幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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「言葉を教えることは人を育てること」BY明石康氏 9 04月11日 (火)
うれしいお知らせです!!
私たち、静浜地区の推薦の賛同と承認を受け、中部の40周年フォーラムの記念講演を依頼してきた明石康氏が、お返事を下さり、お引き受けしてくださったとの連絡を、昨日(9/8)の地区研で知りました!!

日程は来年の1月ですが、そのころに、ひょっとして、大きな世界紛争が
おきたら、そちらに駆り出されるという不安材料をかかえての決定で
す。

とはいえ、明石氏はラボの組織に信頼をもたれ、ラボがやってきた人間
教育としての外国語教育の実績に非常に関心を持たれた上で、承知なさ
ったとの報告でした。

とにもかくにも、世界紛争がおきませんように、平穏無事を祈るばかり
です。

====以下、4月に書き込みました日記です。=====

先日、NHK「英語でしゃべらないと」で「英語が使える日本人の育成のためのフォーラム」の一部を紹介していた。そのフォーラムで元国連事務次官の明石康氏が講演したらしい。「らしい」というのは、明石氏の講演内容は少しも番組では紹介されず、ほんの少し触れいていただけだった。

ですので、明石氏が、「小学校における英語教育のあり方の提言」で伝えているキーワードを少しご紹介。

「言葉を教えることは人を育てること」

★自分の国の英語で堂々と仕事を★
国際社会の最前線で話されている英語というのは、堂々とそれぞれのお国なまりの英語で仕事を進め、意見を交換しあっています。国際社会におけるコミュニケーションの手段としての英語は、許容度が高く柔軟で、もはや特定の国の言語であることから離れた、現代の「エスペラント語」のような存在なのです。

★ペラペラ話すことが英語の真髄ではない★
「ネイティブ・スピーカー並みの発音ができるようになること」に固執しすぎることには違和感を覚えます。口からペラペラと英語が出てくることが、英語の真髄では決してなく、評価されるのは語学力そのものではなく、その人自身の考えであり人間性であり、見識や教養なのです。

★言葉を学ぶ過程は人間の成長そのもの★
言葉とは、人間としての土台と中身があってこそ生きるものです。やみくもに子どもを英語漬けにするような早期英語教育熱は、本末転倒ではないでしょうか。
言葉というものは「ネイティブ・スピーカーに任せておけば覚える」というような、そんな表面的なものではありません。言葉を覚えていく過程は、人間形成の過程そのものであり、言葉とはすなわち、人間そのものなのです。人間教育と切り離した言語教育などありえません。
コミュニケーション能力を育てることは、「英語をペラペラ話す」ことではありません。相手の意思を受け止めて理解し、自分の気持ちを相手に伝える力を学ぶこと、つまり、「人との関わり方」を学ぶということです。

★「英語が話せる」すなわち「国際人」ではない★
個人という立場から、日本の外に目を向けること、外から日本を振り返ること、世界の中での自国の位置づけを意識することが、ますます重要になっています。「国際人」という言葉だけが独り歩きしているように思いますが、強いていえば、自分の国や自分自身について、内側からも外側からも客観的に見る目を持ち行動できる人が国際人と呼ばれるのではないでしょうか。
一人ひとりの子どもが、その関心のありかや素質に基づいて、伸び伸びと力を伸ばしていけるような英語教育を目指すべきだと思います。
今、小学校の英語教育導入に関心が高まっていますが、英語教育も国際理解教育もつまるところは、「全人教育」ですから、一貫した教育展望のもとに進める必要があります。
世論に流されて安易に導入するような形になれば、現場は混乱するばかりでしょう。

★英会話重視の落とし穴★
★一番大事なのは人まねではなく自分自身の頭できちんと考えること★
日本人は英会話が弱いと言われています。その原因を英語力の欠如と、考えがちですが、問題があるのは、むしろバックグラウンドのほうではないかと思います。
日本の教育現場や社会風土の中では、多くの日本人は母語におていすら、公の場で率直に意見を戦わせる経験をあまり積まずに成長します。まずは、自分の頭できちんと考え、借り物ではない自分自身の「中身」を持つことが必要です。
「コミュニケーション能力」の土台となるのは、自分の考える力や論理的な分析力、そして、言葉を使って人と向かい合い、理解し合おうとする態度であることを忘れてはなりません。

