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父母会「言語習得」 |
06月17日 (木) |
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今回は、言語習得について、お母様方からの疑問、質問も交えながら話し合いました。約10名のお母様方がお集まりくださり、お子さんのこと、今後の予定なども含め、有意義に過ごせたかと思います。
Q.家でラボのCDを聞く時に、日本語ばかりを聞いているのですが
A. それは、当然のこと。私たち大人でも、日本語と中国語の『西遊記』をきくとしたら、まず日本語をしっかり聞いて、物語の内容を知りたいと思うのと同じ。まずしっかり物語の内容、登場人物のこころを深く読みとれることが大切。物語をたくさん楽しめ、想像的活動が十分にでき、登場人物の気持ちになりきれて初めて「ことば」が心に落ち、同時に英語の音も落ちてくるもの。
Q. バイリンガルのように英語でものを考えることができるようになるには?
A. 大人であれば、海外で暮らせばいいこと。もしくは、海外の方を受入れること。個人的には、以前、Jennyさんがステイしていた頃、夢はもちろん考えも英語で考えていました。でも子どもの時期に、バイリンガルである必要性があるのかどうか?日本語という母国語でしっかりとものごとを考え、話せることは、日本人として大切なこと。日本の歴史、文化を知ること、日本のことを日本語で語れることが、バイリンガルになる以前に大切なことだと思います。
Q. 英語で自己表現が自由にできるには?
A. 確かにラボでは、まずCDを聴いて、そこに出てきた文を聞こえたとおりに言うということをくり返しています。ただこれをくり返す中、たくさんの文章、ことばが、その情景と思いと共に体の中に蓄積されていきます。そのことばが国際交流でホームステイしたときなどに、ふとした時に思い出されたり、言えたりするようになります。中学生くらいになれば、簡単な英文の言い換えもできるようになっていきます。豊かな背景とともに1つのセンテンスを習得できていることで、あとから文法を学んだときにも、生きたことばとしてよみがえってきます。教科書から入るのではなく、音から入っている英語ほど強いものはない、というのが実感です。
他にも、CDの聴かせ方、リーダーになりたがるお子さんの親の悩み、一方、自分の意見が言えていないのではというご心配など。また嬉しかったことは、お母様方が、自分のお子さんよりも年上の他の子どもたちと話していたり、その成長を見守っていたりしていてくれたこと。自分の子どもだけでなく、よその子どもたちのの成長をも見守れる場でもあることは、すばらしいなぁと感じました。様々な話題が出て、短い時間でしたが、楽しいひとときとなりました。
ラボは、子どもたちの自主性が元になっている珍しいお教室?であること。ラボを選んだ以上、親もいっしょに楽しんでもらいたいこと。大好きなお話に出会わせてあげることは親の役目でもあることなど、話させていただきました。
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