今のこどもたちにとって英語教育とは |
10月12日 (火) |
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というタイトルのワークショップをランスを招いて来週金曜に
行うことになりました。
ちょっと直接的かな、とも思いますが、
今多くの方が一番関心があって、気にしていること
では、と思います。
一昔前ではハローっといって
ラボに来るだけで新鮮、なんていわれてました。
今では、ネイティブの英語教室に通いたい人が
多くって、なかなかお友達を誘えない、とラボっ子のお母さん。
英語で子育て、などが多く雑誌に紹介されていますね。
英語の子育てをして英語教室にも毎日通い、子供が大きくなったとき、お母さんに英語で話しかけ、親子で話が通じない、ということが
実際おきているようです。
シンガポールの中国系の友人はおばあちゃんとは話ができない、私は英語だし、おばあちゃんは中国語しか話さないから。
といっていました。
日本にもそんな日が来るのかしら。
今でこそ、英語を学ぶ質が問題になるときです。
英語をぺらぺらしゃべれば、問題ない?
日本語のできない日本人を育てる危険はたくさんあります。
カナダで幼児と遊んでて、バイリンガルじゃない普通の母親が
英語で子育てなんてできるの???
と多いに疑問を感じました。。
英語でこんなことをいいましょう。とあるテキストを見ましたが、
お母さんって同じ言葉を子供に話しかけるでしょうか?
それじゃパターンプラクティスの母親になってしまいませんか。
自分の子供と遊んでいるとき、
どんな言葉を使っているでしょう?
それを全部英語でいえるでしょうか?
じゃ日本の子にとって必要な言葉って?
言葉だけ?
アメリカ在住の日本人の友人家族は25年たった今では、子供との会話はほとんど英語です。夫婦とも日本人ですが、英語の方が必要性があったから。3人めの子は英語が主です。
などなど、話題満載で言葉のこと、交流のこと
話ができたら面白いな、と思っています。
ぜひ多くの方の参加をお待ちしています。
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Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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さっちゃんさん (2004年10月13日 20時07分)
昨日テレビで、プレスクールのことをやっていました。
インターナショナルスクールの幼稚園版のようです。近頃数が増えているそう
です。
外国の方の子ども,帰国子女のほかに、日本人の子が多くいました。 幼稚園
では、外国の先生が多く,会話は英語です。でも、家では,日本語。 ここは
日本。では,何故、そんな必要があるのかな?
通わせているおうちの人は、国際人に育てたいから、英語を小さいうちから学
ばせたいといっていました。 それをどうつなげるんだろう?
問題点としては、小学校入学のとき,インターにいれたくても、優先順位が後
なので(親が外国人、帰国子女が優先)なかなかはいれない。
文部省がインターは義務教育と認めていない。 日本の小学校のよさもあるの
で、インターに入れるかどうか悩んでいるという人もいました。
国際人って、まずは母国語がしっかりしている事が大切じゃないのと思った
り、なにを持って国際人とするつもりなのかな?と考えてしまいました。
司会者が、英語がしゃべれれば国際人なのかね?といっていたのが印象的でし
た。
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Re:Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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Samiさん (2004年10月13日 22時23分)
さっちゃんさん
>ほんとにね~インターナショナルの先生とも話してたことがありま
す。「ここは英語を勉強するところではありません。英語を使って教科
の勉強をするところです。日本語のバックグラウンドだけの家庭の方が
誤解されていることがあります。幼児のうちは楽しくても続かないこと
もあります。中学、高校と進むことも考えて入ってください。」
と厳しくおっしゃられていたのが印象的でした。
そこで高校まで学んだ子たちはほとんど海外の大学に進学していまし
た。
もう一つ知り合いのトルコ人が言っていたインターナショナルは
海外の子供たちがいっぱいいましたが、
子供たちは流暢な日本語で会話していましたよ。
国際人って何をもっていうのでしょう?
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Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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Belleさん (2004年10月13日 23時42分)
Samiさん
とても興味深い話題をどうもありがとうございました。少し違った角度
から、同じ疑問を私のHPに投げかけたところです。(以下、とってもナ
マイキな発言ですが、お許しください!!!)
