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このところ、自分達で作ったラボ・ライブラリーすごろくで遊んでいましたが(お互いのお気に入り物語を話すことや、次のテーマ活動へのきっかけとする思惑はもちろんありましたよ。笑)ようやく、子どもたちがやりたい物語を次々と取り上げ始めています。
火曜日の小学生たちにはスプリングキャンプのテーマ「ジョン・ギルピン~」に触れてほしかったので私が提案しましたが、テーマ活動では呆れるほど走りっぱなし・・・Y「家で一人で聴いていた時より動いた方が面白かったし、いろんなことが分かった」動いてみて、声にしてみて分かることがあると実感してくれてうれしかったです。
→仲間と物語を立体化していく有効性
水曜日は幼稚園年中Yちゃんが家でずっと聴いていた「ヘルガの持参金」
女の子たちはやる気まんまんですが、幼稚園年長男の子は「アリババ~」がやりたいのに・とふてくされてソファーに座ってしまいました。 小4、中2男子もボワーッとしています。 いい子でいなくては・・・という緊張感が無いので、、、。 女の子達と私だけで盛り上がっていきます。 楽しかったけれど、小さい子たちが帰ってから彼らと話しました。 「みんなでテーマ活動をしようよ。 この役やって!と言われる前に自分から物語に入ってくる方が面白いじゃない?」 分かっていてもできないこともあるでしょうが、人のために重たい腰をあげてみると自分もけっこう気持ちいいなという体験も増やしてほしい。
→自分らしく居られる場所、その上で人のことも考える場所
木曜日午前中の「母と子のプレイルーム」では、最初のソングバード(うた)から全員が一緒にやれました。(うれしくて走り回ってばかり・・が当たり前だったのに) ラボを始める前に、今まで私がずっと意識してきたことを今日はことばにしました。 子どもたちが物語で感じていることを大事にしましょう。 ことばにも態度にも出ないかもしれないけれど、何か感じていることは確かです。 大人が先回りして「かわいそうだね」「こわいねえ」とか決めつけないように気をつけましょう。 真剣に聞いてくれたママたちです。
テーマ活動は先週に引き続き「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」ママたちもお話をなぞるだけでなく「乗せてくださーい」なんて言って汽車に乗り込んできます。 3歳の男の子二人が最後まで物語世界で集中していたことが快挙です。 「ガンピーさん~」がやりたかったKちゃんも二人と一緒に走り、そして、ジムたちがCHOO CHOOを探しに出たとき、肩をすぼめて私達を見て小さな声で「ここですよー」と言っていました。
CHOO CHOOだったからでしょうか、ママの意識に変化があったのでしょうか。 このプレイルーム親子の卒業が近くなりました。 4月からは午後のグループに移ります。 来週はママたちが気になっている宮沢賢治作品を取り上げます。 自分が主に物語に取り組むという卒業課題(?)はどうなるでしょう。 連続して発表まで・・・とは言いません。 皆さんは小学生のラボっ子のママでもあります。 ぜひ、何故ラボはテーマ活動なのか・・・を感じてほしいと思います。
→ラボはレッスン型ではない。 体験型です。
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火曜日、幼稚園在園児クラスに年中組のMくんが体験参加しました。 ここにはスーパー元気な男の子3人がいます。 前にも書きましたが「テューター細胞全開」にしていないと子どもたちのつっこみにやられてしまうところです。
S「テューター今日は『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』?」
・・・え~好きなのは分かるけど、前にさんざんやったじゃない・・・
私「今日はアリババに入っているお話4つの中のどれかだったじゃない?」
S「あっそうか」 ・・・え?きょうは素直だなあ・・・
S「すごろくやろうよ」
→ 一人ひとりがラボ・ライブラリーを題材に絵やことばを書いていた。 それを並べてすごろくにして子どもたちはコマになって進んでいく。
おともだちが参加すると、教えてあげなきゃと思うのでしょうか。 ハイテンションではあるけれどメリハリのあるソングバードタイム(うた)になりました。 さて、お約束のすごろくです。
すごろくの絵を取り出して、みんなで説明していきました。 「ちゅうちゅうが走り出した3つすすむ」 「ちゅうちゅうが道を間違えた2つもどる」 「3番目のがらがらどんがトロルをやっつけた3つすすむ」
