 「中原中也記念館』静かな空間で癒されました。 |
05月05日 (木) |
|
家から五分、地元なのに、あたりはどんどん変わっていきます。むかしあったはずのPがなくて、大回りして、15分のロス。5時15分に入ったから、40分しか見れなかったが、小さな資料館なので、ゆっくり見ることができた。もちろん、もう少し時間があれば、心にじっくり染み入り、ゆったりと詩の世界に浸ることもできただろう。静かなBGMがさらに気分を良くしてくれる。
この建物は、中也の生家跡に作ったとのこと、立派な家だったのだろうなぁと予想される。庭の木々の緑がきれいで、 テーブルセットに座り、目を閉じれば、心地よいだろう。
が、ゆっくりはできない。
あわてて出たけれど、今日の行動のスタートが遅かったおかげで、そのあと、息子を釣堀に連れて行く約束で、往復1時間の場所に行ってみたけれど、ブッブー、間に合いませんでした。
おかげで息子は少しご機嫌斜め。
埋め合わせに買い物をして「くるくる寿司」にいったら、もう8時だと言うのに、まだ待ち時間が30分だって・・・仕方なく第2希望の”バリそば”に行った。
オーダーは9時でストップ、8時30分に入った。4人前頼んで、残りあと3人分のみだった。オー、ぎりぎりセーフ。
4人前の頼み方は、3人前が1600円で、びっくりするぐらいの大皿に出てくる、これは、インターンや、ユースが来たとき必ずと言っていいほど連れて行くが、びっくりされる。そして、も1人前を、680円で頼む。
もうおなかも満腹、心も満足。と言うところです。
|
|
|
 Re:「中原中也記念館』静かな空間で癒されました。（05月05日）
|
 返事を書く |
|
がのさん （2005年05月05日 15時18分）
ワオー、中也だ～！ ありがとうございます。
秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。
・・・・・・
さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでゐてくっきりした
影を落としてゐるのでした。
きれいなメルヘンです。中也というとき、「汚れっちまった悲しみに」
とともにすぐに口をついて出てくる詩句。「思へば遠く来たもんだ／
十二の冬のあの夕べ／港の空に鳴り響いた／汽笛の湯気は今いづこ」
これもアタマの中で鳴っていることば。ああ、どんどん中也の詩句が
とび出してきますね。
ラボに勤めるより先にいた出版社の仕事で各地の文学的史跡を
まわったことがあります。あのときは、ほかに嘉村礒多の
仁保村まで行きました。ずいぶん昔のことですが。
そのころはまだ中也資料館はなく、公園の片隅に詩碑が
ひとつ建っているきりでした。
「帰郷」の一部が刻まれていましたよね。
心おきなく泣かれよと
年増婦(としま)の低い声がする
ああ おまへはなにをしてきたのだと…
吹き来る風が私に云ふ
いまもこの詩碑はありますかね。詩人を気取って姫山のふもと、
椹野川(ふしのがわ)のほとりを歩いていたら、カラスの大群に
襲われて逃げた恐怖の記憶も…。
そうでしたか、あのお近くにお住まいなんですか。うらやましい。
萩原朔太郎、宮澤賢治とともに中原中也の詩魂は、わたしのなかで
大きな存在です。ちょっといい気分にさせていただきました。
|
|
|
|
Re:「中原中也記念館』静かな空間で癒されました。（05月05日）
|
返事を書く |
|
labogonさん （2005年05月07日 01時14分）
がおさんへ
書き込みありがとうございます。
嬉しくて、今、中也のこと、中也の誕生祭(4月29日)には毎年有名な作家
や、ファンが全国から集まり、『青空朗読会』が、中也記念館で行われ
るが、近いのに、まだ一度の行った事のないと言う、ばちあたりである
こと。
山口には、山頭火と、金子みすずもいるなかなか文学的な地であるこ
と。
三人とも、とてもきれいなことばで、気持ちを素直に現している事。
