幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ラボ・テューターは先生じゃない

先日、ラボとは関係のないある取材を受けました。
そのときにわたしの職業の紹介をどう書くか、と言う話になりました。

「テューター、ですか・・う~ん、これでは上司のチェックが入るかも。
先生、でもよろしいですか?」

―「う~ん、先生ではないんです。何も教えていませんので^^;」

「では、日本語に訳すと?」

―「指導者、という意味らしいんですけど。」

「はぁ・・・じゃぁ、ご自宅で英語を教えていらっしゃる、で?」

―「・・・まぁ、適当に^^;」


ラボ・テューターという仕事に就いてからたびたびこういうことがあります。
「すごい!英語教えてるなんて。英語ペラペラなんや~。」と言われるたび
肩身の狭い思いをしてきました。
教えてもないし、ペラペラでもない^^;
じゃぁ、詐欺か!?なんて言わないでください。

前期テューター・スクールと言う、パーティ開設前の研修で
事務局の方にいちばん初めに言われたこと。

「ぜったいに、英語を教えようと思わないでください。」

あの時の戸惑いと衝撃を今でもよく覚えています。
英語を教える仕事を求めて、ココにたどり着いたのに!?
しばらくはその意味が全くわかりませんでしたし、
じゃあ、どうしたらいいんだろう・・とずっと悩んでいました。

わがパーティもやっと1歳の誕生日を迎えました。
ようやく、このことについて、
自分のことばで語ることができそうな気がしてきました。
正解かどうかはわかりませんし、正解があるのかどうかもわかりません。
ベテランテューターにお叱りを受けることがあるかもしれませんが・・
あくまでもおみや個人のテューター論ということで、ご了承ください。

つまり、

大人には、こどもに教えてあげられるようなことなど、ひとつもない。

ということです。

こどもから教えられることはホントにたくさんあるんですけど。
唯一あるとしたら、自分の失敗談を話してあげることくらいでしょうか。

でも、こどもたちは自分がそんなにすごいなんて思っていないのです。
自分の素晴らしさに気づいていない。
それどころか、自分の悪いところばかりを気にしていたりするんです。

わたしの仕事は、そんなこどもたちの「すごいところ」を見つけて
「すごいね!」と言ってあげること。それだけです。

そのために、わたしは年甲斐もなくこどもたちに混じって
歌い、踊り、ゲームに興じ、物語の中に入り込んで動物になったり、
おじいさんになったり、木になったり、怪獣になったりしながら
こどもたちの様子を目を皿のようにして観察し、
耳をダンボにしてこどもたちの発言を必死に拾い集めます。
大人のカタイ頭では理解できないことは、話し合ってどうしてそう思うのか
どうしてそんな表現になったのか、宝探しをするように堀りまくるのです。

そして、「へぇ、すごいねぇ。」と言うのです。

そうすると、こどもたちは「へぇ、すごいのか!」という顔をするわけです。

「そう、すごいのよ。」という顔を返すと、こどもたちは笑顔になります。

こんな、素敵な仕事をさせてもらっています。

でも、自分の子に対して、常にそういうことをするのは大変なんです。
お母さんってホントに忙しいんですから。

よく、「ラボ・テューターはもうひとりのお母さん」ということを耳にします。

週に一度お子さんを預かって、お母さんの代わりをさせてもらっているのです。
あくまで、代わりです。お母さんにはなれませんから^^;

自分の子にはやさしくできないけど、よその子にはやさしく、
気長に接することができる、という経験をされたこと、ありませんか。
もうひとりのお母さんだからこそ、できることがあると思うのです。

じゃぁ、自分の子はどうしているのかってことですよね。
自分の子は、ラボに来ているよその子たちや、
そのお母さん方がちゃんと見てくれています。
もちつもたれつ、です。

そういう輪が、パーティにあり、地区にあり、全国にあり、世界中に広がっています。
ラボではみんなで子育てをしているんですね。

ですから、わたしひとりの力なんて、ホントに小さい小さいものなんです。
「何も教えていない」というのはそういうことなんです。

ラボにこどもさんを預けてくださっているお父さんお母さんには
うちの子をよろしくお願いしますと、お願いしたいのです。

まだラボにご縁がないお父さんお母さんには
ぜひ、この輪の中に入ってみませんかと、お誘いしたいのです。

そして、何か素敵なお仕事をしてみたいと思っている方には
ぜひ、ラボ・テューターになってみませんかと、おすすめしたいのです。

34歳、折り返したか、まだ折り返していないか・・
あと約半分の人生、とっても楽しみなのはラボ・テューターであるから、
と言っても過言ではない気がします。

ご感想、ご意見などありましたら、ぜひぜひお聞かせください。
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