幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ホストや友達と
初めてのテーマ活動大会。
無事に終わったのも、実行委員の皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

《なぜエントリーしたか》
大きな理由が二つあります。
一つは、引き継いだ子供達に高大生がいたので、大きな舞台に立たせてあげたい事。
もう一つは、パーティの人数が一桁の頃、一緒にテーマ活動大会に行ったラボままから、
「あの舞台に立てるように、先生頑張らないと!」
と言われたことは、ずっと心にあって、密かに「いつか出たい」と思ってた事。

いざ、エントリーすると思うと、あの大きな皆のあこがれの舞台で、
大丈夫かな?と、不安もあったけど、テュータースクールの時に、
感銘を受けたチャンスメーカーでありたいですね。という言葉を胸に、
私が出来るのはチャンスを作ってあげる事だと思いエントリーしました。

《なぜこのテーマになったか?》
2年前引継後すぐにエントリーし、落選した時のテーマは『ブレーメンの音楽隊』でした。
さんざん話し合って決めたテーマではありましたが、自分たちで「小さい子でも楽しめるお話」
ということを条件に決めて、結局落選してしまいました。

落ちたら、心の片隅でほっとしたのと同時に、心から「来年もエントリーしよう!」と決心してました。
(たぶんこの時に初めて出る覚悟が出来たのだと思います。)
またその時に、どうせなら、高学年が心からやりたいお話でエントリーすれば良かったなという事を、
とても後悔したので、今回は「自分たちが本当にやりたいお話」かえって小さい子達だけでは、
取り組めないお話に皆で挑戦しようという事を、言ってテーマ決めに入りました。

テーマ決めに1.5ヶ月!!皆の中から上がった候補(ピノキオ、アリババ、たぬき、ゴーシュ)
を何度も動いて話し合って決めました。

《準備》

テーマに取り組み始める時期は
高学年はテーマが決まった10月半ばから。
1月から全体で始める時に、イメージを伝えられるように。
小学生は、1月から。
クリスマス発表に向けては、トーンの違った二つのグループを合同で、
お話の中で遊んだり、セリフを言ったりする楽しさを共有できるようにピーターパンをやりました。
幼児グループとプレイルームは、1月から。
クリスマス発表会に向けては、別々だけど同じ『うみのがくたい』に取り組んで、
楽器を作ったりして楽器に親しむようにしました。なぜか、プレイルームは皆乗組員が
幼児は魚がやりたかったので、小学生に船、高学年グループに波をやってもらって
うまく合同で発表出来ました。

《イメージの違い》
去年のクリスマス会で、高学年グループだけで発表をして、1月から全グループで取り組んだ
『セロ弾きのゴーシュ』。
高学年は、悩みつつも楽しく発表できたけど、小さい子まで入ったら
どんな風になるかしら...。と心配していました。

1月からの小学生グループのテーマ活動を見て、わくわくしました。
皆の動きが明らかにCDたくさん聞いてるなあと、分かる動きだったから。
幼児のYちゃんが、「これ、おみやです。たべてください。」と、
パーティに登場したときも、すごく嬉しかった。

小学生達の目線は、全体的な風景から表現されていました。
水車、トマト、川、洗濯物...。
話しだすとどんどんおままごとの世界のようになっていって、
この川を渡るには橋があって、賢治はこの畑で、他の物も作るんだよ。
賢治だって洗濯するでしょう。お花も植えないとね。かわいいお花がいいなあ...。
水をあげなくっちゃ。賢治は洗濯ものちょっとだらしなく干してるの。等々。
「いいけどねえ、賢治が帰ってくるのいつだった??」
「ああ、よるだった~。(がっかり)」なんて、具合です。

全体であわせる時に、役はあまり決まってない中、壁や窓を一緒にやろうという声かけには
「かべやだ~」「ドアやだ~」の、反応でした。

部屋の中を中心にじっくり、ゴーシュに迫って表現していた高学年グループ。
小学生以下のひろい景色(狸やカッコウが帰る山まで!)。
幼児は自分のやりたい役の世界をじっくり、ゆっくり。
プレイグループは、やりたい場面を繰り返し繰り返し。

本当にそれぞれの良さが出るように、実際に高学年グループのラボッ子が、
小学生グループにほとんど毎回足を運んで、小学生のイメージを高学年に伝え
、高学年で話し合い、できるだけ取り入れながら柔軟に丁寧に表現を考えて、
作っていきました。私が言ったのは、小学生に「つまんない!なんて言わせる
伝え方や表現はやめよう」「漠然と伝えてなんとなく壁やってじゃ、動けないよ」
「同じ壁でも納得できればできるから」「なにを表現したくて壁か、必然性があるか」

《言葉》
2007年から中島Tと、「大きい舞台で発表させたいね。」と、
南総テーマ活動大会を立ち上げました。
その時に発表したのは、「15少年漂流記」英語のみ。
この時、表現は随分話し合って決めたのに、英語だけで発表する事の難しさに
「唖然、愕然」。
自分のところだけしか覚えていない子がいると、とんでもないところでセリフを
言われたりして。そうすると、皆「いったい今、場面の先を言われてしまったのか、
前だったのか」「自分はどのセリフをどのタイミングで言えばいいのか」
皆目分からなくなってしまって...。
正直、しばらくは英語のみの発表は封印しようと思っていたのに、今回結局は、
ほとんど英語のみになってしまいました。
でも、その経験はとても役に立ちました。

