幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ラボのテーマ活動とは

【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子】

テーマ活動とは何か?そのままではテーマを持った活動という意味ですが、
私たちはラボ・ライブラリーをテーマとしたラボ・テーマ活動を略して
「テーマ活動」といっています。

ラボ・ライブラリーを聴くとその物語についてのイメージが広がり、
実際に声に出し、身体で表現するとさらに、面白いし、楽しい。

とてもシンプルなことです。でもその内容はとても深いので、
私たちの経験をお伝えします

『ラボ・ライブラリーではことばが生きています。
ラボ・ライブラリーを聴けば聴くほど聴きたくなる。
ことばを言いたくなる。動きたくなる。』

物語は前の世代から、次の世代へ向けてののメッセージだといわれています。
私たちは成長の中でいろいろな物語に出会います。
誰しも、成長の中でさまざまな困難に出会い、悩みます。
そのようなとき私たちはひとつの物語に強くひきつけられます。
物語が、あるときは大きな助けになり、救いになるのです。

そしてラボ・ライブラリーは、本がついていますが、まず耳から聴きますから、
目で本を読むよりも、物語がイメージをかきたてる力、喚起力が強いのです。
繰り返し聴きたくなります。

そしてラボ・パーティのこどもたちは、
自分の好きなラボ・ライブラリーの物語を聴いていると、
『ことばを言いたくなる』『動いてみたくなる』と言います。

物語のイメージ、登場人物の気持ちが自分の中で大きく膨らんでくるからです。

しかもラボ・ライブラリーを聴いているのは、自分だけではありません。
兄弟が聴いていたり、父母が聴いていたりいたりします。
ラボ・パーティの家族ではラボ・ライブラリーを楽しむ活動がすでに始まるのです。

そしてラボ・パーティでは、週に一回、グループのメンバーもラボ・テューターも
みんな同じ物語を聴いて、しかし様々に物語を受けとめた気持ちをそれぞれに持って集まるのです。

受け手がいると相手に向かって物語の話をしたくなります。
出てきたせりふも言ってみたくなります。

『ことばは生きている・・・ことばは行ったり来たりで成り立つ会話です。
言ったことばが返ってくることに、それだけで喜びがあります。』

あるお話の中では、お母さんに"Be carefull."と言われたこどもが
"O.K.Mammy. I'll be carefull."と元気に答えて家を飛び出してゆきます。
こんなせりふのやりとりで、物語の中のお母さんとこどもにいきなりなってしまいます。
こどもたちは、パーティにやってくる前に、おうちで、お母さんやきょうだいと
『さんびきのやぎのがらがらどん』や『かいじゅうたちのいるところ』で遊んでいます。

パーティの日が待ち遠しいといってこどもたちはパーティにやって来ます。
みんなで、ラボ・ライブラリーの物語を遊ぶのが楽しみだからです。

幼児のグループや母と子のプレイルームではこうして、
物語の遊びとして「テーマ活動」が始まります。

物語のシーンを劇あそびとして楽しむなかで、こどもたちの表現、が引き出されてきます。
物語によってこどもたちの持っているいろんな才能が刺激され花開いてゆきます。
物語の絵を書いてきた子、何か作ってきた子、
楽器で音楽の一節を吹けるようにしてきた子、作文を書いてきた子、
いろいろ調べて研究してきた子、物語の役をするのを楽しみにやってきた子、
ことばも覚えたよと飛び込んでくる子など、いろいろな子が集まり、
それぞれの物語への気持ちが高まってきます。

今度はグループみんなで物語を「ことば」と「身体」だけで表現してゆきます。
私たちはこの全過程を「テーマ活動」といっています。
もう少し大きな子たちの縦長のこどもたちのグループでは、発表会が目標として決められ、
それに向かっての「テーマ活動」のプロセスは、個と個のぶつかり合いがあり、
グループとしての挑戦、失敗、挫折、成功というドラマのある課程です。

【テーマ活動の発表へ向けて、発表。個とグループ 】
テーマ活動の発表へ向かっては、こどもたちひとりひとり物語の受けとめ方が違い、
表現する力の違いもありますから、
ぶつかりあいがあり、テューターからの投げかけのことばがあり、
表現を生み出す苦しみがあります。

ひとりひとりの主張があり、ぶつかりながら、グループの表現が少しずつ生まれてゆきます。
ここでは妥協して表現をつくりあげるのではなく、
個が個としての主張がはっきりとしてくるプロセスであり、
そのなかで共通の発見が生まれてくるプロセスです。

最後にテーマ活動の発表があり、できるだけ多くの方に見ていただきます。
創ってゆく過程が大変だからこそ、創りあげた達成感をともに味わい、
グループ全体で抱き合って喜ぶことまであります。
また時にはもっとできたのにと悔しさも味わいますが、
それは次の活動に向かってのよい経験になります。

表現することに、×はありません。ここまでできたということを、
他の人からほめられ、自分で自分に自信を持つことができます。
気持ちが入ったことばはすでに自分のことばになってきます。

テーマ活動の中で"Wait!"って叫んだことは体験ですから、忘れることはありません。
(学校で習った"Wait"は、知識の学習ではあったかもしれませんが、体験ではなかったのです。
不思議なことに体験したことばは身体にしみこんで忘れないのです。
忘れているようでも同じ状況でよみがえってきます。)

一度発表した物語は、初めて聴いたときより、ずっと深く陰影が刻み込まれてきています。
何しろ自分のことばと身体で表現しきったのですから、ひとつのせりふにも愛着が生まれます。
こうなればその物語はもう自分のものです。再度その物語を聴くとき、
再度取り組むときに喜びがまた生まれます。
一生ものの物語に出会ったといえないでしょうか。

こどもたちは「テーマ活動」が大好きなのです。

ラボ・ライブラリーとラボ・パーティ「テーマ活動」は
一生ものの物語に出会う体験ができる場として
ことばと表現を育てる場として、
学校教育では出来ない貴重な体験の場となっています。
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