「マックスはかんじゅうたちの王様になる。かいじゅうおどりに参加する」 私がこのお話知ってる?と聞くとMくんは静かに「うん」と言っていました。 後でお母さんにきいたら、どれもお母さんが好きで読んでいたそうです。
このお母さんは2年連続で春の体験教室に親子で参加していましたが、突然先週お電話をくださり今週の体験となったのです。 その夜の親子の会話で本当は元気一杯のMくんが「もう来週は行かなくてもいいや」と言っていたのだそうですが、別の話をしていたらMくんは「緊張していた」と話したらしく、「そうだよねえ。 緊張するよねえ。 お母さんも久しぶりに仕事を始めたら1ヶ月くらい緊張していたもん」・・・「ねえ、分からないこともあるだろうけど、遊ぶだけでいいんだから。 来週も大塚先生と遊んできたら?」
4月には年長組の二人は小学生クラスになりますが、それまではスーパー元気な男の子4人と体育会系ラボで息があがらないようにがんばりましょう。
来週は年中組Tくんが好きな「ながくつをはいたねこ」をします。 Tくんは猫に脅されるお百姓さんたちが気になるようです。 彼は何故か「のうみん」と言うのですけれど。
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おっきくなあれ夢
おっきくなあれ心
つなごうよ手を
かがやくねキミ
今年もみなさまが心豊かに暮らせますように。
元旦 ラボ テューター 大塚淳子
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大塚パーティの今年最後のラボは25日の親子交流会でした。 家族旅行や突然の体調不良でお休みも多く残念でしたが、うれしかったのは友だちや親戚、小学校の先生というゲストの皆さんが参加してくれたことです。 楽しい時間となりました。
それでは、その楽しさをおすそ分けしますね。
まずは、お気に入りラボ・ライブラリーBINGOです。 前もってどの物語を誰と発表するかをエントリーしてもらっていたので、小中学生の実行委員が大きな紙に物語全てといくつかスカを入れてリストアップしました。 欠席が分かっていたラボっ子は絵やクイズでエントリーしているので、バラエティに富んだ30ほどの物語が出ました。 会場のみんなはそれを見ながらビンゴシートに自分で番号を書き込んでいきます。
いよいよパフォーマンスの始まりです。 一部だけですが、写真を縮小して公開しましょう。 さあ、みなさんはラボ・ライブラリーのどの物語だか分かりますか?

ママ「これから、登場人物がばらばらに出てくるので気をつけて見ていてください」 Y「誰が歌うの?」パパ「みんなで歌うんだよ。 せーの、1,2,3、はい!」歌っているのはパパだけ。 ファミリーキャンプで手に入れた揃いのラボはっぴを身にまとったM夫妻はYちゃんをはさんで「恋のマイアヒ~」を踊り始めました。 3人が音楽に合わせてポーズを決めていきます。 自然に拍手が出ましたよ。 ラボ中走るのが大好きな3歳の長男Kはじっと見ていましたっけ。
ゲストのお一人、M先生(やっとお会いできました! ラボっ子の去年の担任の先生ですが、、、実はつい最近知ったのです、、、熊本ルピナスさんのラボっ子でした!!)
は物語が分かったようです。 「Mさん、わかったら手を挙げてくださーい」 笑いながら、でもしっかりと「きてれつ六勇士!」と答えてくれました。 同じ小学校の3人の子たちもM先生に恐れ入ったことでしょう。(笑)

皆さんは分かりましたか? ほかもファミリーでいろいろなアイデアで物語を楽しんでくれたようです。 写真が小さいので表情まで分からないですね。 ヒントを出します。
○ママが真ん中で座っていると、ピョンピョンとKちゃんが近づいてそばに座りました。兄のKもビヨーンビヨーンと跳ねてきて甘えています。ママは嬉しそう、、幸せそう、、。 (末っ子Kベビーがハイハイでママのところに行くはずでしたが、ザンネン!直前に寝てしまいました) じっとしていれば、動物たちが寄ってくるあのお話です。
○パパは大きなウィンドブレーカーを着て、梱包用のプチプチを丸めて持っています。 Nちゃんの背中からは何やらするするの伸びてきた。Sちゃんは白い身体で頭には可愛いピーポーが付いている。 ママは小さなハシゴと小さなホース、、を持っている。
○ママがいきなり紙で作った皿を投げ出した。 Aちゃんは妹のWちゃんを抱いて、これまた紙で作ったブタ鼻をWにつけようとしている。 Wちゃんはいやがってフンギャー!
