幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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春爛漫♪桜、さくら、サクラ@英語が使える日本人@ 04月08日 (金)
 まじょまじょさんの日記の紹介(ご本人には断ってあります)。

 中国交流に参加して感じるものがありましたので、読ませて頂きました。
皆さんも是非・・・・。

 来年は是非参加してみたいと思います。40周年を来年に控えて、いかに社会にラボをアピールするかが課題です。参考になると思いませんか!!!!

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 文部科学省が平成15年3月に策定した「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」の取組み状況の報告とともに、英語教育関係者が一堂に集い、日本におけるさらなる英語教育の改善のための具体的な取組みについて意見交換を行う【「英語が使える日本人」の育成のためのフォーラム2005-変化する英語教育(教室英語から世界で使える英語へ)―】(東京ビックサイト)に参加してきましたので、できる限りご報告したいと思います。

 フォーラムのオープニングは、英語教育優良教育委員会・学校文部科学大臣表彰があり、その後、明石康氏(元国連事務次長)による「英語でも考えられる日本人」の基調講演がありました。「未来を生きるこどもたちを育てる立場にある皆さんに是非お願いしたいのは、こどもたちが日本語の豊かさ、日本文化の奥深さを誇りに思って世界に発信できるような教育環境を是非、整えていただきたい、ということです。国際社会の中で生きるためにはまずアイデンティティの確立が必至です。自分は誰でどこから来たのか、またどこに向かっているのかはっきりと認識する必要があります。言語教育は、深い洞察力と想像力、多様な価値観を許容できる柔軟性、相手を尊重する態度の育成、人間性豊かな教育がまず根底にあってその上で成り立つ事です。自分を表現する、また相手とのコミュニケーションをよりよくするために国際語としての英語の重要性は今後ますます増大していきますが、世界で話されている英語は何もアメリカ人やイギリス人が話すことばだけではありません。アジアの英語、ヨーロッパの英語、日本人の英語、どれもきちんと尊重されています。重要なのは、英語で何を話すのか、その中身なのです。英語であれ日本語であれ堂々と自分の意見を表明できる国際人になってほしいと思います。私は秋田の田舎の出身ですが、憧れとの出会いがあり世界に目を向けられるようになりました。そういう教育を受けることができたことにとても感謝しています。どうか、大人の皆さんが、こどもたちの憧のモデルになってください。そして一人でも多くのこどもたちができるだけ早い段階で憧れに出会い、その憧れに少しでも近づけるように努力し、自分の力を自分で伸ばしていこうと意欲的に自分の人生を歩んで欲しいと願っています」
ごく一部しかおつたえできませんが、地方に住むものにとってとても大きな励ましになりましたし、同時に人間の総合教育として英語教育を実践しているラボ活動の方向性が間違っていないな、と再認識できる感動的な基調講演でした。
 興奮さめやらぬうちに、その後すぐに文科省より「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」進捗状況の報告があり、そのうちの一つの施策、SEL-Hi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール/全国各都道府県におおむね一高校が指定されています)のなかから選ばれた滋賀県立米原高校(第1期指定校)の模擬授業が始まりました。



40人一クラス全員が参加しての公開授業は圧巻でした!テーマは「50年後の日本の未来」です。気候・人口・食物・交通・教育など、10項目をそれぞれのグループがリサーチし、パワーポイントを使って1分~2分のプレゼンテーションをします。



そのプレゼンに対してクラスメイトが自分の意見を述べる、というディスカッション形式の授業でした。(すべて英語)
 後で伺ったところ、特に英語課として入学を希望した生徒たちではなく、入学時は単語しか並べられない普通の県立高校の生徒だったそうで、「2年で、ここまでできるのか」、という素晴らしいモデル授業でした。何より高校生の堂々とした態度、輝く笑顔.、相手の言うことを尊重しながら、きちんと自分の意見を英語で表明できる力は素晴らしいと思いました。
 プレゼンの最後の項目が「education」でした。50年後の教育について意見を出し合い、最後のまとめとして担当教官が、「このビックサイトのステージで君たちが代表生徒として立てたことを誇りにし、50年後の未来に、自分達がどのように学んできたのかを自信をもって語って欲しい」と、英語でおっしゃいました。その時の生徒達の嬉しそうな笑顔に涙がこぼれました。
 ここまでの道はそんなに簡単ではなかったと思います。ですが、先生と生徒のたゆまぬ努力と信頼感、そして「こうなりたい」という憧れがあったからこそ短い期間であっても素晴らしい成果を挙げられたのだと思いました。 
 午後は分科会です。いくつかのセッションの中から選択します。パネリストは英語教育に造詣の深い先生方でした。出版された本でお名前を存じている方々ばかりでしたから、実際にご本人からセッションを受けることができてとても良い研修になりました。
 
私が選んだセッションⅠは、「アジア諸国における英語教育の現状と課題 -求められる英語力とその向上-」本名信行氏(青山学院大学教授)がコーディネーター、パネリストが吉田 研作氏(上智大学教授)他、セッションⅡー①「総合的な学習の時間における小学校英語活動を充実させるには」、セッションⅡ-②の「英語力の到達目標の設定が英語教育に与える影響-欧州などの事例を踏まえて-」コーディネーターは吉島茂氏(聖徳大学教授)パネリストは、金森強氏(英語力幻想の著者/愛媛大学ヨーロッパの英語教育の中で、「ポートフォリオ」のことが報告されていました。これは言語パスポートのようなもので、こどもがどのような英語教育を受けてきたのか、先生が替わっても適切な教育を施せるように、また英語で何を知っていて何ができるのかをこども自身が確認できる方法として国が作っているものだそうです。What I Know and I can do in Languages!いいなあ~と思いました。誰かに評価されるのではなく、自分自身でどこまでその言語を使えるようになったかをひとつひとつ自分で確認し、「こんなにできるようになったよ!」って、母語以外の言葉で話すことの自信をつけさせることができるなぁと思いました。もしかしたら数年後に日本でも取り入れられることになるかもしれませんね。
 ラボのこども達も、かなり高いコミュニケーション能力がありながら「英語を使える」ことの自覚がない子が多いので、もっともっと自信をつけさせてあげたいな、と思いました。
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このフォーラムは、今年で3回目。私はギリギリ申込で初めて参加しましたが、来年も3月末に開催されるそうですので、ご興味のある方は来年是非! 
今年のフォーラムの案内は、http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/02/05021002/001.htm
参加費はすべて無料。セッションひとつひとつ、素晴らしいのですが全部に参加できないので、何人かで参加するとお互いにシェアできていいな、と思いました。午後のプログラムはパネリストのプレゼンが終わるとすぐに意見交換も活発に行われますので、現在の日本の英語教育がどこに向かっているのか、また、ラボとして自分ができることは何か非常にクリアーになりました。来年、多くのラボ関係者がこのフォーラムに参加されることを願っています。
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