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ファミリーラボ「木とともだちになろう」 04月26日 ()
今日はファミリーラボ。子どもたちが大好きな岩屋谷公園に集合です。

最初はソングでカラダ慣らし。

"Hello"
タオルボールを投げながら。
"Seven Steps"
走り回りながら出会った人と手を合わせます。
"One little finger"
子どもたちと替え歌。
ceiling(天井)をsky(空)に、
floor(床)をnature(自然)に変えて。
ゆびさすものを色にして色鬼ごっこにしよう!
これも子どもたちの提案で。

「からだあったまった?」
  「ううん!」
「え、あったまってない???」
  「ちがう、暑すぎ!!!」

さて、今度はちょっといつもとちがった遊びを。

『My Friend Tree ともだちの木』の声を聞こう!

みんなには木を一本選んでもらって挨拶をしてもらいます。
それがどんな木かよく観察して、
そのあとその木と一対一で話をしてもらいました。

「どうやったら木のきもちがわかるかな?」
  「う~ん、しずかにする」
  「こころではなしをする」

書き込む用紙を渡すとみんなうずうず。
「まだ?早く行きたい!!!」

少し時間を取って木とふたりっきりに。

木に寄り添って耳を傾けるKちゃん。

木と向かい合ってすわりこんでいるAちゃん。

むずかしい顔でじいっと木を見つめるうさちゃん。

うろうろしながら、いろんな方向から木に問いかけるはっちゃん。

字がかけないのんちゃんは、木が教えてくれたことを
口伝えにテューターに話してくれました。

テューターも、近くの朽ちかけた木に触れながら
その木の話を聞きました。

最初は「なんも言わん」といってた子どもたちも
木の声をきこうと、一生懸命。
そしてAちゃんは紙が足りないくらい書いていました。
ほかの子もたくさん書き込んでいましたよ。

最後に木に名前をつけました。

そのあとは自分のともだちの木を
みんなに紹介します。

Aちゃんとうさちゃんは、
木と話した内容は「ないしょ」だと言います。
自分も恥ずかしいし、木も恥ずかしいといっているのだそうです。

とっても楽しい時間を過ごせました。

最後にテューターから種明かしです。

実は、みんなにライブラリーの聴き方を学んでほしくて
これをしたのです。

木も、ただ通りすぎていたときはただの1本の木でした。
でもこうして立ち止まって、木に身も心も寄せて、
しずかに耳をかたむけていると、
木はたくさんのことを語ってくれました。

ライブラリーもおなじです。
本も印刷されたただの紙だし、
CDも工場で作られたただのCDなんです。
でもみんなが心を寄せて聴いたら
きっといろんなことを発見できるよ。

これからは、木とお話したように、ライブラリーを聴けそう?
ちょっとむずかしい話しだった?

と聞くと

「ううん!わかった!」と
笑顔で力強くうなずいてくれた子どもたち。

これから、この森に来たときには
ともだちに木に、あいさつしにこようね。

そのあとの自由遊びでは、まだ冷たい川に足を浸したり
おたまじゃくしやあめんぼを捕まえようと必死になったり。
楽しい時間を過ごせました。

お母さん方にも同じことを体験してもらえたらよかったのですが
KちゃんAちゃんのお母さんは欠席、
うさちゃんのお母さんは妹のお守りでそれどころでは
ありませんでした^^;
子どもたちからちゃんとお話してくれたでしょうか。

ちなみに、わたしも実際に木と話してみてわかったことがありました。
わたしが話したのは根元の幹が半分崩れ落ちた古い桜の木。
木の肌も水分がほとんどなく、
触ると木の皮が剥がれ落ちそうでした。
それでもたくさんの元気な葉が片方にだけたくさんついているのです。
どうして立っていられるの?
どうして葉っぱを広げる元気があるの?
と聞くと、

それはね、ここにはたくさんの子どもが来るんだよ。
(遊具のとなりにある木でした)
こどもの楽しそうな笑い声、元気な声を聞いていると
元気がわいてくるのさ。
だから、こどもたちがいるこちらがわに
たくさんの葉っぱをのばしているんだよ。

と教えてくれました。

わたしは、木を通して、自分の心と語り合った気がします。

ライブラリーも同じだなと思いました。
それは会ったこともない人が作ったお話です。
それでもお話の中に、いつでも自分を見つけることができる。
今ここにある自分自身。
そしてこうありたいと願う理想の自分。

わたしも、ライブラリーの聴き方がかわってくるかも、と思いました。

みなさんもぜひやってみてはいかがですか。
ちかくに木がなければ、石でも花でも何でもいいと思いますよ!
 

 
 
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