自然ときれいな空気のおかげかなァ。と言うこと。
わたしも心に毛をはやらかしてはいけないなぁと思ったこと。
ここまで、20分くらいかけて売ったでしょうか・・ちょっとオーバーか
な？・・で、また消えてしまったのです。
感動しながら書くものですから、みんなは途中でコピーしたらいいとい
うのですが・・・
へんなところ押したつもりはなかったのですが・・・
そろそろ終わりにしないといけないのですが・・・また消えると、再起
不能ですし・・・
最後に、今、山口県立美術館に『興福寺国奉展』が開催されています。
見逃すようなもったいないことしてはいけないなぁと、がおさんのＨＰ
見て思いました。だって、美術館まで、自転車で5分ですから。
山口は、日本一田舎の県庁所在地ですが、いいところですよ。
|
|
|
|
|
labogonさん （2005年05月07日 02時24分）
すみませんでした。
がおだなんて、ライオンではないのですから・・・
あわてんぼうです。が、今後ともよろしくお願いします。
それから、先ほどの消えたお便りの中に、宮沢賢治のことも書いていた
のでした。
今Ｐで『注文の多い料理店』をしていること、3月の15周年には、『ゴー
シュ』をやったこと。お祝いの会だから、私の好きな賢治からみんなに
選んでもらったこと。
彼の素朴な語り口が大好き、自然を大事にするがゆえ、いろいろなとこ
ろで、人間をこらしめたり、たしなめたり、動物と話をしたり。
今自分が忘れかけていた、若いころ、自分も賢治のように、自然を愛
し、動物を愛し、獣医になりたいだ、『むつごろう王国』で働きたいだ
と、ひとりで北海道に行き、王国にいったりしていた。
なんか純粋な気持ちになれる作品。
こどもたちもわいわいさけびながら賢治の世界を楽しんでいます。
おとといは、たまたま『わが心の銀河鉄道』宮沢賢治物語、
ビデオをみつけて、見ました。面白かったし賢治は、結構、自分ほんい
で、わがままなだったんだなぁ。
お母さんとお父さんに支えられた部分が大きかったんだなぁ、とそのビ
デオでは感じられました。
・・・・またおしゃべりながくなりました・・・また寄ってください。
がのさんの、紹介してくださった絵本、図書館で見つかりますかね
ぇ・・探してみます。
|
|
|
|
Re:Re:「中原中也記念館』静かな空間で癒されました。（05月05日）
|
返事を書く |
|
がのさん （2005年05月07日 10時21分）
labogonさん
＞がおさんへ
★…“ガオー！”ラボゴン怪獣にライオンにされてしまいましたか。び
っくりしたなあ、もう(笑)
山口には、山頭火と、金子みすずもいるなかなか文学的な地であるこ
と。三人とも、とてもきれいなことばで、気持ちを素直に現している
事。自然ときれいな空気のおかげかなァ。わたしも心に毛をはやらかし
てはいけないなぁと思ったこと。
★…大丈夫ですよ、ラボの上質な物語に触れていたら心に毛や苔は生え
ません。もっとも、オキナグサではないですが、美しいものに素直でし
なやかな反応をするうぶ毛はいつまでも持ちつづけたいですね。
山頭火も金子みすゞも大好きです。みすゞさんについては、さきにやっ
ていた仕事でいろいろ資料を調べたり、仙崎の資料館の矢崎節夫さんに
電話でいろいろお話を聞いたりして小論を書いたところでした。
そのほか、宇野千代、大庭みな子も山口県の出身、国木田独歩も河上徹
太郎も河上肇も、それからちょっと大学でお世話になった新庄嘉章先生
も。こうしてみると、なかなかゆたかな文学風土ですね。
今、山口県立美術館に『興福寺国奉展』が開催されています。見逃すよ
うなもったいないことしてはいけないなぁと、がおさんのＨＰ見て思い
ました。だって、美術館まで、自転車で5分ですから。
★…そうですってね。スミティさんもおいでになる予定と聞いておりま
す。如来さまの慈悲と鑑真の真率で強靭な精神にふれてください。
|
|
|
