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 黒岩PのあれこれVol2
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「15少年」航海日誌・6 03月31日 ()
朝からの雨がウソのように上がって、よく晴れた昨日の午後。

普段のパーティを離れて、みなとみらいに停泊している帆船「日本丸」

へ遠足に行って来ました。キディさんの付き添いのお母様2人を含む

(お世話になりました!)総勢21名、部活などで忙しい、中学生、専門

学校生も参加してくれてにぎやかでした。

nihonnmarukenngaku

大きな手動の操舵輪を後ろに。子供達にこの舵輪を触らせてあげたかっ

たのでした。以前にも遠足に行ったことがありましたが、今回初めて

帆船に乗る子もたくさんいて、船の中の様子には皆興味津々。甲板を

やしの実を切ったものと、砂で磨くんだよ、とか、マストの大きさとか

船長さんのお部屋とか。船長や幹部の方達のサロンの天井にはステンド

グラスがはめ込まれていて、ソコには、なんと南十字星のグラスも・・

北斗七星などとともに、航海をする上で、重要な星座なんだなぁ、と

改めて思ったのでした。子供達はせまい階段を登ったり降りたり、ひろ

い甲板を見渡したり、すっかり船の魅力に取り付かれた様子です。甲板

の手すりにつかまって”Help! Help us!"なんて叫ぶ子も居たりして、

『そうそう、汽船が近寄ってきてねぇ・・』なんて、内心嬉しいテュー

ターです。舵輪にぶら下がるようにして、「う~ん、ひどく重いぞ!」

とか、お話の中のセリフが自然に口をついて出ている様子も嬉しいもの

でした。なかでも、練習生(ご存知とは思いますが、この船は船乗りを

育てる為の船なので、練習船なのです)のためのせまい船室には、

大喜び。8人部屋で、2段ベッドが4つ、ひとつの幅が43センチというせま

い小さいベッドのマットレスに自由に寝転んでいいのです!みんな靴を

脱いで順番も待ち遠しくマットレスに寝転んでいました。こんな経験が

15少年達がスラウギ号にワクワクしながら乗り込んだ気持ちと重なると

いいなぁと思いながら見ていました。大きななべ釜や、オーブン、舵輪

の位置から見える、キャビンのドア・・・どれもこれも想像力を補って

くれるものばかりでした。係りの山下さんという方がていねいに色々

教えてくださいました。ありがとうございました。救命艇の役割とか

(大きなものは本来、他の難破船を発見したときに、救助のために使う

目的がある、とか)こんな風に海に下ろすのだとか。船の先をスタン、

後ろをバウ、右舷をスターボード、左舷をポートサイドというんだよ、

など、15少年のお話に出てくる単語もたくさんでした。船の見学のあと

となりのマリタイムミュージアムにいき、男の子達は、舵輪を操作しな

がら船を着岸させるシュミレーションに夢中になっていました。なかな

か難しい。ひとしきり見学し、許されたお小遣いのうちでお土産を必死

になって選び、風に吹かれながらみな満足して家路に着きました。

送り出してくださったお家の方には何時も感謝でいっぱいです。

帰ってから楽しかった!というメールも頂き、行ってよかった!と

私も嬉しかったです。
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Re:「15少年」航海日誌・6(03月31日) >>返事を書く
SENCHOさん (2007年04月03日 11時54分)

おじゃまします。
日本丸体験はインパクトがあったようですね。
『十五少年漂流記』に含まれるいろいろなテーマと
子どもたちがさまざまに「睦(むつ)みあう」ことはたいせつな言語体験だと思います。
リアルな体験もまた言語を育てます。日本丸で感じたことを子どもたちはきっと表現したい
はず。だから帰宅してからメールがたくさんきたのでしょう。
この物語のテーマはもちろん「海」だけではありませんが
「海」というテーマだけで考えても,睦みあう対象はいくらでもありますね。「海を描いた
絵画」「海の歌」「海にいきた人びと」などなど。ただし,あまりはなしを広げすぎると
テーマ活動がすすまないかしら。
 テーマ活動は「英語と日本語の物語(それを聴くだけでずいぶんと濃厚な言語体験です)
と睦みあいながら言語体験(聴く 感じる 表現するなど)をくりかえしていく作業です
が,そのアプローチの過程がしいていえば演劇的要素が強いということだと思います。,む
しろラボラトリー=「ことばの実権室」と考えれば表現の「うまい へた」ではけしてない
ですし,「セリフや語りが うまくいえたいえない」でもないはすです。
 ですからぼくはクロッキーさんのパーティが発表する「十五少年」がと?かというより
『十五少年』に取りくむクロッキーさんのパーティがどうなのかに興味があります。
 そして太郎くんが表現するブリアンのできよりも,ブリアンに挑戦する太郎くんがどうな
のか「どんなふえにラボ・ライブラリーを聴いたのか」「ブリアンをどう思っていたのか」
などのがたいせつにのですね。なせならテーマ活動は教育プログラムだからです。
 ではまた
Re:Re:「15少年」航海日誌・6(03月31日) ・ >>返事を書く
クロッキーさん (2007年04月03日 16時56分)

SENCHOさんへ
>再び、ずっしりと心に響く書き込みありがとうございます。
本当に、「言葉」と睦み合う、という表現は、ぴったりですね・・・
日本丸の上で、彼等が発したテーマ活動の中の表現を見るにつけ、
彼等の中でセリフの一つ一つが、すでに体に取り入れられた栄養になっ
ているような気がしていました。
ブリアン、ドニファン、ゴードン、バクスター。彼等は本当に同じ年の
少年達なのです。もちろん同じ年の少女達もいます。彼等がこの物語を
取組んだ後、どんな風に感じるのか・・・・
言葉の実験とは、言いえて妙ですよね。本を読むように、映画を見るよ
うに、他のメディアからでも、新しい言葉や表現は彼等の中に流れ込ん
できているようです。ラボのライブラリーからの表現が彼等の中に
根付いていることに気がつくのは、もしかしたら、ずっと遠い将来なの
かもしれない、と思うこの頃です。
ひとつだけ確かなことは、「15少年漂流記」というテーマ活動をいつ
の日か、みんなで確かに作り上げ、発表した、という事実なのでしょう
ね・・・
うちのパーティの子供達の15少年、そう考えると本当に大切にしなく
ては、ですね!
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