国際人とは、「自分の国のことを理解し、相手の国との違いを受け入れ
ることの出来る人」だと思っています。流暢さよりも、話す内容が大切
だと思っています。意思疎通を図るためには、国際語である英語を使う
必要がありますが、ネイティブの発音である必要はまったくないと思っ
ています。むしろ、(自分の経験上)英国などでは、英国人っぽい発音
だと少し軽視されることもあるような気がします。(英国人でないくせ
に、英国人の真似をしている・・・と。所詮「外国人は外国人なのだ」
と感じたことがあります。)
子供達に必要なのは、日本語でのコミュニケーション力、英米だけでな
く世界の国を見る目を育てることと、自分の国の文化や歴史を知るこ
と、また「得意分野」をみつけて伸ばしてあげることだと思っていま
す。
実際、社会に出て活躍するのは、中身のない流暢な英語を話す人より
も、多少ぎこちなくても、内容のあることを話せる人だと思います。も
ちろん、ある程度の英語力が必要になりますが、それは中学以降の受験
英語をみっちり行えば充分だと思っています。
語学を身に着けるには、長い時間がかかり、幼い頃から始めたからと言
ってマスターできるものではないと思います。日本人の母親が母国語で
もない英語で子育てをする・・・それ以前に、日本語で心と心を通わせるの
が重要だと思います。
今のこのおかしな現象は、お母さんたちの不安をあおるような、日本の
英語教育産業にも責任があると思っています。
タイムリーな話題だったので、つい熱くなってしまいナマイキなことを
長々と書いて、本当に失礼いたしました!!!
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Re:Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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Samiさん (2004年10月14日 08時41分)
Belleさん
書き込みありがとうございます。
ほんとにそのとおりだと思います。
「相手の国との違いを受け入れられる」というのは
大切なことですね。
多くのラボっ子がその点はほんとうにフレキシブルに
受け入れられる思いますよ。それはずっと続くラボの活動の中で
培われるものだと思っています。
以前長くアメリカに住んで帰国した女の子と
出会ったのですが、彼女は流暢な英語を話しました。
彼女いわく、「ほんとアメリカ人って
食べ物の味がわからないのよね~お母さんにアメリカの学校の
食堂では食べないように、って言われてたの。
毎日お弁当を持っていってたわ。
せっかくしゃべれるんだから、アメリカの大学にいったらって
いわれるんだけど、絶対もう行きたくないわ~。」
彼女の例は極端かもしれませんが、
英語を話す=国際人ではないですよね~
どうでしょう?
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Re:Re:Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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Belleさん (2004年10月14日 23時22分)
Samiさん
私の僭越な文章にもご丁寧に思いをよせてくださり、ありがとうござい
ます。
>英語を話す=国際人ではないですよね~
どうでしょう?
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私もそう思います。確かに実際長いこと住んでいると、短期間では見え
ないその国のいろいろな面が見えてしまうので、ネガティブな印象を持
ってしまうこともありますが、それをひっくるめて受け入れたいです
ね・・・。
「国際人」とは、日本人のアイデンティティーをしっかり持ちつつ、他
を受け入れられる人・・・なのかな、と思います。そういう意味では、
私を含め多くの帰国子女よりも、日本で生まれ育った人の方がより本当
の「国際人」になれるような気がします。
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Re:Re:Re:Re:今のこどもたちにとって英語教育とは(10月12日)
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Samiさん (2004年10月16日 00時05分)
Belleさん
ありがとうございます。
「国際人」って何をもっていうのかは
なかなかむずかしいですよね。
でも成長したラボっ子たちを見ていると
やはり人との間の壁が低い、
フレキシブルに対応できる、
それでも自分を持っている子が多いと思います。
どこの国の人たちとでも(英語圏に限らず)
うまくやっていけそうです。
それってすばらしいことではないですか。
先日娘は友人のラボっ子たちと
タイへ旅行に行ったのですが、
そこで申し込んだ観光ツアーで
知り合ったアメリカ人ご夫婦に
お世話になったり、
現地駐在の日本人にもよくして
いただいたり。
ラボっ子たちが人間的に好感がもてて
愛想良く、よくしゃべる子が
多いのは確かですね、
どこの国へ行っても大丈夫そうですよ。
長いこと培われたことは
ほんと生かされています。
また他のご意見もお聞きしたいですよね。
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