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渡部陽一 みんなの朗読コンサート |
03月31日 (土) |
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前日の日記にも書いたように、息子は絶不調の中、なんとか本番に出られて良かったです。
ちょっと声も擦れ気味で、練習の時の方が何倍も良かったけれど、
それでもマイク使いに慣れているラボっ子。
マイクにぐっと近づいて囁くような声もしっかり拾ってもらっていました。
朗読会では、とても親切な小学生のお母様方とお知り合いになれて嬉しかったです。
東京(足立区)の子ども会として団体で申し込んだという子達が大勢いる中で
静岡の方、岩手の方など遠方の方もいらっしゃり、中途半端に遠いうちも含めると
一部に出演する小学生は8名でした。
スプリングキャンプに持っていったポーチをそのまま下げていた息子は
キャンプ用の余った名刺を持って
「○○です。ありがとうございました。」と配り歩いていました。
思いっきり「ラボ石橋パーティ スプリングキャンプ2012黒姫1班」と入っているので、
ラボの宣伝になってるのか?・・・いないのか?・・・(笑)
もらった方の子は、嬉しそうにはにかんでいる子、戸惑って頭を下げている子、
色々で面白かったです。
かと言う私はラボの公式名刺を持っておらず、いつも通りダメダメでしたー。
ちなみに演目は下記の通りです。
<小学生の部>
「もしこのたたかいがなかったら」覚 和歌子
「やまなし」宮沢賢治
<一般の部>(プロの方も数名含まれていて素晴らしい語りでした。)
「吾輩は猫である」夏目漱石 「ごん狐」新美南吉
「小さな星」「組曲 遠くへ行ってみたいんだ」渡部陽一朗読CD「Father's Voice」より
<中高生の部>
「走れメロス」太宰治
「このたたかいが終わったら」「明日の方角」「Father's Voice」より
最後には、渡部陽一さんによる「消しゴム三回」覚 和歌子 の朗読。
どれも聞きごたえのある朗読でした。
個人的には特にメロス役の女の子が良かった!泣きそうになりました。
息子は「走れメロス」というお話を知らなかったらしく、
その1とその2の朗読の間はカットされていたため、
友人を人質にして3日後に帰ってくると王様に約束した後、
急にほぼ全裸のような格好になって走っていて「もう間に合いません」と言われるのが
不思議だったらしく
開口一番「なんで3日もあるのに、あと2日はどこいっちゃったんだよってびっくりしたよ。
あの話は途中カットされてたんでしょう?」と興奮気味でした。
自分が学校で発表した事のある「ごん狐」も一部分だけだったと教えてくれていました。
「我が輩は猫であるも面白いね、あの続きはどういうの?」と興味を持っていたので
家に本があるよと伝えておきました。
耳で聞くことに慣れている子も慣れていない人も、
目で読むよりも耳で聞く方が余計な事を考えずにお話に没頭できていいなと感じました。
文字のない時代、口承で伝えてきたという歴史からもわかりますが、
ことばを聞いて理解する事が人間としては、文字の読み書きよりも先なのでしょうね。
耳で聞いて理解するというのは心地良いだけでなく楽ですね。
目を閉じて、人の声で語ってもらうと、なんだか落ち着きました。
同時に写真の公募もあり、一般の方がこれらの作品をイメージした写真を事前に送って
渡部陽一さんに審査してもらうというものだったようです。
それらの作品が朗読の際に投影されていましたので、目を閉じてばかりはいられませんでしたが。
もっとたくさんの作品が応募されていれば良かったなぁとか
朗読のタイミングともっと合っていたら、更に「表現」という意味でも広がっただろうなぁと
思いながら拝見しました。
息子の体調が悪かったので、2部(同じ内容ですが出演者が違うもの)は見れないままに帰宅したので、
2部の方も見てみたかったなぁと思いました。
楽屋では2部の方々も一緒だったので、具合が悪くて寝かせてもらっていた息子の横では、
2部出演の女子中学生達が(学校の部活だと思われる)先生の見守る中、自分たちで発声練習をしていました。
また大人の方々のほとんどが鏡を片手に各々発声練習をしていたので、
皆さんの意識の高さと真剣さには、息子も多くの刺激をもらったことと思います。
最後に、出演者の子どもたちや大人の方々は自分の番だけ出れば良いので、
リハを含めても大した時間ではないですが、
リハから1部の本番、そのまま2部のリハ、そして本番と
何時間もずっと立ちっ放しだった渡部陽一さんに、心からお疲れ様ですと伝えたいです。
練習の際もそうですが、席を勧められるまでずっと立っていて、
小学生~大人までの時間、通しで参加して下さって、終始笑顔。
(後ろの席でうたた寝していた私とはえらい違いです。)
学生の時からスリムでしたが、なんだかかなりやつれて見える陽一さんに、
あまり無理なさらないよう、身体をお大事にと伝えました。
来年からは本業に専念されるとのこと。
朗読会は今年だけのもの、とのことでした。
一期一会。
今回、なんとか無事に参加できたこと、本当に嬉しく思っています。
本番終了後には、うどんを食べても嘔吐せず、熱も下がって元気になった息子に
良く頑張ったね・・・と伝える間もなく、(結局、いつも伝えない)
慌ただしく実家へ行ったり犬をお迎えに行ったりして、
気づくと洋服のまま倒れるように眠っていた私です。
そして、ふと・・・
他地区の先輩テューターに木島タローさんのCD代を立て替えていただいて、
そのままお支払いせずに踏み倒して帰宅してきた事を思い出し・・・ガーン!!!
という一日でした。
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