幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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映画もみたい芝居もみたい本もよみたい 05月19日 (木)
 今日は東京の事務局員にむけた新刊についての研修。昨日につづいて二日目なのだ。これで四月からはじめた研修が一段落。名古屋、大阪、仙台、福岡ととびまわった。制作のあいまをぬってのことなのでスケジュール的にはきびしいが、組織担当者たちに新刊の魅力をしっかりつたえることはすげえだいじだし、なによりスタジオやデスクをはなれて地方の現場をたずねるのは、いい意味で刺激になる。
 制作のほうはといえば、すでに音の作業はおわってコロムビアの工場でプレスがはじまっている。輸入絵本もまもなくそろう。
 というわけで、いまは『寿限無』の絵本と「テーマ活動の友」の校正、校正また校正だ。
 文字の誤植はもちろんNGだが、絵本でたいへんなのは色の校正である。原画のとおりに再現するのはじつにむずかしい。音楽の録音再生がむずかしいのといっしょだ。たとえば、『ノアのはこぶね』の堀越先生の絵なとば、半立体作品なのでスキャナーにかからない。そこで精密な撮影が必要となる。じつはこれだけで、録音とおなじような時間と手間がかかる。照明、カメラ、スタジオ、そしてカメラマン。色わ性格に再現すめのはもちろん、マチエール、素材感や質感もださねばならない。そのフイルムをもとに印刷するわけだが、印刷は基本的には4色、すなわちマゼンダとよばれるピンクっぽい赤、シアンという青、イエロー=黄色、そしてBLあるいはK(クロ)とよばれる黒の4つのインクで行なわれる。理論上はこの4色の網点の濃淡の組み合わせですべての色が表現できる。たとえばいわゆるあざやかな真っ赤は、この色は広告にはかならずどこかにつかわれるが、金赤(きんあか)とよばれマゼンダ100%とイエロー100%をかけあわせたものだ。いまは印刷機もコンピューターが制御しているので、こまかく色調をかえられるが、かつてとは10%の幅なのでなかなかもとめる色がでなかった。
 『寿限無』の絵はもともとコンピューターで彩色しているが、いまのコンピューターは3200万色とか1億5000万色とかの表現力があるので、これまたたいへんだ。いずれにせよ、パステル調や蛍光色の緑や青系は印刷屋さんなかせである。色校正というためしずりで調子をととのえていくのたが、ふつう色校正は1回である。しかし、例によってラボは色再校正、再々校正までとる。ああ、印刷屋さんごめんなさい。
 まあ、しかしそれも物語の原稿の書き直しにくらべればたいしたことはない。『十五少年』のエンディングにいたっては10回かきなおしたし(そのたびにつきあった英語担当の鈴木さんもよくおこらなかった!)、『ノアのはこぶね』も数回かきなおしている。やつぱり「ことばはこどもの未来をつくる」けれど、「ことばはおとなのからだをけずる」のだ。
 かのラフカディオ・ハーンも10段のタンスを書斎においていて、書き上げると一ばん上のひきだしにいれ、それを読み返しで書き直すとひとつ下にいれていき、10段めまできたものを出版社にわたしていたそうだ。
 ちなみにそのタンスは松江の八雲記念館にある。

 映画とか芝居の話を書く予定が別の話題になったるもっとも、さすがにこのところなにも見るひまがない。でもみたい芝居がいっぱいあるのに! みたい展覧会もあるのに!
 クリエイティビティのガス欠になるぜ!
 6月9日は三輪さんのアルジャーノンをみにいく。ぜったいいく。この日にスケジュールをいれたやつはぶっとばす。
 その前に5月28日は友人のパーティがある。こに鈴木小百合氏もくるからお礼をいっておこう!



                          。      
Re:映画もみたい芝居もみたい本もよみたい(05月19日)
もんろおさん (2005年05月20日 01時22分)

本、演出、音、編集、きっとまだまだ色々な行程を経てラボライブラリーは私
達の手に届くのですよね。

分かっているつもりでいましたが、すべてにおいて一般のものと比べて
再、再々校正が入るラボライブラリーは宝物です。

CDを神棚に上げないといけないかしら??
Re:映画もみたい芝居もみたい本もよみたい(05月19日)
ハッターさん (2005年05月20日 09時44分)

ラボママ出身のテューターです。テューターになって、ライブラリ-の制作に関わるお話を
聞いたり、見たり(もちろんSENCHOさんのホームページによるところ大)出来るおかげ
で、ライブラリーのすばらしさや、子供達に真剣に向き合い寄り添う組織全体の熱意に、
ラボママ時代の何倍も、ラボやラボッ子への信頼と期待を寄せるようになりました。
(もともと信頼していたけれどです。)
立場上、その良さを自分だけが知っていてもダメなわけで、伝えなければならないと思うの
ですが、なかなか難しく、誇大宣伝する必要は全くなく、そのままを伝えれば良いのに、そ
れすら出来ていないのかと、ちょっと落ち込みます。が、新刊とっても楽しみです。

ところで、三輪えり花さんのアルジャーノンって、どこで公演されるんですか?
ちょうど本を読んでいるので、とっても気になります。
教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。
Re:Re:映画もみたい芝居もみたい本もよみたい(05月19日)
SENCHOさん (2005年05月20日 18時06分)

ところで、三輪えり花さんのアルジャーノンって、どこで公演されるんです
か?


劇団昴の三百人劇場です。
以下のHPでご確認ください。
http://www.bekkoame.ne.jp/~darts/
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