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ライブラリークイズをみんなで考える。「かんたん」コースはかんたんだとおもっていたけれど、こどもたちは結構難儀している。ことばをいっぱい蓄えている子、だいすきなお話であったとおもわれるのに、ことばをききおとしている子、いろいろ。もっているライブラリーもあるよ、とヒントをあげて、来週までにやってもってくることに。10個以上できた子には「中級コース」を渡す。
今日はスペイン語の歌、と二つおしえたけれど、なんと、スペイン語SBのCDが、デッキに拒否されて、音がでない!しかたなく、ちがうSBをふたつ。peanuts butterと
John Brown’s Baby。
「わだつみのいろこのみや」
後半をやることになっていたが、二週間あいてしまったので、5からやることになった。役をきめなおして、こどもたちのリクエストで、前回は、いろこのみやについたところの絵をかいたが、今日は、このおはなしのいろいろな好きな場面を描く。みんなこのあとテーマ活動をしたいので、ささっとかきあげている。自分のイメージをぶつけるかんじで。前にでて、自分の絵の説明。自分がおはなしの場面からきがついたことをかいたところなど説明する。今日は、遠慮する子はだれもいず、みんな得意になって説明してくれる。(お話の順に)
K:ホオリとホデリがたき火の火をかこんで(人物はえがかれてないが)、ホオリは弓や矢をつくっている。とおくには、海につきだしている岬がみえていて、ふたりは「あの岬でお父様とお母様のコノハナサクヤ姫がであったんだよ」と話している。山と海にめぐまれているお話の舞台がつたわっていくるね!
I:豊玉姫がいろこのみやを歩いている。姫は道の上をあるくが、両側には魚がおよぐ海がせまっている。というか、姫があるくところには、道ができる」そうである。
Mi:のどに針がささって、いたがっている鯛。おうちにこもっている。
Yk:人物はえがかれていないが、ほおりと豊玉姫がむかいあっている席にごちそうがいっぱい!何のごちそうだろう?みんなは「きんめだいの煮つけ」「刺身」「くじらの肉!」」と、いうけれど、もちろん、描いたYkは「ちがうよ!」といっている。ちかくには喉に針が刺さってしまってこまっている鯛がおよいでいる。
Tk:喉におおきな針がささって、赤くはれている、鯛。ていねいにウロコをかき、今日は鯛の役をやるそうだ。
Uk:いろこのみやで、玉座にすわった海の王が魚たちをまねいているところ。かべはところどころガラスになっていて、外側は海水になっていて、たちのぼる泡がみえる。玉座がとてもすてきにかかれている。
Ay:海の王が魚たちを召した時には、こんなふうに、色とりどりの魚が集まってきたと思うよ!
Yj:最後の場面。ホオリが海岸でトヨタマヒメからの歌をよんでいるところ。(どんなふうにかんじているのかな?かなしそうな顔をしているけど・・)海岸にはおおきな岩、せまっている山も岩山である。
みんなの絵を壁いっぱいにはり、すっかりイメージができたところでおはなしを動く。
こどもたちが自由に自分の考えで動いていくのにまかせる。海のイメージをひとり表現しつづけるYjはシオツチノオジになって、ホオリの前にあらわれる。竹をあんだかごが矢のような速さで海をいくところは、前回と同じですごい勢いで手をつないだみんなが走っているので、どうも海の上をいっているかんじがしないが・・。竹を編んだというところは、みんなの手のつなぎ方を工夫していておもしろい。楓の木にかくれるホオリが鉢の水の中にあかい玉(なぜ赤いのか?)をおとすところはイメージできている様子。そのあとの龍の舞が二人づつぐらいで、好きな格好の龍をやってたのしんでいたが、ホオリが「ため息」をつくところはその楽しさでふっとんでいた。ここら辺の気持ちを次回やるときはみんなで話し合ってみたらどうだろう?シオフルタマとシオミツ玉の楽しさ、はやと舞はみんながいっしょうけんめい「こんなかな??」とたのしんでおどっていた。最後のYj君が描いてくれたトヨタマヒメの歌がとどくところは、あまりイメージしていないようす。サメでしょうか?海亀でしょうか?ではこんできたところをやっていた。
今日はひとりひとりの感想をきけなくて、そのかわり、テュターから、「このあと、とよたまひめはどうなったとおもう?」「陸にすむもの、海にすむもの、それぞれの定めがございます。おわかれのときがきたようです」って、どういうこと?と質問。
古事記の世界をしらべたりよんだりしてきたYjと、Ukが、とよたまひめが陸にあがって、ホオリの子をうんだこと、夫のホオリにワニの姿になったのをみられて、海にかえってしまったことを話してくれる。テュターが昨年北海道大学の博物館でみた「トヨタマヒメ」と名のつけられた、浪速の河口から出土した巨大ワニの化石の写真をみんなでみる。でも、海の姫と山の神の子孫が天皇となって、日本を治め始めたことをつたえると、「日本人って、海と山と両方からきたんだね」というこどもたち。神話の中で「見てはいけない」といわれてみてしまうのは、いつも男のほうだね!なんか、にてるね!とするどい指摘をするIちゃん。(なるほど)
クリスマス会で発表するおはなしは、4つのおはなしそれぞれに「やりたい」があがったが、同人数だったので、じゃんけん勝ち抜き戦で「わだつみのいろこのみや」になる。「10回はきいてこよう!」と自分たちで約束。おはなしをきいて、もっと、いろいろ発見してきてほしい。
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