★言語の豊かさを楽しむ感受性を★
言語の多様性とは、すなわち豊かさです。様々な言葉の豊かさを楽しむ感受性を忘れずにいたいものです。
英語ができれば国際派、それもアメリカ英語至上主義といった考えからは、そろそろ脱却すべきでしょう。
欧米先進国だけが世界ではありません。アジアに暮らす私たちは、アジア諸国の文化や言葉にも、もっと敬意と関心を払うべきです。
英語を教える上でも、教師が非英語圏に目を向けることができないようでは、真の教育とは言えません。日本と各国・各地域の間に何本もの線を引くと、それがやがて面になります。その中で、自国や他国、また世界全体について重層的に見つめ、日本が果たすべき役割は何か、私たちはどう生きていくべきかを考える姿勢が、語学教育の根底になくてはならないと思います。
子どもの英語教育に携わる先生方は、自らが言葉を大切にすること、そして広い視野と世界観を養う努力を忘れずに、未来を生きる子どもたちの言葉と心をしっかりと育てていってほしいと思います。

*明石康(元国連事務次長・現在群馬県立女子大学外国語教育研究所長、立命館大学大学院および東洋英和女子学院大額大学院客員教授、日本紛争予防センター会長などを兼任)
参考:アルク出版「こどもに英語を教えたい」インタヴュー記事より抜粋

さてさて、なんとも私たちテューターの背中を押していただけるような追い風となるべく、明石氏の提言。これを受けて、自分が今育ていてるラボっ子たちの成長の姿と照らし合わせて裏づけることが、私たちの仕事でもありますね~。
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40周年企画『国際理解WS=もしも地球が50人の村だったら?』 4 04月10日 (月)
『40周年企画・国際理解ワークショップー地球が100人の村だったら?』

 メアリー=クレイプさんによる国際理解ワークショップが浜松で開催されたのは、3月25日。来日されて第一回目の日程であり、ワークショップのための仕込み(準備)から関わることができた。メアリーさんはウィコンシン州立大学にて、様々なワークショップ(アクティビティ)形式の教授法の専門家として、他の大学の先生に指導する立場にある方で、これまでにも33カ国にてスタディワークを行い、それらの資料を元にワークショップのコンセプトを組み立ててこられた経歴の方であった。

 単に、一方的にレクチャー式で知識を伝えるのではなく,”Learning Through Doing”が最も大切なことで、そのことで ”We can make it sence."(感覚としてわかる)ことができるのだという基本が、ラボパーティと同じモットーであることを、準備の作業をしながら話すことができたのは、他の2人のテューターとともにメアリーさんの生き方にも触れることができ、充実した時間となった。
 
 当日はラボっ子と父母を含め50人ほどの参加。
はじまりは、有志のラボっ子によるアイスブレイクタイム。その間にパソコンとスクリーンを準備。
 
★WSその1:10人ほどのグループ5つに分かれ、US(私たち)とOTHERS(その他)と書かれた紙皿に、人間に見立てた100本の短く切ったストローを渡される。それから、お金をあらわすコインを、メアリーさんに言われた資料の割合の数だけ、両方の紙皿にのせていく。作業をしながらグループの中では感想を言い合う。そのシェアすることが大切であるから。おいた後に、私たち=USA,カナダ、ヨーロッパ、日本、オーストラリアであることが説明される。
 
★WSその2:各大陸に見立てた大きなビニールシートを用意。実際の広さの違いがわかるように、正確に縮小されてある。参加者が、100人の村ならず、50人の地球村(ファミリー)として、メアリーさんが指示した人数に分かれて各大陸に移動。北アメリカ3人、南アメリカ4人、ロシア・東欧2人、西ヨーロッパ4人、アフリカ6人、アジア残り全部(30人ほど)
人口密度を実際に体感。
 
★WSその3:各地域に、紙袋が渡される。中には、エネルギー資源を表すロウソクが実際の資料から割り出された比率の数だけ入っている。資源の少ない地域、多い地域。互いに単純に喜んだり、悲しんだり。メアリーさんが、アジアのシートにいるメンバーに付け加える。そのうち、3分の2は日本とか主な国が独り占めしている。次に渡された紙袋の中にはM&Mのチョコレート。「これは何だと思う?そう、食料ですね」。
 