○白いゴミ袋をかぶったRくん。 でも目もある大きな口も描いてある。 直前に頭のてっぺんをやぶいて、髪の毛を3本(のつもり)出したよ。
○Rくんは幼虫、ママはさなぎ、Tくんは、もちろんちょうちょう。 子どもたちが描いたフルーツには穴があいているし、ちょうの羽もきれい!
○長い耳の次女Yちゃんは小麦と書いた袋をぶら下げ、三女Yちゃんは赤いえぼしをつけてご満悦、ママは耳付きフードをかぶり「わんわん」、トラがらのしっぽをつけるはずの長女Yが出てこないので私がしっぽをつけましたよ。 さあこの4人(?)は何処へ行くのでしょう。
○長女Yはここで登場。 毅然とした態度にTもたじろいでいます。 後ろにEがにこにこラブビーム。 ここには写っていませんが、Sが後ろからひょっこり表れます。 Then・・・
○可愛いお面をつけた3人。 ママはEちゃんが逆立ちしたのを支えたり、Hちゃんをかかえて This much ~ とくるりと回しました。 3人の笑顔がステキです。
○Sちゃんの大好きなお話で、大きい紙の上で黒いクレヨンを走らせます。
他にもワフ家「こどもたちだけでどろぼうをつかまえた」の中でヘンリーは何回吠えたでしょうか? なんてクイズを出した子もいましたよ。
中高大生が馬にまたがり走っていたら、小1が「魔法の馬シフカブールカ」と元気よく答えてくれたり(地区合宿のテーマだった)、「平知盛」とこれも小1が答えてくれました(支部テーマ活動大会を見に行っていた)。 正解は?
小学校の教科書にもよく取り上げられる、、モンゴルのお話でした。(笑)
そう、こんなこともありました。 高校生が「なよたけのかぐや姫」での帝のセリフを発表したら、ゲストの子(ラボっ子の小1のいとこ)が
「かぐや姫!」とすぐに当てたのでびっくり! 聞いてみたら「だって、難しい昔のことばだから、かぐや姫にきまってるじゃん」ですって! へえー!
BINGO と声をあげた子から「一品持ち寄り優先権(券)」が渡されます。 賞品があるわけではないけれど、丸をつけていく作業も楽しかったようです。 もちろん券がなくなっても全員がママたちの手料理に舌鼓を打ちました。
午後はグループ別に歌の発表があり、「ひとつしかない地球」手話に挑戦、親子DEゲームとソングバード大会で汗を流し、親子交流会を終了しました。
今回小学生たちがいろいろ楽しいアイデアを出してくれました。 「仮装の人はどこで着替える?他の人にわからない方が面白いよね」 「クイズとか絵の人を間に入れれば、その時着替えられるんじゃない?」 「でも、着替えている間に他の人の発表が見られないとまずいよ」 と現場を想定した話ができるのがすごいなと思いましたね。 自分達から一つの目的に向けて考えている姿を見て頼もしく感じました。
そして、やっぱりゲストも巻き込んでしまったり、お父さん、お母さんが一緒に参加して楽しめる交流会はいいなあと思いました。 たくさんの笑顔に出会えるところが大人にも子どもにも必要ですよね。
だいぶ長くなりました。 これで25日の報告はおしまい。
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熊本のルピナスさんが熊本朝日放送でラボっ子たちがテーマ活動を通して培っている力をレポート! 放送局側のアドヴァイスで「テーマ活動」を「英語劇」という言葉で表していらっしゃいますが、一般的な「英語劇」という言葉のイメージ以上のものがあることは、ラボっ子たちのインタビューとルピナスさんのお話しで感じられると思います。
ルピナスさんがこちらの掲示板で書かれておられるように、普段からの地道な活動があればこそだと思いますが、ラボっ子やテューターたちの励みになると思いますので、ご覧になってください。 もちろん、初めてこちらにいらした方も大歓迎です。 テレビ放映されたレポートはhttp://www.kab-furusato.com/back_n.html
でご覧になれます!!!
