1日ひろば★大津由紀雄先生をお迎えして |
03月10日 (月) |
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関西支部のテューターが集まり、大津由紀雄先生のお話をうかがいました。
大津先生は慶應義塾大学言語文化研究所教授でいらして
近著に『小学校での英語教育は必要か』
『小学校での英語教育は必要ない!』などがあります。
そう、小学校での英語教育には反対されている方なのです。
今回、参加のテューターは同じく先生が編著された
『日本の英語教育に必要なこと―小学校英語と英語教育政策』
を読み込んで参加しました。
お会いするまでは
「どんな偏屈そうな教授が来られるのだろうか・・・」
と正直なところ不安に思っていましたが、
実際お会いした先生はとってもおだやかで
ユーモアを交えながら「ことばの宇宙をひろげる」ということを
お話してくださいました。
わたしたちが何気なく使っている母語である日本語について
たくさんの気づきを与えてくださいました。
感覚でわかる日本語の気づきをベースに、英語にも発展させて
双方の言語運用能力を高めてゆくのがよい、というお話でした。
その先生がラボ・ライブラリーは最適だ、
とおっしゃってくださったことをとても嬉しく思いました。
わたしにとっていちばん印象的だったのは
大津先生が「目的・目標はなんですか?」と問いかけられたことでした。
わたしたちテューターは、この問いを心にとめ、自分と向き合い、
ラボ・テューターであることを原点に戻って考え直してみる必要が
あるのかもしれないと思いました。
元ラボっ子であるという新人テューターが
「テューターがこれだけラボっ子のことを考えて
勉強されたりしているんだと初めて知りました。」
とおっしゃっていました。
そうなんですよ~。どのテューターも
悩んで、苦しんで、いろいろ考えて、いっぱい勉強もして
そして失敗も乗り越えて、どうやってラボっ子たちに
元気になってもらおうかと日々考えているのですよ。
最後になりましたが
財団法人ラボ国際交流センター東京言語研究所から
『ことばの宇宙への旅立ち―10代からの言語学』という
大津先生編集の本が出ています。
わたしも読みはじめたところですが^^;
中学生くらいにちょうどよい感じがしますが
お父さんお母さんに読んでもらうといいんじゃないかと思います。
テューターは1冊ずつお持ちだと思いますので
読んでみたい方はテューターに聞いてみてください!
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Re:1日ひろば★大津由紀雄先生をお迎えして(03月10日)
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サンサンさん (2008年03月19日 10時09分)
お久しぶり。
大津先生、面白い方でしょ。
☆「目的・目標はなんですか?」と問いかけられたこと、、、
↑これ、ほんとにそうですよねぇ。
ラボは何のために活動しているのか、、、
それがはっきりくっきり見えてこないと、
単なる踊ったり、わけのわからない劇ごっこをしている団体?
遊んでいるだけなのね?って
思われても仕方がないですよねぇ。
ラボはそれでなくても一般的にわかりにく~い活動ですから。
研修のいい課題になりそうですねぇ。
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Re:Re:1日ひろば★大津由紀雄先生をお迎えして(03月10日)
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おみやさん (2008年03月19日 14時10分)
サンサンさん
全くその通りですね^^
ご理解いただいている保護者のみなさんには
本当に感謝してもしきれないほど。
1年の初めのほうにいい課題をいただきました。
また寄らせていただきますね!
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