FROM CYMRU 2 ウェールズ録音 |
01月11日 (水) |
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タイトルにしているCYMRUとはWalesのことだ。日本語で無理矢理カタカナ表記すると「カムリ」となる。もともとの意味は同胞。ウェールズの人びとは、このこどはにほこりと愛着をもっている。ウェールズ語はウェールズにおいては英語とともに公用語である。ニュージーランドのマオリがそうであるように、公式の表示はすべて英語とウェールズ語のダブル表記だ。たとえばWelcomeはCreosoなので Welcome to Cardiffは Creoso y Caerdidd
となる。これも無理矢理カタカナで書くと クレオソ ア カエアディス
となる。末尾にくるddはthの音になるという。
「ぼくは学校にいくようになってから、イングランドにひっこしたけど。ウェールズ語をつかうと先生になぐられた。だから読めるけれど、ただしい発音を忘れてしまった」とニコルさん。でもいまはウェールズではバイリンガル(英語とウェールズ語の)でないとよい仕事はないそうだ。
もちろん、英語にウェールズふうのなまりもあって、母音がすこしのびるなどといった特徴がある。今回の"The Fairy Cow'はすべてウェールズ出身の役者だからそのふんいきはばっちり味わえる。
このウェールズの伝承話(これらにニコル風あじつけが加わった)の主人公はエドウィンという、とってもイケメンで天使のような歌声をもつ、なまけものでおんなたらしの、すんばらしい若者だ。このどうしようもない若者がすごいのは「約束をまもりぬく人」だということだ。これがこの物語のコアである。もちろんストーリィはこれ以上くわしくかかない。
ナレーターをしてくださったのはMariさんというCardiff在住のBBC現役バリバリのアナウンサー。50代のプロ中のプロで局では若いアナウンサーを指導する立場にもある。彼女のかたりはもう絶品。ラボ・ライブラリーのナレイションはみんなうまいが、そのなかであえてランキングすればまちがいなく3本の指にははいるだろう。
主人公のエドゥイン役もすごかった。かなりむずかしい歌を2回のテイクできれいにうたった。表現力、息の抜け方、ブレス、リップノイズの少ない舌のつかい方、そして声量、うーんさすが英語の国。
録音はぼくたちが着いてから2日後の1/4に行なわれた。10時から17時までの長丁場になったが、とってもbeautifulだつたとニコルさんも感動。
あしたは絵のことをかこうかな。
写真上=カーディフのとなりまちカフェリーにあるお城。築城はローマにまでさんのぼる。その後、クロムウエルなどにめためたにやられてごらんのとおり。でもこわれかたにおもむきがあって人気が高い。映画『ジャンヌダルク』のロケもここで行なわれた。ウェールズは国の面積に対してお城がもっとも多い国。ちなみにウェールズ語で城はCastel
中=カーディフの屋内市場の魚屋さん。ここではノリもおいしい。ただし板状ではなく、スティーム。白いご飯にあう。
下=この市場には2階もあるニコルさなはここでおもちゃを購入。
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Re:FROM CYMRU 2 ウェールズ録音(01月11日)
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ちこらんたんさん (2006年01月11日 23時26分)
遅ればせながら・・・あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になり、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
ご報告を読んでいると、本当にワクワクします。
ニコルさんと行動を共にし、まあ!永山さんも・・・う~ん、うらやまし
い!
大学の時、ウェールズが大好きで、長年研究をなさっている先生がいら
っしゃいました。
もっと積極的にいろいろ教えていただけばよかったなと思っています。
ライブラリー、とても楽しみです♪期待しています!!
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