牟岐礼氏の講演会 |
10月22日 (金) |
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17日、東京支部テュ-タ-の会懇親会にて、『ひとつしかない地球』の制作に携わられた東京芸大教授で、作曲家の牟岐礼氏の講演会がありました。司会という立場から講演会前に先生とお話するチャンスにも恵まれ、また講演会では非常に貴重なお話をうかがうことができました。意外にも先生は50歳代前半とお若い方で、とても気さくな方でした。NHKスペシャル等、画像に曲をつけるお仕事など、またラボの『ノアのはこぶね』『バベルの塔』の音楽も担当されました。 ここでは私個人が印象に残ったことをお知らせ致します。
・心をうつ音楽には、共通のものがある。音楽の歴史をさかのぼるとその原点は、「ひびき」にある。・・・私なりの理解でしたが、非常に納得できるものがありました。個人的にもショパンのピアノ協奏曲などが大好きなので、思い当たることが多く感銘を受けました。 ・理論から導かれる作曲・・・過去の偉大な音楽家の作品全てを分析され、ルールに従って作曲をするということ。素人の私にも、作曲というもののしくみを少し知ることができました。 ・そして何よりも『ひとつしかない地球』の曲について、本当にこころをこめて制作していただいたということが分かりました。一流の演奏者たちによるオーケストラであったり、一流の歌手であったり...なんとなく聴いていたのですが、子どもたちの感性が育つよう、大人も味わえる本物の音楽であったことをあらためて知ることができました。 ・先生がラボをどうご覧になっているかというお話も興味深くうかがいました。その中で、ストーリー性のあるものの中で感じる「ことば」がどれほど重みがあることかという内容のお話がありました。「ことば」だけを単にとりあげるのではなく、物語の中で語ることの意義をあらためて再認識することができました。
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