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トルストイの民話「エメリヤンと太鼓」の英語・日本語劇(ラボではテーマ活動
とよんでいます)の発表を終えました。
新一年生から大学生まで、超・縦長で取り組んできた道のりを
思い出すと、ここには書ききれないほどの
ドラマがありました。
難解な物語でしたが、
発表にこそ出なかった幼稚園児さんのクラスでは、さらりと
核心を突く「意見のやりとり」に、ぞわっとしたことも。
数年前、「信じがたいことが真実」という意味を持つ「post truth」という
ことばに出逢いました。
トランプ政権が、誕生したころだったでしょうか
「情報の海でおぼれることのないよう自分の羅針盤を持つことが必要だ」
という記事に、ラボの子たちを重ね合わせました。
ネットの世界ではなくリアルな空気の中で、自分の考えを発信し、
本物の「対話」を 繰り返しながら、低学年の子たちをリードしていく
そんな中高大生の姿に、今年もしびれました。
おばあさんの涙は、乾いたに違いありません。
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佐須&かわせみグループ作成「りんごろうそく」 The Birthday より
どんなに素敵な街頭のクリスマスイルミネーションより
みんなの方が 何倍も輝いていたラボのクリスマス発表会。
すばらしいなぁ。誇らしいなぁ。
物語っていいなぁ。自分に近づけて、これからも力強く生きてください。
電子メールやSNSが、普及して便利な時代には、なったけど
それでも、大事なことや自分の思いを 伝えたり、人を説得したりするには
直接、相手の顔を見ながら話し合うことが大切だよね。
自分自身の姿勢を心から伝えることにもなるからです。
高学年グループの「生命の女神ドゥルガ」の発表が終わった瞬間、
涙が止まらなくなり、困ってしまいました。
人と人との関係をめぐって、大きな変化の波が、押し寄せようが
この子たちは大丈夫! と、思いました。
それまでに費やした時間は、単に英語の暗記ではなく、
これからの生き方にも表れるような
深い話し合いが、積み重なっていると信じるからです。
どんなときにも、そっと支えてくださる保護者の方々にも、
たくさんの力を貸していただきました。
ことしもどうぞ、よろしくお願い致します。
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小5以上を対象に、京王多摩地区で
11か国15名の日本語留学生を招き交流会実施。
ゼロからの企画にかかわった実行委員もさわやかな笑顔で終了。
Cross-cultural Communication 異文化交流
草の根的な活動ではありますが
この日、出逢った国の方たちの文化を認め、日本人として、もっと日本を
語れる人にならなくちゃ!というきっかけをつかんだラボっ子もしました。
何気なく過ぎていく日々は
見方を変えるだけで、気づきの多い日に変わります。
多様性を認め、発信。
ところで
なぜ日本を留学先に選んでくれたのでしょう。
今後、新聞に目を通すときに
「留学生」「技能実習生」などに関するキーワードに目が留まり
より身近な問題として考えられそうです。
JASSOによると2017年度の外国人留学生は26万7千人。
この5年で、6割増と受け入れは、年々拡大。
2020年を目指した国の30万人計画は着々とすすんではいますが・・・・。
インドネシア、スリランカ、アメリカ、マダガスカル、メキシコ、ペルー、UAE、ヨルダン
ネパール、韓国、アゼルバイジャン から留学しているみなさんと
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クリスマスイルミネーションが見られる時期になりました。
わけもなくウキウキ。♫
小学生以上のグループは、熱いQちゃんのテーマ活動(英語劇)を繰り広げています。
この写真の低学年さんは、「1話 正ちゃんへのプレゼント」のグループでは
ありませんが こんな風におうちでさりげなく使ってくれることが嬉しい・・・・。
3秒で覚えられる英文かもしれないけど、この子の中には、
Qちゃんが心をこめて正ちゃんに、プレゼントを探すあの
ストーリーが流れているのだと思います。
※ママに渡したメモより
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春の発表会が終わった。
「ヘルガの持参金」は、いままで取り組んできた物語とは、一風変わっていて
理屈抜きに、幼稚園児さんや小学生たちが生き生きと、ことばを自分のものに
していく様子がたまらなく面白いと思いました。
発表会の日、
ラストシーンを演じながら、すでに小学生たちには
続きのストーリーが出来ていました。
・その後、ヘルガは、まずしいトロールにやさしい女王になり、ラース&インジは、
かかあ天下に。中学生になったヘルガの息子とインジの娘が
あろうことか、恋に落ち・・・夏の夜の夢のように駆け落ちをする物語
・王様と結婚後、ヘルガは、なんだか女王になる稽古に飽き、旅に出たもの
・インジ&ラース夫婦はラブラブだけど、ラースはお城を羨ましがっている
ヘルガ&王さまの間に生まれた王子のはなし
・ヘルガと王様が冒険に出て、危険な動物から逃げに逃げるおはなし。でも
それは、結局、ヘルガの夢のおはなしで、王様に語る様子が、まるで昨年の
アリスのよう
・ヘルガの女王としての仕事に疲れ、元気がなくなっていく様子に
王様がお城の中のすてきな場所に連れて行ってくれる話し
・ラースは、結婚後もヘルガのことを思い続け、なんと生まれた子どもに
「ヘルガ」と名付けちゃったはなし
ほかにも
紹介できないくらいたくさんの自分のことばを紡いだ物語がありました。
絵や漫画で、表現してくれた作品も。
みんな天才だなぁ。
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はじめは、わたしが、Apple Bobbing やピニャータ、簡単なゲームを準備して
