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私はいつもあなたのそばにいる
一番頼りになる助け手でもあれば,あなたが背負う最大の重荷でもある
成功への後押しもすれば,足を引っ張って失敗にも導く
私はあなたの命令次第で動く
あなたのすることを私に任せてくれれば
私は素早く正確に片づけてしまう
私の扱いは簡単
しっかり指示すれば,それでいい
どのようにしてほしいのかを明確に示してくれれば
少しの練習のあとで自動的にそのことをこなす
私はすべての偉人の下僕であり
そして残念ながら,すべての失敗者の下僕でもある
偉大な人が偉大になったのはわたしのおかげ
失敗した人がしくじったのも私のせい
私は機械ではないが,機械のように正確に
そして知性あふれる人間のように賢く働く
利益になるように私を使うこともできれば
破綻をきたすように使うこともできる
私にとってそれはどちらでもよい
私を利用して訓練し,しっかりと指示をしてくれれば
世界をあなたの足下に届けてあげよう
しかし,私を甘く見れば,あなたを滅ぼすだろう
私は誰だろうか?
私は習慣である
(「習慣」作者不詳/『TQ』・ハイラム=W=スミス著より) |
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