幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0287306
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・友達に教える
ページ一覧
現在ページはありません。
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
「実際に動いてみると楽しいですねえ」 11月17日 (木)
今日のプレイルームのお母さんのことばです。 

パーティ全員"Bwana Tanuki on Safari"「たぬきのだんなサファリに加わる」を来週23日に発表します。 プレイルームの子どもたちも合同ラボに来て、元気に走り回っていました。 

今朝渡された連絡ノートにお母さんがRくんとの会話を記しています。
R「ラボききたい。きょうきいてないでしょ!はやく!」
CDを聴き終わってから、
母「どうしてRはいっつもラボに行ったら走るの?たぬきやってなかったじゃん。Kちゃんは一人でやってたよ」
R「だってはしったらきもちいいし、あるいたらキモチクナイもん・・でしょ!」
母「あっ、そうかあ。 じゃあたぬきは?」
R「Rたん、やったよ。たぬきもしたし、かばもしたし、とりもしたし」
母「・・走りながらもやってたのかあ」

こんなことが書いてあるとは知りませんでしたが、「今日はお母さんテーマ活動をしてみましょう。 いつもはこどもたちと一緒に遊んでくれていますが、、、さあ、みなさんだったらどんな役やりたいですか?」

みんな一瞬緊張しましたが、しぶしぶ「・・じゃあハンターを」と以前テーマ活動体験があるママから声が上がりました。 戸惑っている隣のママに「金持ちは?」と言ってくれています。 もう一人、長崎でラボを始め、こちらに来て1年たったママOさんは「たぬきやります」。 お三かたとも上の子(小1)が、たぬき役でがんばっているので当然一緒にお家でCDを聴いています。

Tanuki! Welcome home!
たぬき! おかえり!
I'm so glad to see you again.
また会えたね。
How did you like England?
イギリスはおもしろかったかい?

・・・私は、CDを聴きながら宙を見ているOさんの顔を覗き込み、話しかけました。 CDの後からなんとか「よかったね」と答えるOさん。こどもたちならCDと同時に <It was nice. よかったね>と言えるまでになっていますが、、、。 

その場にいるプレイルームのこどもたちは自由きまま。 一緒にテーマ活動をしたり、とっくみあいをしたり、、、それでもCDをかけながら続けました。 
終わってみてママたちに感想を聞くと、、、

「動いてみると楽しいですね。家でCD聴いている時は分からないところもあったんですが、実際に動いてみると、ああ、そういうことだったのかって分かりました」

「うちの子に、大丈夫なの?ちゃんと覚えて言わなくちゃ、、なんて言っていましたが、いけなかったなあと思いました」

「自分はもうちょっとできるかと思ったのですが、CDに追いつけない」

「動きながらセリフを言うのは難しいですね。 こどもたちはすごいなあ」

こどもたちは動きながらセリフを言っているのではないですね。 その役になっているから、動きなんか考えてない。 感じたままを声に出し、感じたままに行動しているだけです。 まずはここからスタートです。 

こどもたちは、繰り返しCDを聴いていると、

Er...I'm hungry.
ええっと...おなかがすいたな。 

この一言の言い方から
「あ~おなかがすいたなあ~ってホントに思って言ってる」
「なんかくれないかなあ って思ってる」と感じ、

Have you got any muffins?
マッフィンあるかい?

の一言では、私が「なんか急に図々しくなるねえ」と言っても
「・・急に思い出したんだよ。そうだマッフィンがあるといいなって」
「そう、大好きなんだよ。 女王様が作ってくれたのを思い出した」
と、午後の小学生グループで、たぬき役の1年生たちは話してくれました。 上っ面のことばだけ覚えて言っていたとしたら、こんな感じ方はしないかもしれませんね。 
自分のこととしてことばを発していくこどもたちに学ばせてもらっています。

