『小林薫と訪ねる美の巨人たち』
日本経済新聞社 2004年12月 1600円
テレビ東京の番組『美の巨人たち』をまとめたものです
昨日紹介した原寸美術館の解説は短いので、この『美の巨人たち』がとても役立ちました
図書館であれば二つを同時に借り出す事をお勧めします
取りあげらている画家や絵が重なっており
一つ一つの絵についての解説がかなり凝縮されていて読み応えがあります
しかもそれほど分量が多くなく読みやすいので
原寸の絵を見たり,解説を読んだりととても楽しめました
例えば
★フェルメール『牛乳を注ぐ女』
ミルク壺の上に小さな穴がある
構図を決めるときに針と糸を使っている
この消失点の真下で牛乳が注がれている
光の通路があらかじめ作られている
窓→女の顔→黄色い服→壺を持つ手→牛乳→光に包まれたパン
・・・持ちやすい小型の本なので電車の中でも楽しめます
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