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動物のお母さんのはなし 05月16日 (金)
ある幼稚園の先生から1枚のコピーをいただきました。

元王子動物園飼育技師・学芸員の亀井一成さんの記事でした。

動物のはなしでありながら
人間の親子のあり方も考えさせられました。

以下、抜粋です。

頒栄同窓会報No.45より

「動物家族はね!」
~オリの中からのメッセージ


野生の母は育児上手
動物園育ちと野生育ちとでは、随分母親の母性が変わってきます。
人間に育てられた動物、人の世話になればなるほど動物の本能と
いうものから離れていって、育児がものすごく下手になってきています。
現代の人間社会の子育ての問題と、何か通じるものがあるように思います。
チンパンジーのお産は、全く人間と同じ経過ですが、陣痛にも我慢しながら
自分ひとりで子を産み終える姿をみたとき、思わず目頭が熱くなりました。
うつ伏せにしゃがみこんだ姿で赤ちゃんを生み出すと、地上に落とさないように
生まれてくる赤ちゃんを手のひらで受け止め、赤ちゃんの口の中に入った
羊水を母親がチュウチュウと吸い取ります。
動物園で飼育されているチンパンジーは、胎盤を食べずに残していますが、
野生ではへその緒を噛み切り胎盤を食べてしまいます。
それはお産による血や胎盤のニオイを消し、
肉食獣の天敵から逃れるためでもあるわけでしょう。
野生の親から受け継いだ生々しい本能の母性というものを、
人間が介入することによってダメにしてしまい、
その結果おかしなことが起こってきています。
自然のままで飢餓に耐え、厳しい環境の中で世話していくということの中から、
本当のお母さんの姿が出るのではとつくづく思います。

(次回「愛情と厳しさと」をご紹介します。)
 
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