 これらのアクティビティの合間には、メアリーさんが実際に自分で撮られた様々な国の子供たちの学校、家、村の写真を通して、水汲みに行く女の子、学校給食の様子、家族の構成など地球村が紹介された。
 
 最後に、さて、自分のことにあてはまる人は立ってください。
今朝、ご飯を食べた人?」「昨晩は?」「家には飲める水がある人?」「テレビ、パソコンが家にある人は?」 

 内容濃く、1時間半があっと間にすぎてしまい、当初考えていたシェアタイムの時間が無くなってしまったが、提出してもらった感想文の中には、

「世界にはすぐに水が飲めない子供がいたり、毎日ご飯を3回食べられない子がいたり、本の中でしか知らなかったことも、実際動いたり、見立てたものを数えたりしたことで世界の実情が、とても身近に感じられた。」

「『これから、このワークショップでわかったことをスタート地点として、次に何ができるか?を自分のラボのパーティに戻って考えてみてください。』というメアリーさんからの課題を、今日来られなかったラボっ子に伝えたいと思う。」

というような内容の感想文が寄せられている。

 ラボの活動が世界とつながっている接点をもつ企画でることを、準備段階で広くポスター貼り、チラシ配りをテューターやラボの父母の手を借りて地域にアピールできたこと、また、各パーティで事前に国際交流関連の本、絵本を使って予習をして臨めた事が何よりの収穫であったのではないかと思う。
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“絶対音感”ならぬ、“絶対語感”がある!! 03月07日 (火)
感動冷めやらぬ昨日の『わかものフェスティバル』の余韻にひたりながら、日記を更新しております。

中部で初の『わかものフェスティバル』を観てきました。
今回、観たくても、チケットが手に入らない方が全国にもたくさんいらしたようで、本当に、よりたくさんの方たちに、あれらの発表すべてを観てもらえず残念でした。

今日、たまたま、本屋さんでみかけた雑誌の中で、阿刀田高氏と山崎正和氏の対談の見出し『日本語を慈しむ感性をどう育むか。』の中で、阿刀田氏曰く

“絶対音感”があるのと同じように、“絶対語感”というのがあるように思う。それを培うためには、、、云々
(その続きを書かずとも、もうおわかりでしょう?)

すぐに、昨日のわかものフェスティバルでのラボっ子たちの姿を脳裏に浮かべました。

わかものたちが、汗を流して、美しい英語と日本語どちらも美しく語り、しなやかな体で表現し、五感を研ぎ澄まして仲間の息を計る、美しい音楽は体中に流れる血流のように、、、

まるで、「物語を体中で語る」迫力がひしひしと伝わってきました。

 「あ・はうりく」では、行った事もない北極のオーロラを感じることができました。北極の狼の目線でぴんと張った空気を感じ、北極の短い昼間に恋を楽しむ鴨に微笑み、氷壁から氷山への一瞬の緊張感。 「50年後に北極の氷がすべて溶ける可能性は90パーセント」なんていう新聞記事を思い出しながら、祈るような気持ちで、北極に思いをはせました。こんな風に、北極に体ごと愛着をもった経験をもった若者は、将来、きっと、この地球にも愛着をもってくれることだろう。もちろん、同じテーマ活動に感動した多くの人たちも。

ほかの発表のコメントも述べたいのですが、今夜はここまで。

昨日、遠路はるばる中部にかけつけてくれて、すばらしいテーマ活動を発表してくれたわかもの全員に、心から感動をありがとう!!!とひとりひとりに伝えたいです。

加えて、、、

安寿と厨子王

↑2006中部中高生フェスティバルの高校生グループによる「安寿と厨子王」テーマ活動発表。日本語と英語の美しさ、表現の美しさに感動して、心が凍りついたり、花のほころびとともに涙が溶け出したりと、時間が止まったような空間でした。
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ダルシンの言語習得分析 3 03月03日 (金)
新刊『はだかのダルシン』を読んで発見!!今、頭を悩ましている40周年シンポジウム「ラボにおける言語習得」のプロセスと、この物語の中でダルシンが体験していく言語習得体験が重なるのだ~!