今日のプレイルームのママたちも、発表に向かっているこどもたちの見方や、物語CDの聴き方が変わっていくのではないでしょうか。  
Re:「実際に動いてみると楽しいですねえ」(11月17日)
Ju-Juさん (2005年11月18日 21時49分)

百聞は一動にしかず・・・のTA、たった「お母さまたちに動いていただく」
というそれだけの事が、なんでこんなに越えがたい山なのか・・・。
1度動いただけでそれだけのご感想がいただけるなんて素晴らしいです。
「しぶしぶ」じゃあ・・と腰を上げる、わかります~わかりますよ~その感
覚。まだホットに記憶に残っております。わかるだけに「動きませんか?」
の軽い一言が言えませぬ。でもホントに大事ですね。いつかは越えたい山で
す。
Re:Re:「実際に動いてみると楽しいですねえ」(11月17日)
おーじゅんさん (2005年11月22日 11時08分)

Ju-Juさんへ

そうなんです。こどもと一緒ならけっこう楽しく遊べるのですが、自分
ひとり・・となるとドキッとしますよね。 私も躊躇します(笑)
はい、最初はね。 でも何回か重ねていくと人の言葉(セリフ)に自分を
乗せていくって楽しい、、いや気持ちいいんですよね。 普段言えない
ことだって言えちゃう。 ママたちに連続したテーマ活動への取り組み
をまた勧めたくなりました。
Re:「実際に動いてみると楽しいですねえ」(11月17日)
SENCHOさん (2005年11月25日 17時35分)

 ひさしぶりっス。
 『たぬき』のようす楽しくよみました。読みながら、放送大学でやってい
た東京大学の佐藤学氏のシリーズ授業という講座を思い出しました。
 現在、いわゆる机を教師の方向にむけてならべた「講義型」の授業をする
小学校はどんどんへっていますが(もともとそのスタイルは産業革命時に大
量生産を行なうために、最低限の読み書きを一度に多くの人に「教える」た
めに生まれたそうです)、ぼくが見たのはイタリアはローマの小学校の授業
です。テーマはライオンで、子どもたちはいくつかのグループになり、それ
ぞれにさまざまなやり方でライオンにアプローチします。動物園にいく子た
ちがいれば、ライオンに関する詩や神話などを調べるグループもある、また
彫刻や絵画などを見にいく子たちもいる。してみると、ローマは街全体が美
術館のようなものですから、その点はじつにめぐまれています。彫刻も牙大
きさをはかったり、さわってみたり自在です。とにかく、テーマ、対象と
「むつみあう」時間がたっぷりとあるのです。そして、さいごはプレゼン
ティション。生徒たちは、紙で発表したり音楽にしたり、劇にしたり、朗読
にしたりとこれまたざさまざま。そこで表現される「ことば」はとても力強
いものがあります。
 対象とむつみあう――ラボもラボ・ライブラリーということばと音楽と美
術にどっぷりとつかり、さらにさまざなやり方でアプローチする。その原点
にラボ・ライブラリーがあることは、やっぱりすごいことのなのかも。
Re:「実際に動いてみると楽しいですねえ」(11月17日)
おーじゅんさん (2005年11月25日 22時54分)

SENCHOさんへ

彫刻も牙の大きさをはかったり、さわってみたり自在です。とにかく、
テーマ、対象と「むつみあう」時間がたっぷりとあるのです。

→ 確かに! 興味のおもむくままに考え行動していくことの大事さを
  感じます。
 
  睦む? ♪たがーいに ♪むつーみしー・・・は「仰げば尊し」
 
  むつみあう = 互いになれ親しみ合う。

  ことばと音楽と美術がむつみあっているラボ・ライブラリー。
  そのライブラリーを聴いて、テーマ活動をするときは仲間とむつみ
  あい、自分と登場人物とがむつみあっていくのかあ・・・
  
  などと「睦む」ということばを使ったことがない私ですが、SENCHO
  さんのことばを真似してみました。 使い方はあっているかしら。
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.