幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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Welcome!
2003年11月


今日は朝から小学校の職員室の雰囲気がいつもと違っていました。先生方はみんな背広にネクタイ、スーツ姿でドレスアップなさっていて、私はいつものラボTシャツに紺のジャケット姿・・・う~んどうしよう?でも一応ジャケットだから襟もあるし、こどもたちもいつものまんぎょう先生がドレスアップしていたら、きっとやりにくいに違いないといいきかせて、公開授業に挑みました。

 午後の5時限目、2年生、4年生、6年生の英語活動が、同時に行われました。2年生は、非常勤講師+担任、4年生が外国人教師+非常勤講師+担任、6年生は非常勤講師+担任というティームティーチングのスタイルでした。私は6年生の対応でした。現6年生は、5年生の時、ラボの「てぶくろ」のメイキングを楽しんでいます。ウクライナ調べや絵本の紹介などこどもたちと、テーマ活動を楽しみました。今度は「きょうはみんなでクマがりだ」を、一コマ45分×④時限で発表するという目的で取組んでいる3回目を公開授業としました。
 
 参観者は、近隣の小学校の先生方60~70名だとお聞きしました。あとの全体会の質問者のなかには、高校の先生もいらしていました。一クラス30名のクラスにそんなに~?と思いましたが、実際にやってみるとあまり気になりませんでした。

 いつも思うのですが、やはり、こどもは本番に強いものですね。一番緊張していたのは私とパートナーの担任の先生だったように思います。(けっこう間違ってしまいました!)

 指導案の内容は、クマがり3回目ということで、4回目の発表会にむかって最後の仕上げをしているところです。だいたい英日ではいっているので、音楽CDにあわせながら、ビッグブックでおはなしたどり。ほらあなのところでちょっと一休みして、"What's that?"ゲーム。ここで学年の先生手作りによるゲームボードの登場!紙芝居のようなボードにドアが数個ついていて、ドアの向こうに大きな絵があって、それが何であるか当てるゲームになっています。"Open the door, No.2" といって②のドアをあけ What's that? It's a ~! Shut the door.とクマ登場から ドアの開閉の部分を楽しんだ後また、お話に戻っていきました。

 2回目の授業のときにつくった場面を確認した後、各グループ(草はら・川・ぬかるみなど)からの場面手なおしのあと、英日CDで元気よく場面づくりを楽しみました。大勢の参観者がいても結構いつものように動いていたように思います。(発表会が来週ということを意識して、あえて、会場にいらっしゃる先生方を観客にみたててみました)

 授業がおわり、全体会がおこなわれました。研究訪問された先生方は、ほとんど小学校の国際理解担当、英語担当の先生方のようでした。質問が、現場でそういった状況にないとでないような具体的な質問ばかりだったからです。

 例えば、打ち合わせの時間の持ち方について、授業を組み立てる時間はどこからどうやっているのか。英語活動の時間はどの時間としてカウントするのか(総合的な学習の時間なのか、生活科の時間なのか。)担任、外国人講師、非常勤講師の誰が授業のイニシアティブをとるのか。職員の意識の差(消極的だったり否定的だったり)があった場合どう克服など ほかにもさまざまな質問がありました。これに対し、公開した側の先生方は実に立派に応答されていました。

 まとめに、元中学校でも英語を教えられていた先生(先に私の授業を見てくださって鳥肌がたったと握手してくださった先生です)が、「今回のH小学校の公開授業を通して・・・6年生のクマがりの授業では先回参観したときに身震いをしました、なぜ、そうなったかを考えてみますと、まず、先生方の情熱をあつく感じたことと日本語と英語でチャンポンになっている(笑)のですが、じつにこどもたちが楽しそうにしているところに思わず身震いしてしまったんです。これをみて、中学校の授業の現状を再考していかなくてはならないと思いました。授業方法を改善しなくてはいけないと・・・」

 実際問題として、中学の授業を変えるのは大変なことです。私も教育実習のとき、自由に授業を展開していくことの難しさを感じました。でも、少しずつ状況は変わっていくのかもしれないと思いました。こどもの正直な反応が状況を変えていくのだと思います。私達ラボテューターは比較的そのセンサーがはたらきやすくなっていて状況に応じ展開を変えていきますよね。適応していく力があるのではないでしょうか。その適応の仕方をちょっと 教えれば、現場の先生方は、それぞれの専門の立場でその力を発揮されていくように思います

 今回の公開授業を通して、また、あらたなラボの魅力に気がついたといえます。そのような機会にめぐまれたことに感謝し、また、こどもたちが自由にのびのびと英語活動できるようにお手伝いしていけたらと考えています。

 最後に、担任の先生がお書きになられた文を許可を得て、掲載したいと思います。ご意見ご感想などいただければ、励みになります。よろしくお願いします。
 小学校 R.K 先生の指導案から 抜粋 

1Topic 題材 お話をたのしもう

2Special Features 題材について

 本校では年間活動計画において、各学年に絵本を読み聞かせたり楽しんだりする活動を設定している。幼い子どもが言語を習得していく過程における絵本の効用はいうまでもないが、絵を見ながらお話を聞くことで英語表現を音の流れとして聞いたり、英語の持つリズムやイントネーションを感じたりすることが出来る。特に絵本の英語は推敲を重ねた洗練されたものであることが多く、子どもたちに触れさせるのに適していると思われる。親しみやすいリズムがあり繰り返しのセンテンスが多いものを選択することで、言語習得に不可欠な反復練習をあまり意識させずに行うこともできるのである。

 低学年のうちは周りをあまり意識せず多少わからないことがあっても楽しそうに学習に参加する子どもたちも、高学年になると曖昧さに対する耐性が弱くなり、十分理解できないと不安感を募らせ、人前での発話に抵抗感を持つようになってくる。また、子どもたちの個人差が現れてくる。これに対して、お話を劇化する活動では、言語活動自体に意識を集中するのではなく、みんなで一つのものを作り上げるプロセスを楽しみながら、たくさんの英語に触れさせ表現させることができる。そこでは単語量の個人差にとらわれることなく、発表という目的に向かって必然的に繰り返して聞き、大きな声で発話することに取組めるのではないかと考えた。また、言葉だけでなく身振り手振りや表情などを工夫して意思を伝達しようとする態度の育成を図ることは、外国語能力の基礎の育成および表現力等のコミュニケーション能力の育成にも大いに有効だと思う。

 指導にあたっては、あくまでも英語の音やリズム・イントネーションに慣れ親しみ体を動かし楽しみながら活動することを目的とし、正確さを追及しすぎないよう心がけたい。そして「英語で言えた」という疑似体験から満足感と達成感を味わわせ、意欲的に英語活動に取組む態度につなげていきたい。後略

・・・・ラボ以外の方による「お話を楽しむ」ことの意義を 第三者の目でこのように分析してくださったことが とても嬉しかったです。

長い日記におつきあいくださり ありがとうございました。
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