ダルシンは王子なのに、訳あって追放される。いくつかある追放の条件に、「人間の言葉を話してはならない。」ことを課せられる。
人間の言葉=自分の身近な言葉 を使えなくなったダルシンは、カラスの言葉(鳴き声)、オオカミやアザラシとのコミュニケイション法を身につける。
その後、追放がとかれ、人間の言葉を話すことが許されると、ダルシンは、美しい詩を詠んだり、歌を歌う。その歌に聞き惚れるように、色々な動物がダルシンのまわりに集まってくるのだ。
自分の身近な言葉を使えない状況におかれることは、ラボっ子たちの国際交流体験と同じだ。勿論、ダルシンがおかれた状況は、もっともっとワイルドでハードな体験だったが、言葉の面では共通の体験だと思う。
全身を耳にして相手のことを聞き、全身に目をつけ相手の一挙手一動をおって、分かろうとしたことだろう。そして、真似てみる。それを繰り返す。
一度違う言語体験をした後で、自分の言葉に戻れた時は、ことさらに、母語がありがたく、いとおしく、美しく感じたことだろう。赤ちゃんの頃からずっと語りかけられた母親の愛がつめこまれた母語。自分の言葉を使って、布をつむぐように言葉をつむいで、詩を作り、歌を歌い、物語を人に語りたくなったことだろう。すると、ダルシンが人間の言葉に戻っても、動物達が集まってくる、まるで、その美しさ、ダルシンの心がわかるかのように。

ラボっ子達が、様々な物語を通して体験していく異言語体験の過程をどう説明するかは、本当に頭をかかえるほど容易なことではない。その体験をしたことがある人しか、本当には、わからないだろうから。
しかし、こうして、ダルシンの物語として、言葉と成長を著してあると、なんだか、とっても理解しやすい。物語とは、人が想像する力を使い、疑似体験ができる要素をもっているからだろう。

 これまでにも、ラボのライブラリーに多くのメッセージをラボっ子に残し、深い影響力を与えてきてくれたC.W二コルさんが、新たに、『はだかのダルシン』にさらなるテーマを詰め込んでラボっ子に届けてくれる。中でも、「成長と言語とは、きってもきりはなせないものだという真理」は、ラボっ子たちにとって、何よりの励ましとなり、宝物になることだろう。
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C.W.Nicolさんとワタリガラス<PART2> 6 02月22日 (水)
<<ワタリガラスは、地球上の多くで世界の創世主として語り継がれている。間近で見れば、この鳥は私たちのカラスという認識を遥かに超えていることに気が付く。
最近このワタリガラスがよく登場する。サッカーの日本代表の胸に付けられたヤタガラスは、日本神話に登場するワタリガラスと言われているし、「ガイアシンフォニー第3」という映画は写真家の星野道夫さんとワタリガラスの物語だ。
環境破壊が深刻なこの時代に、再び姿を現した創世主ワタリガラス・・・・。
神話と科学の世界を行き来しながら、その意味を探っていきたい。>>

↑C.W.Nicolさんのホームページ"TALK IN NATURE”の冒頭より抜粋(このHPの右下のbookmarkより二コルさんのHPを開けま~す。)

新刊ライブラリーC.W.Nicolさん著『裸のダルシン』発刊を待ちつつ、
1999年2月放送の民族の足跡とワタリガラスが創世主として語られる各地の神話を二コルさんが追う番組のダビングを頼まれて、再度じっくりと観た。

『北極ガラスの物語』の作者二コルさんが、アラスカ先住民に伝わる創世主としてのワタリガラスの神話を紹介。

ー命と魂のつながりを物語る語り部ワタリガラスが私達の未来を語ります。 

神話の中では、この世界を創った後、ワタリガラスは太陽を連れてきたとされている。その象徴とされるグリンギット族のトーテムポールの一番上に位置するワタリガラスは、人間がどう自然と他の動物と付き合う方法を伝える役目をしてきたとされる。
また、日本の熊野那智大社に今でも伝わる古代日本書記にのっとった7月14日に行われる火祭りでは、ヤタガラスは神の使いとしての役割を果たし、カラスの帽子を着けた神主さんが神聖な水を汲むことから始まる。

