幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0148832
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・友達に教える
ページ一覧
・ 中井パーティの国際交流
 オレゴン国際キャンプ  大自然に学ぶ日
・ 中井パーティの行事
現在ページはありません。
・ 中井パーティの紹介
 インターネットラジオに出演
Welcome!
オレゴン国際キャンプ  大自然に学ぶ日々
  大1 高崎 薫
公式ホームページより転載
オレゴンキャンプ報告






オレゴンキャンプ。ホームステイとはひと味違う,アメリカの大自然を堪能し,国を超えて友情を築いたり,自分を見つめ直すことのできる贅沢な体験だ。たかが3週間,されど3週間。プログラムのすばらしさをぜひ知ってほしい。
 私は大学1年の女子である。以前からオレゴンキャンプに興味があり,今年が最後のチャンスと参加を決めた。参加者は中1から大2までの男子19名,女子3名。みんな明るく元気のよい私のかわいい弟,妹たちだ。7月21日。オレゴン州,ポートランド。いよいよ旅が始まった。向かった先はOMSIのキャンプ場であるハンコック・フィールド・ステーション。乾燥地帯で,日本では見られない動植物に出会った。散歩に出ると野生のウサギやリスがちょこちょこ顔を出す。



なんて小さい自分

 この地での5日間は,アンバサダーズというアメリカの中高生参加者と過ごした。一緒に川で泳いだり,キャンプファイアや食事をともにすることで友情を育んでいった。最初,ラボの女の子は,日本人の女子参加者が少ないということもあり,どこか消極的でなかなかアンバサダーズとうちとけられずにいた。対して男の子はいつの間にかおみやげ交換も済ませ,ゲームを教える仲になっている。「アッチ ムイテ ホイ!」片言の日本語が聞こえてきたときは耳を疑った。英語をそんなに話せるわけでもないのにどうやって教えたのか。彼らはことばの壁など関係なく,コミュニケイションをとっていたのだ。きちんと正しい英語を話そうと,そればかりにとらわれていた自分に気づかされた。
 アメリカの女の子はアニメの影響もあり,日本にたいへん興味を持ってくれた。日本語一つ覚えては“Cool!”といって喜んでいる。大自然にいて,アメリカが羨ましくてたまらなかった私に日本を見直させてくれたのは彼女たちだったかもしれない。できればこのまま一緒に旅を続けたかったが,別れはやってきた。あのときギューッとしたハグは決して忘れない。さみしさだけが残り,心にぽっかり穴があいてしまった。
 その後カスケイド・サイエンス・スクールというキャンプ場へ移動し,私は自分の小ささと無知を知らされる。ニューベリーという大昔に噴火した山や,それにまつわるネイティブアメリカンの歴史を学んだ。大地に立ち,歴史の深さを肌で感じる。いっぱいに満ち溢れたことだったが,これはアメリカの一部に過ぎない。学ぶべきことは山ほど残されている。



☆……カスケイド・サイエンス・スクールに滞在中にカヌーに乗りました。つい“Row, row, row your boat...”と口ずさんでしまうのは,さすがラボっ子です。まわりは木々に囲まれた美しい森,子鹿に出会うというラッキーな人もいたそうです。







優しさにたすけられ


次に訪れたのは,カリフォルニア州のレッドウッド国立公園。湿気が多く,てっぺんが見えないほど高くて太い木がいっぱいだ。あまりの大きさにまるで自分が小さくなったようだ。ここで待ち受けていたのはバックパッキング。2泊3日,テントや寝袋,食糧などを背負って合計約21マイル歩く。それまで余裕を口にしていた私も 元気があり余っていた男の子も,さすがにヘトヘトだった。しかし,OMSIのスタッフが辛いときに手を貸してくれ,笑顔を取り戻させてくれる。彼らの優しさについつい甘えてしまうのだ。  
バックパッキングは確かにきついが,乗り越えられない辛さではない。山のなかを何時間も歩きつづける。すると次第に波の音が聞こえてくる。波の音に誘われ,またどんどん歩くと,太平洋に辿りついた。今まで感じたことのない達成感と喜びにつつまれた。優しくて愉快なスタッフとラボっ子は家族同然であった。別れを意識したくなかったが,さよならが近づくと自然にみんなの目に涙が溢れていた。楽しいプログラムをありがとう,たくさんの愛をありがとう。どんなに嘆いてももう二度と戻らぬ日々。みんなの笑顔と,あのときの自分自身の笑顔を覚えていよう。彼らにもらった一番の宝物だから。
 参加して思ったのは,女の子がもっと多ければいいのに,ということだ。あんなに優しいOMSIのスタッフがついているのだから何もこわいことはない。私は一人でも多くの女の子にこの感動を味わってもらいたい。そして一緒にこの感動を分かり合ってほしい。このキャンプでは,自然科学も社会学も人文学も,すべての面のことを学ぶことができる。あなたもきっと一周りも二周りも大きくなれるはず。オレゴンキャンプはそういう場だ。
(豊島区・中井P)



☆……カスケイド・サイエンス・スクールで散歩中に見た滝です。グループに分かれて,自然を勉強しながらハイキングをすることはよくありました。小グループというのは,たくさん語り合えるのがまたたのしいんです。







 
☆……つらいことも,たのしいことも共有したなかまたちと。この笑顔が充実した毎日を送っているあかしです。
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.