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「テーマ活動」について・・・最近感じたこと(P通信より) 03月05日 (金)
「テーマ活動」についてすごく考えることがありました。P通信に書いた文章ですが、高校2年の女子が「テューター、だてに年とってないね」と言ってくれました。私の思いを受け取ってくれた言葉だと思います。
☆現生活の中にある「テーマ活動」
アルツハイマーの症状が表面化してきた義父の付き添いで、病院泊をすることが何度かありました。 義父は昔、金属加工の仕事に従事していたからでしょう、夜中に目が覚めると、カーテンレールの金具が気になるようで、何度もその位置がおかしいと指摘します。最初は軽く聞き流していたのですが、だんだん熱を帯びてきましたので、
「ふぅ~ん、そんなにこの金具の位置はおかしいの?」と語りかけ、私も思いっきり彼の世界へ入ってみました。 義父は得意気にいろんな説明をします。私はそれを聞き、最後に
「わかった。おじいちゃんってすごいねー。でも、今は風邪をひいてベッドで横になってないといけないから、私が代わりに動かしてみるね。」と言い、ゆっくりと、一生懸命に、ほんの少しだけ、レールを移動しました。
すると義父はとても嬉しそうに、
「あんたは上手だ。 よかった。 これでよし!」 そう答え満足気に目を閉じそのまま朝まで寝てくれたのです。

 「これって『テーマ活動』では?」
とふと思いました。 そうです。 まさに義父と私は2人の物語中で、好き勝手に遊んでいたのです。一方、義母はこのような非現実的な事を口にする夫に対しては
「そんなことを言ったらつまらん。」と注意することが多く、そのたびに義父はシュンとして妙におとなしくなりました。 やはり自分の夫のこのような姿は、容易には受け入れがたいものなのでしょう。しかし、(彼女には申し訳ありませんが、)私はこの時間が楽しくなりました。おかげ様でいろんな役もさせてもらいました。近所の友人、仕事の後輩、デパートの店員etc,.・・・ 演じる時間はあまりにも唐突にやってきますが、それだけに好き勝手ができます。義父こそ、とても真面目(?)に私の応対をしてくれます。そして物語の最後はいつも義父が安心するような内容にすると、納得して落ち着いてくれます。不思議なことに義父が私のことをとても信用してくれているようにさえ感じました。彼と共有したこの体験は「テーマ活動」の持つ不思議な力を私に実感させてくれたような気がします。
 私が彼と「テーマ活動」をしても現実的な問題が解決するわけではありません。でもお互いの距離はとても近くなりました。 なかなかきちんと正しく動いてはくれない義父ですが、一緒に行動することが苦痛ではなくなりました。お互い声を出して笑うことが増えました。そして何よりも嬉しかったのは、義母も少しずつですが夫の病状を悲観的に考えることが減ってきたのです。

 「テーマ活動」はいろんな意味で、《現実逃避のためのクッション》になってくれるものだと感じます。それもとても健康的なクッションです。独りで閉じこもるのではありません。一緒に感じ、演じあえる仲間がいます。そこではいろんな事を感じますが、現実の自分の姿を見ることができます。 他人を通して(演じて)見える自分は、同時に大事なことをたくさん気づかせてくれます。だからこそ、いくら現実離れの世界で遊んでいても、いつまでもそこに閉じこもるのではなく、あるべき自分の場所に帰ってくる事ができるのではないでしょうか? 絵本「かいじゅうたちのいるところ」の主人公マックスが、大喧嘩したお母さんのところへ戻ってきたように、また義父が「自分は今、横になって寝る時間だ」と自力でわかったように。

☆現パーティーの中での「テーマ活動」
 では、今のPの子ども達の様子はどうでしょう。一言で言うと、「産みの苦しみ」の真最中です。
「白雪姫」はいわゆる、おもしろい、楽しいという種の物語ではありません。特に男子はパンチ不足の内容展開に物足りなさを感じているのではないでしょうか。しかし、どんな物語でも全メンバーがいつも満足するようなものは存在しないはずです。これも「出会いだ」と 私は子どもたちに話しています。どんな物語でも全メンバーがいつも満足するようなものは存在しないはず。人生の中でいろんな人との出会いがあるように、何か意味があるからこそ 今この物語と出会っているのだと。 だから正面から向き合ってほしい。CDを聞き、いろんな事を感じてほしい。「聞かなければ感じない。感じなければ考えられない。考えられなければ表現できない。」
自分と違う自分になって表現して初めて、「テーマ活動」といえるし、現実の自分のいろんな姿がみえてくると思います。 みんな「産みの苦しみ」に負けず、這い上がってほしいと願っています。そのための基本、CDと向き合う時間を是非たくさん準備してもらいたいと願います。
Re:「テーマ活動」について・・・最近感じたこと(P通信より)(03月05日) ・
ゆみねーさん (2004年03月07日 18時48分)

・・・・・「テーマ活動」はいろんな意味で、《現実逃避のためのクッショ
ン》になってくれるものだと感じます。それもとても健康的なクッションで
す。独りで閉じこもるのではありません。一緒に感じ、演じあえる仲間がいま
す。そこではいろんな事を感じますが、現実の自分の姿を見ることができま
す。 他人を通して(演じて)見える自分は、同時に大事なことをたくさん気
づかせてくれます。だからこそ、いくら現実離れの世界で遊んでいても、いつ
までもそこに閉じこもるのではなく、あるべき自分の場所に帰ってくる事がで
きるのではないでしょうか?・・・・

同感です。
たくさんの人との出会い・たくさんの物語との出会いからテーマ活動の大切さ
を感じます。
いろんなことがあるなかでむっちゃんさんもがんばってありますね。
体だけは壊さないように気をつけてください。 
Re:「テーマ活動」について・・・最近感じたこと(P通信より)(03月05日) ・
りっぴぃさん (2004年07月01日 18時12分)

こんなテーマ活動もあったのですね。
テーマ活動の深さ、広さを改めて気付かされたような気がします。
物語の世界を共有することで、心が豊かになっていく様は
こんなところにまで波紋を広げていたのですね。
すてきなお話をありがとうございました。
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