2020年10月の紹介
Susa-no-o, the Vagabond God
スサノオ

2020年10月の紹介
Susa-no-o, the Vagabond God
スサノオ
Susa-no-o was the son of Izanaki.
スサノオは,イザナキの息子だ。
To Susa-no-o's elder sister goddess, Izanaki gave reign over the sky.
イザナキは姉神に空を治めさせ,
and to the elder brother god he gave reign over the night,
兄神に夜を治めさせ,
while to the young brother, Susa-no-o, he gave reign over the sea.
そして弟のスサノオには海を治めさせることにした。
The trouble was that Susa-no-o just did not want to go down to the sea.
ところがスサノオは,海へいくのをいやがった。
He cried and bawled for so long that his beard grew down to the length of eight fists.
あごひげがこぶし八つほどの長さにたれさがるまで,わんわん泣きわめいていた。
父親のイザナキの言いつけにしたがわないスサノオは,母親のイザナミに会いに根の国に向かいますが,その前に,空の国を治める姉神に会いに行きます。けれども姉神に信じてもらえずにスサノオは暴れだし,それを恐れて姉神は洞窟に隠れてしまいました。空の国を追放されたスサノオは,途中,老夫婦に助けを求められます。老夫婦には八人の娘がありましたが,毎年ヤマタノオロチという大蛇にひとりずつ食べられ,最後のひとりクシイナダを残すのみとなっていました。そして今年もまもなく,ヤマタノオロチが最後の娘を食べにやってくるといいます。そこでスサノオは,知恵を絞って待ち構え,みごとヤマタノオロチを退治。その尾から出てきたすばらしい剣を,空の国の姉神にささげ,スサノオはクシイナダと結婚するのでした。
母親を想って泣いてばかりいたスサノオですが,親や家族のもとを離れ,人を想う心,困難に立ち向かう勇気や知恵によって,強くたくましく成長します。なんとも人間らしい神様です。この物語のなかでも,スサノオは「強い神,荒い神だが,どこかやさしいところがある」と語られています。
スサノオの「スサ」には「荒・清浄」の意味があり,いまでは罪・穢れ・災い・厄など身に降りかかる悪いことを,荒々しく強い力ではらい清めてくれる災厄除けの神さまともいわれています。スサノオは須佐之男,素盞雄などと書きます。スサノオを祀る神社は各地にあり,みなさんの地域にもあるでしょうか。
日本には「八百の神(やおよろずのかみ)」がいると言われ,さまざまな神の物語が,昔から語り継がれてきました。このラボ・ライブラリーの『スサノオ』は,霜月まつりの夜におばあさんが孫にスサノオについて話すという物語になっています。生活の一部にもある神様の物語を,未来に語り継いでいきたいものです。

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