幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧英語・語学ランダム新規登録戻る 0140234
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・友達に教える
ページ一覧
・ 国際交流
現在ページはありません。
・ キャンプ
現在ページはありません。
・ 森下パーティの行事
現在ページはありません。
・ 森下パーティの紹介
現在ページはありません。
Welcome!
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
本当の学力って? 06月05日 (木)
今、「十五少年漂流記」に取り組んでいます。原作はフランスの作家ジュール・ヴェルヌが1888年に書いた「二年間の休暇」という小説をもとにしているお話しで、現在K新聞の夕刊の連載でもとりあげられています。先日のパーティでは「十五少年漂流記」の絵についてみんなで話し合いました。この物語は特に絵と音楽にテーマが凝縮されていると考えたからです。みんなの意見は次の通りです。

  リーダー:表紙の絵は何を表していると思う?

  みんな:コンパスの絵、ボールに入ったパン、ゼロ、宇宙と地球、      小さいのは小学生、大きいのは中学生、海、ボールなど

  リーダー:じゃ、このおはなしのテーマは何だと思う?

  みんな:少年たちが国籍を超えた友情、助け合い。
      団結力、協力しあって悪い人をやっつける。

 日常のパーティでは、表現を始める前に物語について話し合うことに時間をかけます。その時なるべくみんなが発言する機会をつくります。何も言えなくても「みんなと同じ」だけでもOKです。こうしてイメージを共有することを大切にしています。そのためには、少人数よりも沢山の人数の方が意見、イメージが沢山湧き出し、それをまとめ整理していくことで、より深い表現ができていきます。ラボの教育が目指していることです。

 学校現場では6月告示に向けて、新学習指導要領の改正が行われます。年間授業が小学校が現在945時間から1015時間へ(5・6年生)中学校980時間から1050時間へと益々、忙しくなることでしょう。又、小学校英語活動の導入は来年から前倒しで、5・6年生、週1時間行われることになりそうです。国際6都市学習基本調査でも日本の子どもの学力が低下していることが指摘され、そのことによる時数増加に繋がっていると言われています。「ラボの世界」5月号には「10代とともに」のコーナーに福田誠治、都留文科大文学部教授のお話が載っています。「テストの解答ならひとつしかありませんが、実生活で起こる問題の答えはいくつもあります。ですから、正しいとされる標準的な答えがあって、それを間違えないように答えるというのではなく、その答えを導き出すまでのプロセスが大事なのです。」(ラボの世界P3より)

 日常のパーティの中で子どもたちは物語に心を傾け、話し合い、みんなの意見をまとめ、表現へと進んでいます。本当の学力とは何だと思いますか?
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.