思いやりは相手が満足
おせっかいは自己満足
本屋さんで立ち読みした本に書いてあった一言です。
本当にその通り。無意識に「おせっかい」になってしまう時があります。
だけど人間、誰かから認めてもらいたいと思う気持ちはだれもが持っています。だから、思いやりでやったつもりの親切でも「ありがとう」の一言を、「あなたの思いやり、ちゃんと受け取ったよ」の気持ちを表現してくれることを求めてしまったりもするのですね。
優しさやおもいやりって難しいものです。
今回の表活の物語(決まりました!今年も再話です笑)は、そんな優しさや思いやり、愛情のあり方を考えさせられるものです。
読み終えて、なんとも釈然としない気持ちが胸に残りました。「あなたのこと思ってやっているの」、「あなたのことなら分かっている」そんな言葉や気持ちは、果たして相手にとっての本当の思いやりでしょうか。「本当の」なんて分からないけれど、自分を正当化したり、自己満足のための愛情だったりするんじゃないかな。そして、それは私たち自身の日常でも実はしょっちゅう見られることじゃないでしょうか。
表活の話をし出すと止まらなくなるので今日はこれくらいにしておきましょう。
思いやりを持った人になりたい。
スマートな気遣いができる人になりたい。
だけど、それらを全て無視されて、当然のようにふるまわれるとちょっと悲しい。「ありがとう」のひとことでいいから、言って欲しい。
「思いやり」も「ありがとう」も強要するものではありません。
だけど「ありがとう」のひとことが、心をあったかくするスパイスになったりします。
だから、たくさんたくさん「ありがとう」を言いたいですね。
自分もまわりの人もあったかくなれます。
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