寿限無選考会がおわったのだ |
03月24日 (木) |
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弥生もはやなかばをすぎて,ようやく春めいてきたのだ。
はっきりしない天気がつづくが、一雨ごとにあたたかくなるのだ。
新刊SK30は,(なかなか日記を更新する時間がなくて申し訳ない。しかし、ライブドアの堀江氏はあれほど多忙なのに、かならず自分で日記を毎日かきこんでいる。プログの鬼だ。ちなみにこのプログ=Blogは去年インターネット上で最もたくさん検索されたことばだそうな。語源はWeb Logで、すなわち、ウエブサイト上にLog=日記形式でかきこむ個人のHPの意味で、このひろばもプログといえるだろう)たくさんの人の協力で順調に制作がすすんでいる。もちろん、こまかいトラブルというか、さまざまないきつもどりつはしょっちゅうあるのだが、尺取り虫だって身体をちぢめないと前進できないのだから…。
そんななか、3月20日の日曜日にラボセンターで『寿限無』の日本語音声吹込みに参加するラボっ子の選考会が行なわれた。参加者は全国から100名,遠くは札幌や愛媛からもきている。スタジオにいけるのは,そのなかから最大6名。激戦である。
13時の開会前から8階の教室はとんでもない熱気。選考会のたびに思うのだが、ラボ・ライブラリーによせるラボっ子の思いはほんとにすごい。
あいさつにたつと、びんびんそれが伝わってくる。選考委員をつとめていただく演出の西村正平先生,絵を描く茶畑和也先生にもあいさつしていただいたが、両先生とも「とっても緊張しました」とのこと。
ぼくは、「スタジオにいっていただく人は、ざんねんながら6人だけです。その6人の方も,ラボ・ライブラリーの出演者のクレジットにはラボ・パーティの子どもたちとしかでません。なぜなら、たしかに声を吹き込むのはその6名ですが、このライブラリーづくりに参加したのは、きょうここにいる100名全員なのです。この100名のなかまがいて、6名の代表をえらぶことができるわけですから、きょうは選考会というなまえの会ですが、テストではありません。100人でラボ・ライブラリーをつくるという大仕事をするとおもってください。そして仕事ですから、いっしょうけんめいに、そしてたのしくやりましょう。ですから、さっきもいったように,完成したラボ・ライブラリーに書かれる『ラボ・パーティの子どもたち』とは、きょうここにいるみなさん全員のことです。そのことをどうぞほこりに思ってください。ぼくも、みなさんのような物語が大好きなラボっ子たちと仕事ができることわほこりに思います」とあいさつした。
多少むずかしいかな思ったが、子どもたちはじつにしんけんにきいてくれた。その他の先生方もかなり本質的な話をしたが、ラボっこたちはどの話もきつちりとうけとめた。
子どもは、すごい。本質的なものにはちゃんとむかってくるのだ。授業をきかない。人のはなしをきちんときかないなどというのは、「きけない」のではなく、「きくに値しないくだらない内容」だからきかないのだ。
この日あつまったのは、小4~6の子どもたち。自分がそのくらいの年だっころとくらべればとんでもないちがいだ。このモテイベイションの高さはなんなのだ。ほんとに、あたやおろそかなことはできない、どんなにつかれても、たおれても手をぬくなんてできない。彼らを前にするとそう思う。
「背筋がしゃんとしますよね」とは茶畑さんのことば。
午後17時、6名代表が無事にえらばれた。
3/26が録音である。
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Re:寿限無選考会がおわったのだ(03月24日)
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ぼっくりさん (2005年03月24日 22時10分)
おとなも本当にしんけんになってしまう・・・空気がストレートに伝わ
るSENCHOさんが綴られたラスト部分に、思わず鳥肌がたってしまいまし
た。
ライブラリーは、制作に携わっておられるおひとりおひとり「命をかけ
て」いらっしゃる・・・という言葉を冊子で読んでから、それをパーテ
ィのお母様達にも何度も言っていますが、
SENCHOさんの日記で、より沢山の制作過程のお話を伺う事が出来て、本
当に良かったです。
初めてパーティ体験に来られた2歳のお子さんのお母様と話した時の事で
す。
よその英語教室体験に行ったら、「先生から”小さい子ならこのくらい
で十分”という話が出た」そうなのですが、ラボでは、おとなが「こど
もだからこの程度でいい」という態度になる事はあり得ない、のではな
いかと思い、自分の気持ちも引き締まりました。
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Re:寿限無選考会がおわったのだ(03月24日)
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ハッターさん (2005年04月01日 10時30分)
娘と一緒に選考会に参加させて頂きました。結果は一時通過ならずでしたが、
娘の気持ちは新刊ライブラリーへと、飛んでいました。
何度も何度も、少し見せて頂いた収録風景のなかの『ヘルガの持参金』の事を
言って、「ねえ、本当に私が想像していたのと、全く同じ声だった!!すごいよね~」
「私、わかったんだけど、きっとね、寿限無もこういう声が欲しいなあ、って
想像に合う声を探してるんだと思うよ。皆上手だったもん。うまい下手っていうのと
ちょっと違うと思うよ」などと、生意気な事を言ってました。
そして、オーディションで皆で声を合わせたあの、寿限無を毎日楽しそうに
口ずさんでいます。ステキな機会をありがとうございました。
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Re:寿限無選考会がおわったのだ(03月24日)
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candyさん (2005年04月02日 12時37分)
初めての中国交流参加で、HPをお休みしている間に選考会が終わって
いたのですね。参加した100人全員が寿限無の製作にかかわったのです。
というSENCHOさんのことば、ライブラリーが真剣に本当に丁寧に作られ
ているのが伝わってきます。楽しみにしています。
SENCHOさんのページ新着に登録してそのことを連絡せぬまま今になって
しまいました。今後ともよろしくお願いします。
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