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今の時代だからこそラボ教育
~もうすぐラボは50周年~
昨年、井上パーティは15周年を迎えました。そして来年2016年、ラボパーティは
発足から50周年を迎えます。ラボの歴史は「物語」と「交流」で子どもの「ことば」を
育ててきた半世紀だといえます。
ラボはことばを単なる道具としてとらえ‘教えこむ’教育ではなく、心の表現として
のことばを自分から‘獲得する’活動を子どもたちが中心になって作り出す共育です。
子どもたちのそばにはいつもラボライブラリーがあって、聴いたり、読んだり、楽しむ
ことができる環境がある。自然なかたちで、子どもがいつでも世界の物語にふれること
ができるのが“ラボライブラリー”です。そして、このライブラリーを軸に“テーマ活動”
という独自の教育プログラムを確立し、グループ活動を通じて自己表現できる場をつく
ってきました。さらには、地域や国を越えた人びととつながる交流活動もあります。
こうしたさまざまな教育活動を重ねることで「心の表現としてのことばを育む」のだと
信じてこの50年間、全国のラボパーティでは活動をつないできたのだといえます。
少子化が言われ始めて何年もたっています。子ども人口が減少し超高齢化社会になって
きている今、社会の担い手である若者をどんな人間像に育んでいくかは福祉の問題同様
社会の課題です。
こうした時代だからこそ、人と人と生のふれあいの中で、子どもがテーマ活動、国際交流、
キャンプなどのプログラムに参加し、体験を通じて学び合える場、ことば(外国語)を
培い、人間力や社会力を育む現場は時代に求められているのではないかと思います。
また、国際化社会にあって、公的な小学校英語なるものも始まろうとしています。
そのことを見据た柔軟性と時代に合わせたやり方の研究は必要ですが、やはりラボで
しかできない‘総合的な教育プログラム’はこれまで以上に大切にしたいと思います。
◎母語そして英語の力、コミュニケーション力
◎セルフエスティーム(自己肯定感)、社会力、主体性、積極性、チャレンジ精神、
協調性、責任感、リーダーシップ
◎異文化に対する理解・寛容な態度、日本語・日本文化の理解・気づき
子どもたちが毎週ラボでやっているテーマ活動は上のようないろんな力を育んでいる
活動です。難しい文章になりましたが、今年はパーティ活動と交流活動をさらに充実さ
せていきたいと思います。そのためには、ライブラリーをしっかり聴くきっかけ作りと
環境づくりをパーティと家庭で励んでまいりましょう!!よろしくお願いします。
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