焦って、英語だけにしない事。自然に日本語が抜けるときが来ますよね。
出来るだけその状態になるまで待って、英語だけにしようと思いました。

聞き込み表ー聞いた数シールを貼ろう。営業成績のように個人名を書いてそこに
聞いた数のシールを貼る。
皆本当に聞き込みがよく、それを張る事にとても時間を取られてしまうので、
切り上げてしまいました。
どうしても、47分のお話を全部通すとなると、本当に時間がないのです。
でも、1日広場で同じ事を中島Tもやっていて、5回でシール一つと聞いて、
うちもそれなら出来たかなあと、後悔。1月のみで終わってしまったけど、
皆がたくさん聞いているのが分かって、刺激されてたくさん聞くようになったと思います。

パーティの時は、全く全体とは関係なく、小学生グループは小学生グループが
やりたいように、楽しく表現を考えたり、キャラクターについて考えたり、
しながら毎回必ず1回は全体を通す。しかもやった事の無い役という事を繰り返しました。
(そのうちに、僕はこの役だけがいい!!という子が出てきますが、そう主張した子は、
どうぞ好きなのやってと言いました。)

小学2年生の女の子軍団が、セリフを言いたくて、
「今日はたぬきとねこ両方やっていい?」(1月15日)
「今日は全部の役やっていい?」(1月22日)と言うようになりました。
日本語はこの時点で、ほとんど間違わず楽しく言えていました。

2月の末には自然に、自分はこの役が良いなあと決まっていたと思います。
2月いっぱいは英日でやりましたが、時々英語のみのCDでも、
全然違和感無く出来ていました。

3月3週目から発表版(ねことたぬきのセリフのみ英日)。
ねこ、たぬきを英日にしたので、小学生はすんなり発表版に移る事が出来ました。

4月2週目から役ごとにセリフと動き確認。皆セリフはだいたい言えていて、
いつも小さい声で聞こえなかった子も、言えていたんだなあと、
感心させられる事もありました。
たぬきの英語、コンダクターの英語は、ちょっと苦戦。たぬきのYちゃん(3年)、
コンダクターのT君(3年)が、違う日にも関わらず全く同じ事を言いました。
「あ~もうっ。頭の中では英語もちゃんと言えてるのに!」
発表会では二人とも言えてました。

ナレーションは、新中1以上としてやってきましたが、合宿後、覚えられなくて苦しかった
新中1のSが、6年生のKに「一緒にやって!」とお願いしたのと、
それまで子ネズミだからナレーションやろうと誘ってたけど、かたくなに嫌がっていたMが、
やりたいと言って来たので、加わりました。

今回、新中1がナレーションで本当に苦労していました。
息子もその一人ですが、あと5行が覚えられない!
とにかく忙しい中、焦って聞いているのに、覚えられないんです。
苦しそうだけど、手伝おうか?と言っても、「いいよ」の一言。
そんな時娘(中3)が、「あのね、誰でもあと5行とか言うところが
覚えられないもんなの。もっと本気でやってごらん。足りないんだよ聞き方が。
何回も聞いて言ってるうちに、自分であっ山超えたっていう瞬間が絶対くるから。
そしたらもう忘れないから」かくして、息子含めてぎりぎり間に合いました。

《役決め》
役決めは大変でした。そもそもが佐藤パーティ、役をやらないという人を作って
やった事が無かったので、全員が「○○やりたい!!」と、
意思をはっきり表示して、役を決定しますと言った3月末には、
気持ちもセリフも十分みなぎっている感じで合宿に参加したのです。

頭の中に、せっかく皆こんなに頑張っているのに、他の役だったらしょげちゃうんじゃないか?
やりたい役じゃなくても、集中して30分お話を楽しめるだろうか?
役決めの時、私の頭をよぎったのは、オーケストラの楽器決めです。
台数の関係で、この楽器は何人までと言われて、泣く泣く楽器を移るより、
好きな楽器をやれた方が、楽しく続けられる。
小学生で初めての大舞台。好きな役を堂々とやらせてあげたい。
ただし、合宿までに全然努力の跡が見えない人は、こちらできめます。
という事にしました。だいたい希望通り決まりました。

《テーマ》
このお話のテーマとして、皆で考えた時、「ゴーシュの成長」
「動物達との交流でゴーシュが気づいていった事(教えられた事)」
などについて話し合いながら進めてきました。
やっているうちに私が思ったもう一つのテーマは、ジュニアオーケストラの発表を見て、
ゴーシュにもいろいろな一面がるけど、集まっている団員にもいろいろな
性格の団員がいて、それぞれが上手だったり下手だったり、パートによる違い、
華やかな音、地味な音、高い音、低い音とにかくいろいろな音が、全部音を出して、
合奏(オーケストラ)になるという事です。どれが良いとか悪いではなく、
どの音も必要だという事です。
『チリン』という一瞬でも、ずっとメインのメロディーでも、全体のオーケストラの中では、
同じくとても大切な音だと言う事です。
それが、全部合わさって、自分達の「セロ弾きのゴーシュ」になれば良いと思いました。
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