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パーティ初めての壮行会 |
07月12日 (木) |
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この夏初めてラボっ子を国際交流に送り出します。
昨日パーティ内壮行会をおこないました。オレゴンキャンプに参加するA君、彼はマイパーティの長男にあたります。小学低学年の頃から小さい子のめんどう見がよく、キディーの子の中には「大きくなったら、A君になる。」という子が現れるほど。
昨日の壮行会はパーティの発表会も兼ねていました。
2つのキッズグループ(幼児~小学低学年)はナーサリーライムを4曲づつ発表。普段のパーティでは、おおさわぎ、大声で歌いおどっていたのに、発表となると、恥ずかしそうに横を向いたり小さい声だっり・・あれあれいつもの元気はどうしたの??と言いたいところですが、大勢の前なのでしかたないですね。この前松本会長の父母会でのお話にもありました。ラボの発表は見栄えではなく、それまでの取り組み中に楽しんでいるというプロセスが大事なのです。お母さん方も「もっと大きな声ならよかったね。」ではなく、「がんばったね。良かったよ!」とほめてあげてください。
小学生~中学生グループは「三人のおろかもの」を発表。
これは一ヶ月前に広島のAパーティとの交流会で発表したので、あまり緊張感はありませんでした。緊張するどころか、笑顔は出るは、見ている人のほうに平気でおしりを向けているは・・。私は内心もっと真剣にやってほしいとも思いましたが、毎回がんばらせすぎてもいけないので、今回はこのくらいでいいのでしょう。(人前でリラックスしてできるところがキッズグループとは違ってスゴイことなのかも。)
それからお待ちかねA君の壮行会。
A君が英語で決意表明のスピーチ。自由研究の「どろんこハリー」の素語りと紙芝居、自己紹介アルバムの披露。態度もことばも、なかなか堂々として立派で、テューターとしても感慨ひとしおでした。しかしここまで来るのには、7ヶ月に及ぶ山口地区の事前活動の取り組みと家庭でのご家族のバックアップがあったのです。
ラボの事前活動は前年度の12月からスタート。山口県の国際交流参加予定者(今年は約20名)が毎月一回集まって活動します。今年度は折りしも私が事前活動の担当でした。
市町村の違う中・高生が友達になれるので、本当に楽しいグループ活動ができます。
プログラムの内容は
①英語の力をつける(家族や我が町、学校についての紹介。ライブラリーの中から会話に使える英語表現をあげてみる。など)
②自己紹介アルバムや自由研究の作成(日本文化の紹介が目的。また外国でことばが満足に通じない中では、コミュニケーションをとるツールになる。)
③国際交流に行く心構え(これが一番大事。自分から交流しようとしなければ、自分も相手も楽しめない。)
これだけ懇切丁寧に準備のプログラムが組まれているのも、ラボのホームステイの特徴です。7ヶ月の間に、子ども達はずいぶん成長し、力をつけました。
しかし一方で私は「今の子ども達は本当に幼いなぁ」という印象をうけました。危機意識がうすいというか、何か起こった時に年齢相応の対応する力や考える力が育ってないと感じたのです。
考えてみれば日本の中学生は勉強、塾、部活に忙しく、目の前にあるスケジュールをこなしていくだけ・・。自分で考えて行動したり、失敗したり、困ったり、という経験をほとんどしていないように思います。というより、あまりの忙しさに「困ったり、途方にくれたりしている暇がない」というのが現状なのでは・・。あるいは子どもが困る前におとなが助けてしまっているのかもしれません。私達おとなは、よく考えなければいけないと思います。
だから子ども達には、国際交流に行って大いに困ってほしいと思っています。親元を離れて、途方にくれる体験をし、そこから自分に何ができるか考え、行動してほしいです。そして今までいかに親やまわりの人に支えられてきたか、気づいてほしいです。
A君も他のラボっ子もあと10日ほどで出国。8月末には事後活動でもう一度全員集まります。みんながどんな体験をし、成長して帰るのか、楽しみです。
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