また、アイヌ民族のカラスの踊り、カムチャッカ半島に住む北方民族に伝わる歌、これら全ての神話の共通点を探る。先祖から大切なことを伝えるシャーマンが、大地の歌や物語のなかで語る、、、「魂の再生を司るワタリガラスは全てを知っている。」「すべての命はつながっている。この地球はひとつにつながっていることを忘れてはいけない。」

彼女の言葉を聞いて、「ひとつの地球」とは、「地球上の魂=命は全てひとつにつながっている。」という意味であることに、はっとした。
「ひとつしかない地球だから、大切にしよう!」という言い方には、人間が上で、他の動物より優位にいて、なんだか傲慢さが感じられる。シャーマンが語る「地球はひとつ」とは、植物、動物、人間、全ての命はつながっている、ということなのだ。時という縦軸と空間という横軸を行き来しながら、語り伝えていかなくはならない大切なことが、人間が人間のことしか考えなくなってからは、途切れてしまい悪循環に陥り抜け出せないでいる。

これから二コル作品を子供達と取り組みながら、私達人間に託された未来への課題を、心から感じ取って一緒に考えいきたいと思う。
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イギリスの劇団ホワイトホースシアター誘致に関して 10 02月07日 (火)
この日記の欄をお借りして、去年10月の末にお声紹介させていただきました、イギリスのホワイトホースシアター誘致に関するおしらせ。

実は、私とカトリーヌさん(あきる野市加藤さん)で、それぞれに今回のプロジェクトに関して、色々と声はかけてみたのですが、今年というのは、時期尚早だろうという判断で、来年の秋を目標に仕切りなおそうということに決定しました。

各パーティ、各地域、各地区でも、既に子供広場の案が出揃っている状況もあり、また、予算の面で、実行にあたり、慎重にならざる得ない部分があり、
同時に、窓口としてコーディネーターを依頼した東京の河田さん(現在翻訳者)が、いくつかの学校へ問い合わせたところ、 9月に次年度の予定を立てる学校が多くて、少しスタートが遅れてしまった、という状況を考え合わせての決定です。


静浜地区では、既に5箇所公演を念頭にそれぞれの地域のテュター達で計画を練り始めていたので、まことに残念な決定ではありましたが、
各地域教育団体、国際交流団体等へ、今回のプロジェクト誘致の提案に合わせて、ラボの教育活動を紹介できる、良い機会になるのではないかと思います。こういう形でパブリシティにラボを語るという、各テューターの良い経験且つ研修のひとつになるのではないかと。前向きに考えることにしました。

何人かの方が興味をもって、お問い合わせていただきましたが、まことに申し訳ありませんが、来年の想定で、お考えいただけたらと思います。

私の経験上、動いたあとには、必ず後ろには、道はできる、と思います。

決定次第、具体的な予算を含めた企画案をお知らせできると思いますので、是非、来年の夏~秋に向けて、

「ひとつ仲間になってもらおうじゃないか!!」(from "SIX TALENTED MEN")
よろしくおねがいします。
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C・W二コルとカラス=自然・物語 6 02月06日 (月)
カラスといえばは、そう日本のサッカーナショナルチームのシャツのデザインにもなっている。(足3本のやたがらす)
先日、ビデオの整理をしていたら、面白いビデオがいくつか出てきた。
中でも、掘り出し物は、
C・W二コルさんプロデュース&出演の『C・W二コルとワタリガラス=自然・物語』 という特別番組を、7~8年前に録画したもの。

熊野古道の火の祭り、アイヌの祭り、アラスカ土着民の祭り、北方民族先住民の自然観、これらの地域に流れている土着の自然観に共通しているのは、

     ワタリガラス=この世を創った鳥=神の語り部 

という思想。それを後世に伝える手段は、物語である、という。

(余談:二コルさんにとって、カラスは愛着のある動物で、少年の頃からペットして、友達として飼っていたそうで、その辺の話は、二コルさんの幼少期~青春期をつづった本『ぼくのワイルドライフ』に書いてある。なんと、そのカラスはしゃべることもできた、そんじょそこらのカラスとは訳が違っていたらしい。教会に連れて行って、牧師さんの頭にのっかり、言ってはならない言葉を吐いたくだりは笑ってしまう。)

