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長崎から世界へ;実録映画「GATE」 02月16日 (月)
昨日、長崎大学の講堂で実録映画「GATE」の上映会がありました。すでに、日本だけでなく世界の小さな町々で上映されていると知り、長崎に住みながらこれまで知らずにいたことを恥ずかしく思いました。
昨年発刊された絵本「The Lantern and the Crane」(ランタンとつる)を読まれた方はこの事実のストーリーを知っていることでしょうが、私はこの絵本すら持っていなかったので今回の映画を見て初めて知りました。

 映画は、広島で育った一人のアメリカ青年が「核による破壊の連鎖・破壊の輪、憎しみの輪を何とか終息させるてだてはないものか」と長崎の皓苔寺に大田住職を訪ねるところから始まっています。
若者の質問に住職は「破壊の連鎖を断つにはそれが始まったところへ減原爆の火を返すことしかない」と応え、ここからこの現実が始まりました。

 原爆投下後広島で燻り続けていた火は一人の僧侶の手で運ばれ、福岡県の星野村に保管されていました。この火を大田住職はじめ数人の僧侶の手で脚で、初めて原子爆弾が生まれた地;ニューメキシコ州のトリニティーに返しに行くことになったのです。しかも、25日という短い日数で。25日というのは原爆がトリニティーを出発し、サンフランシスコを経由して、広島、長崎に投下されるまでの日数なのだそうです。
僧侶たちは8月9日にトリニティに着くことを目指し25日間の灼熱の中の行脚を続けます。中には末期がんを患っていた僧もいました。

 その道中の記録が映画「GATE」です。
この、僧侶たちの行動は決して、核に対する抗議行動ではなく、憎しみの和でなく平和の和を広げ、一人でも多くの人と心をひとつにしたいとの祈りの行動でした。ですから道中、心を寄せて様々な協力をしてくれるひとたち、何もできないからとただ、ただ共に歩く人、バイク旅の途中のバーで彼らの話に耳をかたむけ感動するひと・・・色んな人たちとの出会い、違う国の人たちの異なった平和感に触れることができます。

いよいよ、原爆の火をトリニティーサイトに返すとき閉ざされたままの最後のGATEを開くことができるのか。開かれなければ僧侶たちや、これまでカメラを回し続けたスタッフや監督Matthew Taylor 氏の行動は徒労に終わってしまいます。
この場に居合わせた人たちはどんなに緊張したことでしょう。
でも、このGateは政府の許可の下あけられ、軍の許可をえて彼らはグランドゼロまで到達することができました。そして、125名の立会人の前で原爆の火は燃え尽きました。
125人の立会人は、宗教や国境を越え・ネイティブアメリカン・核実験により健康被害を受けた人 たちでした。

今、ここに憎しみの輪が終息し、平和への輪がここから広がる。
関わった人々は新たな決意をもってスタートします。
静かだけれど心の底に染み渡る真実でした。

“心の平和なくして世界平和はありえない”身の回りの小さなことから始められれば・・・

この映画も、後の絵本「ランタンとつる」もアメリカ人のMattew.Tylor氏によって作られたことも驚きでした。

上映会の後、氏をかこんでパネルディスカッションがあり、世界核兵器解体基金の事を知りました。政府に任せるのではなく各国の市民の力で核を解体しようとするものです。
その方法についても具体的な話が聴けました。
保有国のリーダーを話し合いの席に着かせひとつずつひとつずつ解体へと導く。
もし、世界中の核を解体したならば、世界で使われる30年分の電力が賄えるらしい。地球環境にも大きな成果をもたらすことになる。

画面に映し出された最後の文字
“What can we do as individuals???”
それは、多くに人にこの映画のことを伝えること。
世界核兵器解体基金のことを頭の片隅に留めおくことでしょうか。

私は事前に映画についての情報を良く知らなかったので、多くに方に進めることができませんでした。
でも、遅ればせながら今伝えたいですね。もし、どこかでこの映画を見る機会があったら是非見てください。 
 
たった一人の青年が思い立ち行動したことが周囲の人たちを巻き込みながら現実のものとなりました。
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