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11月にパーティ全体でテーマ活動発表を一段落させているので、12月の交流会はお楽しみ志向です。 それでも個人、グループ、家族単位でお気に入りライブラリーを紹介をするという教育的(?)出し物があります。 仮装、ジェスチャー、絵、クイズと形は自由ですが、今着々と準備が進んでいることと思います。 中高大生グループは「・・・」で朗々と語りたいとか、中学生活動の時やった「・・・」をもう一度やりたいとか、小さい子たちがまだ聴いたことのない「・・・」をやろうとか、いくつも物語が出てきて、全部できるのかしらーと心配になるくらいです。 家族で取り組みたいから、パパが知っている話にしてあげないと、、、とまだ決まっていないところもあります。 フムフム、いいですねえ。 ご家族で一つのことに取り組むってステキですよね。
皆さん、楽しみにしていますよ。 さーて、私も何かに変装しようかな。
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新聞記事にふと目がいった。 団塊世代元気づけに「夕空晴れて」を上演・・ この芝居のタイトルには見覚えがあった。 そうか、ふたくちつよしさんの作品だったのか。 (芝居には疎い私だが、こと人だけはちょっと知っている) 記事には、逗子市民の主催で、県内の市のうち逗子は65歳以上の人口が24.4%とトップだけに共感を呼びそうだと書いてある。 団塊世代の退職に備えて今春、「逗子都民リターン支援本部」を発足させたとも。
私は団塊の世代よりは若いし(笑)逗子市民でもないが、夕飯前には帰ってこられそうだと思い立って見に行ってきた。
出演は風間杜夫、綾田俊樹、山本亘、富樫真、岡田潔
へたな感想は書かない。 ただ、この年代である夫に
もう少し優しくしなくちゃなと、、、。
見に行ってよかった。
おまけ:
風間杜夫さんといえば、ラボ・ライブラリー「ノアのはこぶね」シリーズで声を聴けるが、今日の芝居があがっていた、逗子文化プラザホールの年末のお知らせ(カラー印刷の立派なチラシ)12月4日「夕空晴れて」の左に並んであったのが、11月26日「つくろう・つなごう日本の歌」
波多野睦美 メゾ・ソプラノ・リサイタル ・・・ このお名前に見覚えは? そう!同じ「ノアのはこぶね」シリーズで美しい歌声を聞かせてくれている方だ! この偶然にちょっと感動。
追加おまけ:
「夕空晴れて」 トム・プロジェクト プロデュース
12月17日(土)~28日(水) 下北沢 本多劇場 で上演されます。
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自分たちの発表の後に4歳のYちゃんが一生懸命自分で書いた言葉です。
他のパーティの感想は「おもしろかった」「おもしろかったけど、くまがこわかったです」などと、そばにいたお母さんが代筆しています。
なぜ、「うれしかった」・・・なのでしょう。 Yちゃんはハンターだったり、金持ちだったりしていましたが、もうすぐ発表会だというときにたぬきになっていました。 今回の発表では物語の中で遊べること、役になってその世界を見ることを目標にしていましたから、幼児たちが普段のラボどおり場面ごとに役が変わってしまっても、そのままにしていました。 発表の前に、そのことをリーダーが伝え、見ている皆さん方には想像力を働かせてくださいとお願いしました。 Yちゃんはサファリのところでは小さくても digunified elephants(おごそかな象たち)の仲間でした。 あちこちにイノシシやシマウマ、だちょうが走り回り、ワニが口をぱくぱくしているのに動じていませんでした(笑)
このとき以外はずっとたぬきで通しました。 セリフを口にしたのは初めてじゃないかしら。 声はこちらには聞こえませんでしたが、みんなと一緒に口が動いています。
みんなと一緒に発表できて「うれしかった」のね、きっと、、、と思っていたら、お母さんがメールで知らせてくれました。
「みんなが喜んでくれたから、あたしもうれしかった」
この「みんな」は見てくれている人たちのことだそうです。 !!!
ちょっとオドロキ!でした。
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今日のプレイルームのお母さんのことばです。
パーティ全員"Bwana Tanuki on Safari"「たぬきのだんなサファリに加わる」を来週23日に発表します。 プレイルームの子どもたちも合同ラボに来て、元気に走り回っていました。
今朝渡された連絡ノートにお母さんがRくんとの会話を記しています。
R「ラボききたい。きょうきいてないでしょ!はやく!」
CDを聴き終わってから、
母「どうしてRはいっつもラボに行ったら走るの?たぬきやってなかったじゃん。Kちゃんは一人でやってたよ」
R「だってはしったらきもちいいし、あるいたらキモチクナイもん・・でしょ!」
母「あっ、そうかあ。 じゃあたぬきは?」
R「Rたん、やったよ。たぬきもしたし、かばもしたし、とりもしたし」
母「・・走りながらもやってたのかあ」
こんなことが書いてあるとは知りませんでしたが、「今日はお母さんがテーマ活動をしてみましょう。 いつもはこどもたちと一緒に遊んでくれていますが、、、さあ、みなさんだったらどんな役やりたいですか?」
みんな一瞬緊張しましたが、しぶしぶ「・・じゃあハンターを」と以前テーマ活動体験があるママから声が上がりました。 戸惑っている隣のママに「金持ちは?」と言ってくれています。 もう一人、長崎でラボを始め、こちらに来て1年たったママOさんは「たぬきやります」。 お三かたとも上の子(小1)が、たぬき役でがんばっているので当然一緒にお家でCDを聴いています。
Tanuki! Welcome home!
