幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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FROM CYMRU ラブ・スプーン 01月31日 (火)
 先週の土曜日、大雪の午後、東京ドームの国際キルトフェスティバルの表彰式にいってきた。NHKなどが主催し、全国および外国から1700点ものキルト作品がよせられるこのコンクール。じつはラボでもキルトのタペストリーはおなじみということで、ささやかにラボ教育センター賞なるものを提供しているのだ。昨年はラボ・パーティからの応募作品(グループ部門なららラボ○○パーティで応募可能)も1点みごとに入選した。今年は残念ながら、ラボからの応募作品は予選を通過できなかったとのこと。
 ドームのなかにはいっておどろいた。ものすごい数の人だ。昨年も土曜日で、さらに天気がよかったのでたいへんな人出だったが、今年はこの荒天にもかかわらず4万人くらいは入場しているようだ。展示場はおしあいへしあいだ。アーミッシュのキルトやネイティブアメリカンのキルトは文化財としてもアートとしても有名だが、現代のキルトは、いまやたんなる手芸の粋をはるかにこえてあたらしい芸術の1ジャンルになりつつあるといっても過言ではなさそう。事実、制作日数700日とか500日などというのはもはや当然で、このコンクールもまさに布と糸の祭典といえる。
 残念ながら、ラボ教育センター賞をうけるお二人は荒天のため欠席、実行委員会事務局のおねえさんに賞状と賞金と副賞(もちろんラボ・ライブラリーだぜ)を手渡した。
そんな雪の日に、人ごみのなかにでかけたのがよくなかったのか、風邪をひいてしまった。喉がいたのねん。熱はあまりないようだが、ぼーっとする。とうわけで、じはらく書き込みもできなかったのだ。
 さても、ウェールズといえばドラゴンである。しかも真っ赤なドラゴンだ。夜明けに東の空が赤いのはドラゴンの背中が見えているからだそうだ。
DARGON
上の写真は空港の窓ガラスにかかれていたドラゴン。弱いのか強いのかようわからん。
 THE FAIRY COWの絵本の絵を担当するRICKはカナダのオタワ生まれ、彼のことは今月の「テューター通信」にくわしくかいたので省略するが、今回、リックはウェールズの伝統工芸であるラブスプーンを絵のモティーフのひとつにするという。
 ラブスプーンは木彫り(もちろん手彫り)のスプーンでさまざまな装飾がほどこされている。THE FAIRY COWの主人公エドうィンはハンサムで歌がうまくてなまけもの。そして女性がたいすきで、このラブスプーンをつくる名人でもあるという設定だ。
 ラブスプーンは古いものでは1667年製というのが残されている。実際に彫られるようになったのは、バイキングがイギリスに来た1200年前頃らしい。
 若者が思いを寄せる女性に愛の告白をするトークン(あかし)の意味を持っていた。女性がスプーンを受け取るのは恋愛の次への展開を期待していいという意味だったそうだ。また、手仕事の巧みさや根気、誠実さなどを女性とその両親にアピールする役割もあった。実際、男が女性の実家にはじめていくと父親がだまって木片をさしだすことも多かったらしい。父親は娘とつきあおうというの男を見定めようというわけだ。そして、もうひとつ、少なくともスプーンを彫っているあいだは、娘に手はだしていない! というたいせつな役割もあったらしい。
 想像力やスプーンにはさまざまなものが装飾として彫られるが、ハート=愛情、友情、・菱形=富、幸福、・ベル=結婚、・ケルト十字架=神の祝福を願う、誠実などの意味がこめられている。
 ぼくらもカーディフの街で資料用(ほんとだよ)に何本か購入した。
SPOON 写真はカーディフでゲツトしたラブスプーン。
40周年だ! とよろこんで買ったのだか、さすがにウェールズの人がラボ40周年を祝うはずもなく、これは結婚40周年のメモリー用ということ。もちろん、10 20 などもある。
CRAFT
カーデイフのお城のむかいにあるウェールズ関連のものをいろいろうっているお店。ぼくらは「ウェールズ屋さん」と勝手によんでいた。ラクビーのジャージや旗、小物などいろいろ。ラブスプーンも専用コーナーがある。この前日ビデオをとらせてくれといったら、どうぞどうぞと快諾してくれた(撮影料を要求する店も多い)ので、おおみやげや資料はここで買うことに決定! 翌日、今度は買物にきたよというと、「おお、またきてくれたのかとえらいよろこんでくれた」。 因に看板にはウェールズ語もかかれているがまったく意味不明。いまのところ調べる元気なし(辞書は買ったよ)。
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