幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0446401
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ わたしから見たラボ・パーティ
 ラボ・テューターは先生じゃない
・ ラボみやぎパーティご案内
 ログハウスでやってるよ!
 はじめてのかたへ
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
英語幻想② 読み・書き・聞く・話すとは? 02月21日 (木)
英語幻想第2弾は「読み・書き・聞く・話すとは?」です。
このシリーズは、科学的根拠に基づくものでも
膨大なデータをもとに出された結果でもありません。
わたしが長年英語を勉強してきながらも
英語を満足に習得できていないと感じてきたこと、
ラボに出会ってことばとはどういうものかという
ものの見方ががらりと変わったことなどを通して、
わたしの「感性」がわたしに訴えかけてくることを
書き綴ったものです。
どんなデータ(数値)よりも、人間の感性が訴えることのほうが
わたしにとっては真実であると思えます。
ひとによって感じ方は違うと思いますが
わたしが感じたことを読んで、だれかの感性が何かを
感じてくれたら、ちょっとうれしいかなと思います。

「読み・書き・聞く・話すとは?」

英語教室のチラシなどで最近よく目にするのは
「『読み・書き・聞く・話す』の4技能をバランスよく習得できます」
という、うたい文句。
たしかに、それさえきちんとやっていれば英語はできるだろう!
と思いがちですが、果たして本当にそうでしょうか。

「ことば」は「技能」でしょうか。
「ことば」はその4つだけで成り立つものでしょうか。

たとえば・・・
日本人どうし、夫婦、きょうだい、親子、ともだちなど何でもいいのですが
けんかをしたり、意見が食い違ったりして関係がうまくいかないときがありますよね。
そんなとき、わたしたちは何を思うでしょうか。

「わたしがもっと日本語の文法を理解していれば、相手の意見をちゃんと聞けたのに」
「わたしの日本語の発音がもっと正確だったら、相手は誤解しなかったのに」
と思うでしょうか。

「わたしがもう少し相手の身になって考えていれば」
「あんなひどい言い方をしなければ」
「わたしにもう少し心のゆとりがあれば」
「相手の意見ももっとちゃんと聞くべきだった」
わたしなら、そんな風に思うでしょう。

ちょっと見方を変えてみると、
いまの日本の英語教育がちょっと的を外れているんじゃないか、
ということに気づきませんか?

そう、「ことば」は技能なんかではないのです。

その人自身がもっている「こころ」が表にでてくるときに
「ことば」となるのではないでしょうか。
だから、「ことば」は音声や文字で表されるものだけでなく
その人の「しぐさ」や「表情」、「感情」まで含まれるのではないかと思うのです。

たくさんの単語を覚えて文法を理解して発音を練習したところで
相手の心に響く「ことば」は生まれてこないのではないでしょうか。

とくに、こどもたちにとっては
表面的な「ことば」を習得させるより
内面の「ことば」を育てることのほうが何よりも大切だと思います。

わたしたちが「読む」ときってどんなときですか?
「手紙を読む」のは、相手の心をいただくということ。
「本・絵本を読む」のは、新しい世界を知るということ。
「新聞を読む」のは、社会を、世界を見るということ。

わたしたちが「書く」ときってどんなときですか?
「手紙を書く」のは、相手に心をおくること。
「日記を書く」のは、自分を振り返ること。
「本やブログを書く」のは、自分の想いを発信すること。

わたしたちが「聞く」のはどうしてか?
「相手の話を聞く」のは、相手をもっと知りたいと思うから。
「授業を聞く」のは、新しいことを知るのはワクワクするから。

わたしたちが「話す」のはどうしてか?
「自分のことを話す」のは、
自分がここにいることを知ってほしいから
自分が思っていることに共感してほしいから
自分のことを覚えていてほしい相手がいるから
伝えたいことがあふれているから。

どれも根っこはおなじです。
「こころ」が動かなければ、「ことば」は生まれてこないのです。

「ことば」は教えたからといって、覚えたからといって、
できるようになるものではないのです。

あなたのこどもが、ことばを話し始めたころのことを
字を書き始めたころのことを、ちょっと思い出してみてください。

けっして親が全部を教えたわけではありませんよね。

英語だって「ことば」である限りは同じだと思います。
「こころ」が動かない英語教育では
多少の英語は「言える」ようになっても
英語で「自分を語れる」ようにはならないのではないでしょうか。



 
ご意見ご感想などありましたら、【掲示板】か【メッセージを送る】
からお願いいたします。

次回は「あいさつするのは何のため?」
についてお話したいなぁと思っています。
 
>>感想を掲示板へ
Re:英語幻想? 読み・書き・聞く・話すとは?(02月21日) >>返事を書く
cherry♪さん (2008年02月22日 01時08分)

おみやさんの意見にざぶとん100枚!
まったく同感です^^
体裁だけ整えたって全く意味がないと
思います。(中身が伴ったうえでの
体裁ならそれはそれで素晴らしいと思うけど・・)

今日パーティに体験に来て下さった2歳の
お子さんはまだほとんど言葉が出ないそうですが、
ひな人形を見て「こわい」とお母さんに
はっきり言ったのでびっくりされたそうです
(「おかあさんもこわい」とも言われたそうですが^^;)。
本当に誰かに自分の気持ちを伝えたい、
知って欲しい、あるいは知りたいと思ったら
何としてでもそれを伝えようとすると思います。
このお子さんも、ひな人形の持つ独特のしんと
した雰囲気を「こわい」と感じて「おかあさんに
伝えたい」という感情から思わず言葉が出たのだと
思います。

英会話を暗記だけさせられた子どもが
「じゃあ、何か話して」と言われても
なにも話せないのも当然ですよね。
気持ちが伴ってないもの・・・
Re:Re:英語幻想? 読み・書き・聞く・話すとは?(02月21日) >>返事を書く
おみやさん (2008年02月22日 16時37分)

cottonさん

ざぶとん100枚ありがとう!
わが家に入りきるかしら・・・(笑)

常識とか当たり前と思われてきたことも
本当にそうなのか、自分でしっかり考えてみたい。
そこから始まって書き始めたシリーズです。
反応がいただけてとてもうれしいです^^

お雛様、確かに怖いかもね~。
日本人形を置いているお宅も最近見かけませんし。
この時期だけ箱から出てくるお雛様は
ほんとある意味怖いかもしれません!
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.