お菓子をもらってハイ!See you!でした。
子どもたちが少しずつ増えていき
自分たちでゲームを考えてくれるようになりました。
物語に出てくるモノに仮装して英語のせりふを覚えてくる
Who am I? ゲームは、長く続いていたような気がします。
メンバーも超・縦長になってきたため、ここ数年
Halloween Partyは、「小学生以下」と「中学生以上」に分かれて
楽しむようになってきました。
合同partyでは、いつもは中高生にリーダーの座を持っていかれる小学生たちも
一年に一度、幼児さんも巻き込む企画をミッションに
悪戦苦闘です。自分たちで考えて実行してみる、失敗の体験から
他の道筋をたててみる、こういうことが、本来の学びなのでしょう。
終了後5.6年生で片づけ撤収。「今日、自分は、どんなかかわりをしたか。
どんな気づきがあったか。それを、どういかしていきたいか」など、
振り返りの時間ももちました。
有言実行は、オトナでも難しい。
でも、意識して体験を重ねていく「場」だけはいつも与えていきたいと思います。
染地presents 【ブレーメンの音楽隊】
・ロバの粉運び
・ロバと飼い主の”力をあわせろ”
・ブレーメンをめざせ
・どうぶつの鳴き声さがし
・どろぼうのお宝ちょうだい
かわせみpresents 【3びきのやぎのがらがらどん】
・がらがらどんの”トロル玉入れ”
佐須presents 【大草原の小さな家】
・七面鳥をとどけよう
・火事からにげろ
・ミシシッピ川を渡れ
・クリスマスプレゼントをさがそう
・南と北で熱血バトル(アメリカの南北戦争)
・エドワーズさんのさつまいも送り
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異文化に興奮して帰国してから数週間・・・
すぐには、体験したことがうまく伝わらなかったり、自分の中で
考えがまとまらなかったり・・・でも、それでいいのだろうと思います。
このひと夏の思いは、ゆっくり熟成されながらおとなになっていくのでしょう。
10代前半の、反抗期真っ盛りの子たちが
知らないご家庭で一人、一か月を過ごして得たことは
こののち、彼らのどんな財産になっていくのか楽しみでなりません。
見えないように、でもしっかりと差し伸べられ、支えてくれた手の数々に
感謝したいと思います。
ひとまず帰国報告会を終えました。
~~~~『ニュージーランド交流』中2 ぽんた ~~~~~~~~~
「僕は、NZにホームステイしに行きました。気づいたことや、学んだことはたくさん
あるけど、特に思うことは、~ホストファミリィは、どうしたら喜んでくれるか~と
いうことです。
ホストファミリィは、ラボっ子の僕にとてもよくしてくれますが、してくれたことへの
感謝の気持ちをどうしたら伝わるか、よく考えました。
「すがたり」や「自己紹介アルバム」で伝えることができるし、ホストファミリィに
してもらった事に対して『全力で』楽しそうにする!!これが、一番ホストファミリィは
喜んでくれるのでは、ないでしょうか。
モノでは、なくて、気持ちの方が大事だなと思わせてくれたぼくのホームステイでした。
今まで思ったことのない気持ちに、気づかせてくれる、そんな、大切なホストファミリィに
出会えてよかったです。
世界は広い、日本はちっぽけな国(ずっと日本にいるだけでは)だなと思いました。
次にNZのホストファミリィに会いに行くときは、今回のホームステイでできなかったことや
伝えられなかったことを話そうと思います。
9/4京王多摩地区、帰国報告会より
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夏の夜の夢のストーリーを小学生に語る
「のんちゃんが、オギャ~って生まれてきたとき、私の目にも
誰かか、おくすりをぬったんだね。
最初に見たのは、おかあさんだから
あ~~~、だから、のんちゃんは、こんなにおかあさんが好きなのかぁ~~~」
小1のんちゃん、7月のラボカレンダーに登場。
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Alice:Excuse me,but why are you painting the roses red?
Spades:Shhhh! I don't want anyone to hear this,
but these here should've been red roses.
We put in white by mistake.
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親子クラス(プレイルーム)と、幼児グループには
子どもたちが参加のシールを貼る、いわゆる「シール帳」があります。
表向きはシール帳ですが、これは
わたしとお母さんの交換ノート。ラボにかかわらず、おうちでの様子などを
記して翌週、わたしが預かって帰ります。
わたしは、このノートが大好きです。
お母さんがお子さんの成長を日々願っている様子、
叱りすぎた日に、寝顔に懺悔する様子、ことばの使い方、面白エピソードなどが
さりげなく散りばめられていて、楽しみでなりません。
2歳になったばかりの桃ちゃんのママは、もとラボっ子。
身体の中にたくさんの物語が詰まっているそうです。
~~~12/3今週のノートより~~~
桃子が「ドリームタイム」を持ってきて「ききたい」というので久々に
聞いてみました。
このテーマ活動に取り組んだのは、たしか中3のころ。
そのときの印象と違って大人の立場(母親)になって聞いていることに
ハッとしました。
いつのまにか大人になっちゃった・・・と思った瞬間でした。
『おとなになるためには、この世に生を受けて以来、知った幾多のことを
忘れ去らなければなりません。
子どもになるためには、久しく忘れていた幾多のことを思い出さなければ
なりません。』
この序文にドキッとしました。
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