"ワタリガラス”をキーワードに探っていくと、二コルさんにとってのワタリガラスの意味が少し理解できると思う。
 
お蔵入りになったビデオを、なんとか、DVDにだんだんとコピーしなおしておかないと、カビが生えてきてしまって大変~!著作権に関わらないのならば、何枚かコピーして人に貸してあげたいほどの内容だ!!
うんうん、キーワードは"ワタリガラス”

<以下、秘密のページ載せるべく私の独り言・・・>

せっかく、40周年記念にC・W二コルさんにお願いして、新刊ライブラリーをつくるのだから、テーマ活動で何を子供達にこのライブラリーを通して伝えたいか、というそのあたりの共通のコンセンサスがなく、下々の方まで伝わってこないんだよね~。
祭り祭りと騒ぐ前に、本当の祭りのルーツを知らないとね~。

やたらお祭り的な子供広場で盛り上げようとしても、ラボがラボたるゆえん=テーマ活動を柱に語っていかなくては、あのポスターやらチラシだけでは、アグネスちゃんコマーシャルの某子供英語教室のチラシとなんら、変わらないし、語るべき中身がなくてプレゼンの練習しても仕方がないしね~。
30年前に大きな旗をもって、行進して各駅でエールをかけて、ラボ会員10万人倍増プロジェクトとに担ぎ出されたラボっ子としての経験がある私としては、静観したくなる部分もありまして。。。今となっては、良い思い出って言えば思い出だけどね~。
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映画『ベルリンフィルとこどもたち』 2 01月12日 (木)
テューター必観(!?)映画『ベルリンフィルとこどもたち』"RHYTHM IS IT!”をご紹介。

2002年にドイツはベルリンの小学校~高校生250人から成るダンスカンパニーが、ストラヴィンスキーの『春の祭典』に合わせ、創作ダンスをする、という4週間限定プロジェクトの様子を追ったドキュメント映画。

ベルリンフィルオーケストラの奏者と、イギリス出身のダンサー、ロイストンが、ベルリン市内の様々な問題、不登校、移民、自信と居場所を失いかけている若者をかかえる高校に出向き、文字通り体当たりで、彼らに芸術、人生etcを教える。

本編のおまけ、メイキング編とインタヴューが、これまたお得。

ベルリンフィルオーケストラの第一指揮者サイモンとロイストンは語る。

ー成長しろっと言って、できるものではない。
『春の祭典』のように地中深くから育て、栄養を与えなければならない

ー今の時代、世の中はとても哀しい方向へ進んでいる。
未来に対して責任があるという視点で、大人が今、真剣に子供を育てて行く必要がある。

ー今回の私の体験は、彼らの皮膚を通して体の中に入り込み、徐々に身を引いていく。そんな感じだった。

ー人生は常に挑戦。心をオープンにしていれば計画がなくても、夢は実現できる。


娯楽映画と違って、はじめは、ちょっと、退屈な映画かな~と思いながら見ていたところ、ダンサーのロイストンの真剣な姿、若者達の本音と変化していく様子に、どんどん惹き付けられて魅入ってしまった。

自分がテーマ活動を通して子供達と向き合う意味を代弁してくれているようだった。と同時に、自分が大人としての責任を担っているという自覚が甘いことを痛感。

本物は皮膚を通して、深く沁み込み栄養になっていくもの。

新年、この感動を胸に、新たな気持ちで、向かおうっと!!
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ホワイトホース劇団誘致のお誘いbyカトリーヌさん 01月11日 (水)
今年、イギリスの教育劇団ホワイトホースシアターを招聘する企画をしております。
ホワイトホースは、英語を母国語としない青少年を対象に、演劇をとおして学ぶ(Learning
through theater)
という活動をしている、ピーター・グリフィス氏率いるプロの劇団です。
グリフィス氏のシナリオがドイツの英語教科書に採用されています。
ヨーロッパを中心に活動していますが、日本にも2度ツアーを行っています。
7年ほど前の浜松公演を浜松の国分テューターがラボっ子とともにご覧になったことをきっかけに、
また日本に呼びたいと、ホワイトホースの日本代表である八王子在住の河田芳子さんと交渉を始めました。
ドイツに拠点を置くホワイトホースシアターの日本ツアーを実現するため、
1か月半くらいの期間に多くの場所で多くの動員が必要となりますが、熱意あるテューターの連携があれば
不可能ではないと思っています。

