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第48回 静岡県母親大会に参加して 05月16日 ()
 今日、私は、以前より知ってはいたが、なかなか話を聞くチャンスがなくて今日まで来ていた、清水真砂子さんの話を聞きたくて、菊川市の小笠高校にやってきた。4月頃手にした母親大会のチラシでしったのだ。とにかく話を聞きたくて、菊川市までやってきた。100人収容の会場に180名。私は、壁際に立っての聴講となった。

(午前中の分科会) 

    清水真砂子さんが語る
       《よろこぶ力・かなしむ力・人とつながるために》

清水真砂子さんは、「ゲド戦記」全6巻の翻訳者。 掛川在住の翻訳家・評論家である。ご主人とのエピソードも間に挟みつつ、(これが結構おもしろかったのだが…)〝子育て”の向かうべき方向を示唆して下さった。

~話のメモから~

 最近の若い子は、情報の多い中で育ち、その情報を、自分をくぐらせないで、発信する。また、大人が、子どもにケンカをさせる前に、それを止めてしまっている。しかし、喧嘩して、それを解決していって人と関わることを学んで行くと思う。

《一人の時間を大切に》

 ランチメイトという言葉を初めて聞いた。1人で食事に行ケないと・・。誰かいないと、1人トイレで昼を食べるのだそうだ。だが、人の成長は、一人のとき、いろいろ悩んで考えて、そこから何かをつかんでいくので、1人でいるのはいいことなのに…と。
悩む力・苦しむ力・傷つく力はマイナスではない!と訴える。落ち込むことは必要なのだ!
 でも、リストカットを繰り返すのは、悩む力がないということだと。あるところまで行くと、考えることを、悩むことを放棄してしまうことだから…。そこから逃げて距離をおこうとする行為だから…。
 完全なものなどない!あれば、それはうそだと思う。だから、間違いに対するおびえなど、持たなくていい!!間違いを恐れるのは、そういう子にした大人の責任だと…。
 また、とげのあることばを排除する傾向があるが、とげは必要だと…。人と人がまっすぐに向き合わなければ、コミュニケーションは成り立たない。孤独を知ってこそ、ひかりを見いだすことができるのも同じだと。
 大学の清水研究室は、「安心して真面目になれる場所だ。」と、学生が言った。今は、軽い乗りがよしとされ、〝真面目”がタブー視されているのを、この言葉が表わしていると思った。

 最近の本のこと。書店に、危ない本が出回っている。それは、『話が途切れない66の話』とか…。妙に話が途切れることを恐れるかのように、売れているらしい。しかし、心が豊かになるってどういうことなのだろうか?1人になるのは悪い事?寂しいことなのだろうか。
 清水さんが、離婚した時、「寂しくない?」とか聞かれ、適当に答えていたが、小さい子に、聞かれた時に、本気で考えた。
マンデラ キムジハという 弾圧されてる人がいて、1人で独房に入れられている。日本人にもいる。1人になっても、自分の考えを貫こうとする人々と心で繋がっていると気づいた。決して1人ではないと気付いた。
 私たちは、〝幸福とはなにか”を考えたことがない。それを学生に尋ねたら、「おじいちゃんのトントンに生かされてたのかもしれない。」と言った学生がいた。
イベントと消費に踊らされている私たちは、刺激的なものを求める傾向にある。その行きつく先が戦争だと思う。平和なうちに戦争は、準備されている。効率、 成果を求められている 襞のない時代。でも、平凡な日常が、どんなに大切か!
 例に出された話。子どもをさらって、くらしていたが、見つかって引き離される時にうその母が言った言葉は、「この子、朝ご飯も食べてないんですよ。」だったという。大切な日常なのだ。
 あるお母さんが、子どもを産んだ娘に「赤ちゃんは毎日同じ繰り返しが好きなのよ。」と…。分かっている母、何よりのアドバイスだ。
 年寄りと子どもは似ていると、河合隼雄氏。中心から外れにいたほうがよく回りが見えると…。〝キラキラ”を感じたり、木の葉の揺らぎを感じたり、馬耳東風だったり、…人生そのものを楽しんでいる。
 また、綾小路きみまろは、そこらへんを良く見ていて、本当に人生を語るのがうまい!とも…。
 速読 とか、表現とか、言われるが、 発言しなくても、参加している
人はいる。人を育てるのは、〝物語”だと思う。沢山の物語に出会うとその人の物差しの幅が広がる。
 その昔、お遍路さんが子どもを連れて帰って育てるという風習があった。自分で育てられないので、他の人に子育てを託した母親がお遍路さんの通る道端に子どもを置いていくという。日本にも、そういう風習があったのだ。育てられる人が、代わって育てる。今の時代に必要なのではないか?
 今、親と子の線、1本だけ。自分がこんなことで困っていると、助けを求めるのも大切なことだと、清水さん。
山田まこと 『手のかかるこのそだてかた』は、ぜひ、呼んでほしいと…。

   〝子育ても、もっと頼ろう、周りの人とつながるために!”

 私は、自分にできることは何だろうか?と問ってみた。今すぐにできることは、ラボのお母さん方とより深く繋がること。
 そこら辺からかな…と思った。

 よし、明日のプレイルームでこのことを話そう!!っと。

 午後の伊藤さんの話は、・・・続く・・・
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