦労した後に思い出す子ども時代は、
ことさらに眩しいのでしょう。
トム・ソーヤの輝ける子ども時代は、本当に短い。
私たちの子ども時代がそうであったように。
大人の世界に足を踏み入れる直前の中学生達に、子ども時代の最後の
きらめきを見ることができるかな？
大人になりたくないのは幸せな子ども達。
それでもどうしても大人にならなくてはならない。その名残惜しさ、
少し切ないような感じが見えますか？
本人たちに自覚はないでしょうが、もう少し塀塗りをしたい子どもたちの、
遊びへの名残惜しそうな様子が、子ども時代とのお別れの
ように見えてきたのでした。
この発表を終えて、頑張った中学生たちは、さらに輝かしい大人への
第一歩を踏み出すことでしょう。
もう少し小さい人たちは、もっと楽しい子ども時代をしばらく送るでしょう。
子ども時代の幕開けの人もいます。
本人たちが、あの時が子ども時代だったと気が付くのは、
ずっとずっと後のことでしょう。
一緒に頑張ることのできる仲間たちと言いたいことを言い合って
一つのことを成し遂げることができた環境を、大人になってから懐かしく
思い出し、また、このことが将来にわたって拠り所となるとよいな。
もう、私の出る幕のない発表を見ながら、しんみり考えます。
今の状態でできることは、全てやりました。
さて、とうとう明日です！
ここまで来たら、もう緊張してません。
明日は、お伝えしましたとおり、電車の時間を一つ早めます。
7:39市川塩浜発、8時半現地集合
です。早いですが、宜しくお願いします。
Ｔシャツ・水筒･ちょこっとおやつ・お弁当、持ってきてね。
はだしでやります。アルフレッドも。
あと心配なことは、みんなの体調だけです。元気で来てね♪
そして♪ 発表が終わった後、とても楽しみにしていることがあります。
素語りが出来るくらいまで、聞いて聞いてきたトム･ソーヤ。
ローマ字をならった子ども達と、英文を読み進めて行きます。
この作業がとても効果的であることは実証済み♪
子ども達のシナプスの繋がる音が聞こえてくるようです(^ ^)/ |
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