演目は、初級向き、中級向き、上級向きとあり、小学生から大人までを対象としています。
シェイクスピアもあります。
以前公演を見たラボっ子たちの反応については、国分テューターのHPを参照してください。
ナーサリーや物語で英語や表現に慣れているラボっ子たちですから、とても良い刺激になるでしょう。
また、地域とのつながり、小学校英語をターゲットに考えていらっしゃる方には、教育委員会を巻き込んでいくのに、
いい題材となります。
私もこれを機に、あきる野市の教育委員会と連携して、学校訪問、ワークショップをした上での公演を考えています。
ホワイトホースのHPは、www.whitehorse.de ででます。

今現在、9月から10月の1か月半の間に、
週末は昼、夜の2回公演、移動日と休養日を抜いたウイークデーには、公演あるいはワークショップで、
関東地方3週間程度、静岡中部1週間程度、関西1週間程度で、受け入れ先を募集しています。
公演は一カ所20万円程度、ワークショップは一回10万円程度の収入を上げてくだされば実現できます。
興味のある方はぜひ、ご連絡下さい。

具体的には
1.公演を誘致したい方(会場取り、動員)
2.ご自分の地域で公演・ワークショップ・学校での公演・ワークショップなど1週間程度のコーディネイトをして下さる方(何人かのテューターと合同で行っていただく場合の連絡先になる方)
3.遠距離移動の運転手をして下さる方、あるいはその手配をしてくださる方(バンで団員3人と大道具を運搬)
4.地域内の運転手、あるいはその手配
5.観客、ワークショップの参加者としてある程度の人数をまとめられる方
以上のようなご協力態勢でお願いしたいと思います。

なお、この企画のヘッドクウオーターは、ホワイトホース日本代表の河田芳子さん、浜松の国分里美テューター、
東京の秋田てる子テューターと私、加藤倫子です。

ご連絡をお待ちしています。
--
以上、加藤さんが、お知り合いのテューターの方々に送られた呼びかけ文です。
まだ、ホワイトホースシアターの方からは、来日予定のお返事待ちの状態ですが、今年がだめでも、来年でも、という気持ちでいますので、興味のある方、是非、ご連絡をください。
>>感想を掲示板へ
10年後の自分に夢をつめてタイムカプセル 01月10日 (火)
寒さも少し和らいだ今日、こくぶんパーティ15周年記念で集めた、みんなの夢=10年後の自分への手紙をつめこんんだタイムカプセルを庭に埋めました。
タイムカプセル

インターネットで検索したところ、新潟にある刃物屋さんが特注で作っている絶対に錆びない特別金属でできたタイムカプセルを発見。
特別一個が一万え~ん♪と、少々お高かったですが、ここは、15周年えいっと、ふとっぱら@で購入。

15周年発表会で、ひとりづつの夢をつづった手紙を読むことにしたのですが、いざ発表となると、みんな公言したくなく、やっぱり、もじもじ、、、ひ・み・つ・だから、10年後に集まって、そこで絶対に読みあうことを約束して、ボルトを締めました。

こそっと教えてくれた中には、
@恐竜の化石を発掘する考古学者になっていますか?
@留学の夢は実現しましたか?
@素敵な幼稚園の先生になっていますか?
などなど。他にも、ホームスティした時の写真やら、自分の宝物をつめた子もいました。

自宅の庭に穴を掘って埋めましたが、そらいろで書いた札を後日作って立てなければ、、、画用紙じゃ、だめだね。10年ももたないから。
それよりも、既に築43年のこの古屋が先に心配です。

おそろいのT-シャツには、夢(中ラボマーク)、前の左胸には、「開花」
の二文字を入れました。

"ラボ力で夢 開花!”

このキャッチフレーズもみんなで話し合って決めました。

ところで、私の夢は!?むふふ、やっぱり、秘密です。。。
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