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ジュリアス・シーザー発表終了!達成感! 12月24日 (木)
取り組む、と決めたときには「なんでこんな無謀なことに挑戦しちゃったんだろう」と正直なところ思っていた。
他のテューター方と喋るときにも、「実は今、ジュリアス・シーザーやってて」と、言うの恥ずかしいなと思っていた。
大失敗したらどうしよう。そんな風に、とてもビクビクおどおどしながら、私の「ジュリアス・シーザー」は始まった。
CDは持ってたし、何回か聴いたことはあった。
でも、いつも途中で集中力が切れてしまい、しっかり物語を理解していなかった。
だから、最初に抱いていた印象は「複数の人間がボソボソ喋る(おそらく陰謀を話し合う場面)」「演説を聴いていた人たちが、エキセントリックに騒ぐ」物語。
・・・間違ってはいないけど、大事なことはなにも分かっていなかったのだな・・・

分かっていなかったから、たくさんCDを聴いた。
ジュリアス・シーザーに取り組んだ先輩の話も聴いた。
資料もたくさん読んだ。原作本(日本語だけど)も買って読んだ。
史実を知って、私はこの物語にハマった。

パーティの大学生たちが、最初から危機感を持って本気モードで取り組んでくれたのがありがたかった。
ある大学生は、古代ローマの歴史の授業をしてくれた。「これが分かってないと、物語が理解できない」といって。
講義を聞きながら、みんなでわいわいと
「じゃあシーザーはまだ何も悪いことしてなかったの?可哀想」
「現代で例えるなら…総理大臣の○倍さんを、側近たちが刺す、みたいなことなのね」
「アントニーは秀吉みたいだって思った」
などと、自由に語って、そのあたりから楽しい空気が出来上がっていった。
毎週、登場人物のひとりにフォーカスしてキャラ分をした。
台詞、立場、史実、原作、色んなところから分析していくのが思いのほか楽しかった。
大学生のひとりは、「あの時間が毎週とても楽しかった。あの場に居なかった子はすごく損してると思う」と言った。

高校生たちの中に、シーザー、アントニーといった主要キャストを志願した子がいた。
自分の限界を超える挑戦。
本番は完璧ではなく、悔いは残っているようだけれど、達成感も大きいようだ。
悔いの部分も、必ず次に繋がる悔いだということは見ていて分かる。
目標には届かなかったが、自分の限界の幅を大きく更新してくれた。嬉しい。

中学生たちのモチベーションが心配だったが、しっかりCDを聴き込んで、頑張っていた。
「今までで一番聴いたかも。楽しかった!」という子。
市民の役で、掛け合いが難しかったが、CDそっくりの声音で台詞を言っていた。

反省会も、いつもは発表会のあと30~40分くらいで、会そのものの反省と共に済ませてしまうが
今回は別日をとってじっくりと語り合った。反省、というより「振り返り」。
全員が、楽しかった、達成感があった、と嬉しそうに話すなんて、初めてかも。

観る人がみたら、まだまだ粗の目立つ発表だったかもしれない。
でも、今の私たちにはこれが限界。
自分たちの精一杯を出し切った発表だった。

この発表を、小一時間じっと観ていた小学生(観ている態度が本当に素晴らしかった)たちの中から
将来「ジュリアス・シーザー」をやりたい。という声が上がったらどんなに嬉しいだろう、という夢を今、みている。
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