幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧英語・語学ランダム新規登録戻る 0236943
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 2019☆マザーグースひろば開催情報
・ チームビルド「ラクーンサークル」
・ たがみパーティ見学はこちら!
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
学校という場所 03月02日 (火)
6年生の読み聞かせをさせてもらった。

さいごの読みきかせだ。


「うちのクラスはもう、だれも話を聞かないよ。」

娘からそう聞いていた。

確かに、クラスに入ってもだれもこちらの存在を気にする様子がない。
軽く、無視されているような状態。


このクラスは、どうしてこうなってしまったのだろう。
卒業まで15日となった今では、さすがにやんちゃも過ぎて
貝のようにかたくなに、心をしまい込んでいるのか。


それでも、おせっかいおばちゃんは、どこまでもおせっかいで、
彼らにひとこと、エールを送らずに終えることができなかった。
彼らの心のやわらかいところに、語りかけてみたかった。


ふと、思いついて、
こんなふうに話してみた。

…このクラスで読み聞かせの機会をもらうのは、今日が最後です。
このクラスでの読み聞かせの思い出で、一番記憶に残っているのは、
アイヌの物語を読んだ日のことです。
みんなは5年生だったと思う。
絵本を読んでいるうちに、みんなが集中してくるのがわかった。
みんなの気持ちが一点に集まって、
絵本の中にみんなが入ってくるようで、
絵本を持つ手がぐぐぅっと、どんどん重くなるような錯覚があったのを覚えているよ。
私は一気に緊張した。
でもそういう状態とは別に、私もいっしょに物語に入り込んでいる感じで、
自分であって、自分じゃないような、
アイヌの語り部になったような。
とにかく、
ものすごく貴重な感覚を経験させてもらったんだ。
あのとき、みんなのすごい集中力に圧倒されたんだよ。
2組、やるじゃん、ってね。

ここまで話し終えて目を上げると、驚くことに全員が着席し、こちらを向いている。
あのときの集中力で、また私を見てくれている。

ちゃんと話せば、ちゃんと受け取ってくれる力があるんだよね。

学校中からダメダメクラスの烙印を押された、あなたたち。
ものすごい力をもっている人たちだと私は思うけれど、
先生には伝わらなかったかもしれないね。
うまく伝えられなかったあなたたちが悪いのかもしれないね。

でも私は思うよ。
変わるべきは、大人だと。
Re:学校という場所(03月02日)
はみさん (2010年03月12日 10時42分)

いぐいぐさん、
ウチの子のクラスも来週最後なんです。ひとことづつ、なんて言われるこ
とになっているので、なにを話そうかとても迷っていたのですが、いぐい
ぐさんの日記を読んで、わたしも読んでたときの自分の感じたことを話し
てみようと思いました。
コメントはいっさいしたことがないので、最後に伝えたいと思います。
いぐさんありがとう。
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.