Labo Party Since 1966ことばがこどもの未来をつくる

今月のマザーグースMother Goose of the Month

2017年7月の紹介

One, two, three, four, five

One, two, three, four, five,
Once I caught a fish alive,
Six, seven eight, nine ten,
Then I let him go again.

Why did you let him go?
Because it bit my finger so.
Which finger did he bite?
This little finger on the right.

1,2,3,4,5,
いつか さかなを つったっけ,
6,7,8,9,10,
それから にがして やったっけ。

どうして にがしたの?
ぼくの指を おもいきり かんだから。
どっちの指を かまれた?
右手の小指。


 このライムはオニ決め歌(counting-out rhymes)のひとつです。counting out rhymesは,ゲームなどでオニを決めたり,順番を決めるライムです。日本のわらべうたにも「ずいずいずっころばし」や「おせんべ やけたかな」などがありますが,何かを決めるときにはわらべうたよりもじゃんけんで決めることが多いですね。英語圏ではじゃんけんを使用しないため,counting out rhymesがよく使わます。ほかにもマザーグースには“Eeny, meeny,miney,mo”などのオニ決め歌があります。ラボ・パーティでも“Eeny, meeny,miney,mo”でオニを決めます。輪になって両手を握って前に出したり,片足を出したりしてオニを決めます。

 このライムではせっかく釣り上げた魚を放してしまっています。イギリスで誕生したフライフィッシングは,魚を釣り上げること自体に意義があり、釣った魚は川に返すことがマナーとされています。この“Catch and release(キャッチ・アンド・リリース)”の精神こそ紳士の国,イギリスの風土が育んだものといえるでしょう。

マザーグースとは,英語圏の子どもたちの間で古くから伝承されてきたわらべうたのことです。イギリスではナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)と呼ばれています。親から子どもへ,子どもからお友だちへ,また子どもからその子どもへと,時代や伝える人によって少しずつ変化しながら,うたいつがれてきた「古くて新しいうた」です。マザーグースは,うただけでなく早口ことば,なぞなぞ,昔ながらのイギリスの風俗・習慣を伝えるもの,人を皮肉ったもの,ナンセンスなど様ざまな種類があります。どれも韻をふんだり,くり返したりと英語の「音」や「リズム」が心地よく,思わず口にだして唱えたくなるものばかりです。

ラボ・パーティ!の世界はこちらから

英語で世界をひろげよう!
生涯を通して大切な仲間と
かけがえのない経験・思い出を
たくさん作っていこう!!
大切なことは目に見えない、
だからこそ『ことば』にするんだ。
世界中の人に出会い、伝えるために。
ラボ・パーティを始めよう。

もっとラボ・パーティを知るMore

ページトップへ戻る