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今月のマザーグースMother Goose of the Month

2017年1月の紹介

The north wind doth blow

The north wind doth blow,
And we shall have snow,
And what will poor Robin do then?
Poor thing.
He’ll sit in a barn,
And keep himself warm,
And hide his head under his wing,
Poor thing.

きたかぜ ふけば,
ゆきが ちらちら,
さむかろ こまどり,
さむかろに。
なやに はいって,
さむさ しのぐよ,
つばさに こうべ うずめて,
さむかろに。


 北風が吹くなか,コマドリが寒そうにしているようすを描いたリズムのよいナーサリー・ライム。ヨーロッパの寒い冬,外で凍えている顔からお腹にかけて赤い小さな鳥を思う,少々さびしげなナーサリー・ライムです。
 ナーサリー・ライムのなかには小動物が多く登場します。コマドリはイギリスの国鳥でとても馴染みの深い野鳥のひとつ。ほかにもコマドリが登場する”Who killed Cock Robin?”という有名なナーサリー・ライムがあります。

マザーグースとは,英語圏の子どもたちの間で古くから伝承されてきたわらべうたのことです。イギリスではナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)と呼ばれています。親から子どもへ,子どもからお友だちへ,また子どもからその子どもへと,時代や伝える人によって少しずつ変化しながら,うたいつがれてきた「古くて新しいうた」です。マザーグースは,うただけでなく早口ことば,なぞなぞ,昔ながらのイギリスの風俗・習慣を伝えるもの,人を皮肉ったもの,ナンセンスなど様ざまな種類があります。どれも韻をふんだり,くり返したりと英語の「音」や「リズム」が心地よく,思わず口にだして唱えたくなるものばかりです。

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