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ラボ・カレンダーがきた その3――もっと自由に! 12月13日 (月)
 前回、「絵はなんでもアリだ」とかかってなことを書いたけど。
自由に描くっていったいどういうことなんだろう。
 ぼくが小学生のころ,学校で図工の時間に教師がB4の白い画用紙を配って「きょうは自由にかいていいですよ」といことがあった。よーするに、なにを描いてもいい。静物とか風景とか友人のんおとか特別なテーマはないから、すきなものをかいてよしということなのだ。
 でも、ぼくやまわりの子どもたちにとってはちっとも自由ではなかった。ぼくたちが。かいてみたいのいったこともないけじアフリカの草原とか、月の裏側とか、もしかすると人間の身体のなかとか、はたまた滅茶苦茶ないきおいで好きな色をぬりたくるとか、そんな教室のなかで想像できるものではなかった。おばけにおさわれるところとか、白昼銃撃戦とか、とんでみないこわいものも描きたかった。すごいきれいな女の人も描いてみたかった。
 でもねそういうものを描こうとすると、たいていはおこられたのだ。
『かぶ』を描かれた小野かおる先生は、絵本作家であり、東京造形芸術大学のせなせいだが、こうすうことをおっしやつている。
 「自由に描きましょう。とかいつてB4の白い紙をくばってもちっとも自由ではありません。なぜなら、子どもがそこで選べる画材はせいぜいクレパスか不透明水彩だけです。それだけの紙や画材でどれだけのことができますか。それより、たとえば細長い紙をわたして、この紙にクレパスを横にだけつかつてなにか描いてみよう、といつた制限をあたえた描画にとりくませてみたりするほうが、よつぽど自由なものができますよ」
 たしかにクレパスや不透明水彩だけが画材ではない。とくに幼い子はクレヨンかクレパス、小学校中学年維持用は不透明水彩なんていうへんな思い込みがあるが、考えてみればクレヨンやクレパスで広い面積をぬるのは幼い子にはたいへんなことだし、とくにクレヨンはかなり力をいれないと色がでにくい。そこへいくと幼い子に水彩をもたせればじつに楽に色がだせる。
 さらに幼い子はフォルムとか「うまく描こう」とかつまらんことを考えないから、水遊び感覚でたのしめる。ぼくは幼いときほど水彩でいこう論者である。ただし、おとなのほうも、床がびっしょりになったり机がカラフルになる覚悟が必要だ。といっても水彩だから、水拭きすればずくににきれいになるけどね。しつこいけど、幼い子はフォルム=かたちにとらわれないから、輪郭線をかこうとか思わずにがんがん面で絵を描いていく。ところが小学生くらいになると、アニメとか漫画の影響をうけているから輪郭をきっちり描いて、そのなかを塗ろうとする。それでは塗り絵になってしまうよね。
アニメや漫画は別にわるいものではないのけれど……。
 なにやら煮え切れぬ日記になった。でも、思うのだけれど幼いときほど専門家が指導したほうがいいよなあ。なんでも屋の先生ではあかん。じやあ、ラボ・テューターはどうなんだといわれそうだが、テューターは「指導」はあんまりしないからね。その分、子どもはすくわれているかも。
 うーん、いそがしいのでここまで。
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