たぬき! おかえり!
I'm so glad to see you again.
また会えたね。
How did you like England?
イギリスはおもしろかったかい?
・・・私は、CDを聴きながら宙を見ているOさんの顔を覗き込み、話しかけました。 CDの後からなんとか「よかったね」と答えるOさん。こどもたちならCDと同時に <It was nice. よかったね>と言えるまでになっていますが、、、。
その場にいるプレイルームのこどもたちは自由きまま。 一緒にテーマ活動をしたり、とっくみあいをしたり、、、それでもCDをかけながら続けました。
終わってみてママたちに感想を聞くと、、、
「動いてみると楽しいですね。家でCD聴いている時は分からないところもあったんですが、実際に動いてみると、ああ、そういうことだったのかって分かりました」
「うちの子に、大丈夫なの?ちゃんと覚えて言わなくちゃ、、なんて言っていましたが、いけなかったなあと思いました」
「自分はもうちょっとできるかと思ったのですが、CDに追いつけない」
「動きながらセリフを言うのは難しいですね。 こどもたちはすごいなあ」
こどもたちは動きながらセリフを言っているのではないですね。 その役になっているから、動きなんか考えてない。 感じたままを声に出し、感じたままに行動しているだけです。 まずはここからスタートです。
こどもたちは、繰り返しCDを聴いていると、
Er...I'm hungry.
ええっと...おなかがすいたな。
この一言の言い方から
「あ~おなかがすいたなあ~ってホントに思って言ってる」
「なんかくれないかなあ って思ってる」と感じ、
Have you got any muffins?
マッフィンあるかい?
の一言では、私が「なんか急に図々しくなるねえ」と言っても
「・・急に思い出したんだよ。そうだマッフィンがあるといいなって」
「そう、大好きなんだよ。 女王様が作ってくれたのを思い出した」
と、午後の小学生グループで、たぬき役の1年生たちは話してくれました。 上っ面のことばだけ覚えて言っていたとしたら、こんな感じ方はしないかもしれませんね。
自分のこととしてことばを発していくこどもたちに学ばせてもらっています。
今日のプレイルームのママたちも、発表に向かっているこどもたちの見方や、物語CDの聴き方が変わっていくのではないでしょうか。
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親子で風邪をひいて一週間ほど幼稚園を休んでいて、幼稚園のみかん狩り遠足もあきらめていたSくん。 「ラボの遠足はどうしてもあきらめられない」と主張して、病み上がりのお母さんが頑張って走り回る下の子もつれて参加しました。 昨日の幼稚園では遠足の絵を描く時間で、他の子がみかん狩りの絵を描く中、彼だけが笑顔できりんを描いていたと先生に伺いました。
動物園では、他の家族がわいわいスタンプラリーの問題解きをしている中、Sくんだけはお母さんやラボ兄さん、姉さんが何を言っても走り回っていたワケがわかりました。 久しぶりの外出だったのですね。 帰宅してからお母さんが「楽しかった?」と聞くとSくんがそれには答えず「お母さんは楽しかった?」すかさず聞いたそうです。 スタンプラリーをひとつもクリアーしていなかったSくんですが、集合したときに慌てて描いた絵は特徴をつかんだライオンとトラでした。 ちゃんと見ていたんだね。 お母さん、お疲れ様でした。
なかなかじっくりTANUKIのCDを聴けなかった今年入会のTくん。 動物園から帰ってCDを聴きながら現地で描いていた絵にいろんな動物を付けたして描きこんでいたそうです。 こんな姿を見るのは初めてだとお母さんもびっくり。 何がきっかけになるか分かりませんね。
下見しながら企画した大学生や私にしてみたら、テーマ活動までつなげたかったのですが、無理して実行しなくてよかったなと思っています。個々に感じたことの中から、また物語にもどり、パーティでテーマ活動をすれば新しい発見もあるでしょう。
さあ、今日と明日のラボではどんな嬉しい話がきけるかな。
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