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番外☆心の中にサンタさんはいますか? |
12月20日 (木) |
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「こどもがサンタクロースを疑い始めたようだけど、どうしたらいい?」
と悩む親御さんはたくさんいらっしゃるでしょう。
前にこのひろばで紹介していただいた
『サンタクロースの部屋』
松岡享子 著
こぐま社
のはしがきにこんな一文が引用されています。
「子どもたちは、遅かれ早かれ、サンタクロースが本当はだれかを知る。
知ってしまえば、そのこと自体は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。
しかし、幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、
その人の中に、信じるという能力を養う。
わたしたちは、サンタクロースその人の重要さのためでなく、
サンタクロースが子どもの心に働きかけて生みだすこの能力のゆえに、
サンタクロースをもっと大事にしなければいけない」
心の中に一度サンタクロースの部屋をつくることができると
サンタクロースが出て行った後にもその部屋はのこり
新しい住人をここに迎えることができるのだそうです。
つまり「目に見えないものを信じる心」を持てるのだそうです。
ラボっ子たちは、こういう部屋をたくさん持っていますね。
物語の中の、たくさんの登場人物が住んでいる部屋です。
ただ本を読んだり、読み聞かせてもらっただけでなく、
一度「そのもの」になったことのあるこどもたちですから当然です。
先日、うちへ遊びに来たはっちゃんのともだちが
「サンタクロースなんておらんで。あれはお父さんや。」と言い出しました。
「おるで。だってはっちゃんとこ来るで。お父さんなわけないやん。」
とはっちゃん。
はっちゃんは、サンタクロースはいて当然だと思っています。
彼なりに、ちゃんとつじつまを合わせてもいます。
「サンタさんってな、神様とともだちちゃうか。
だって、神様はなんでも知ってるやろ。だからはっちゃんの欲しいもん
知ってるねん。サンタさんは、神様から情報もらってるんや。」
それでもたまに
「サンタさんって、ほんまにおるやんな?」
と小声でわたしに聞くこともあります。
「疑ってたら来んようになるで、しーっ!」
とこちらも小声でいうと、キョロキョロしながら
「おるで、おるで、サンタさん」
と誰かに聞こえるようにいいます^^
そんなはっちゃんも、
ウルトラマンも怪獣も着ぐるみであることに気づいていながら
それを当たり前のように受け入れているようです。
それを知った上でも、今までと変わらず
ウルトラマンや怪獣を心から愛しています。
それで、いいかなと思います。
今年は欲しいものを紙に書いて貼らなかったはっちゃん。
「なに頼んだん?」
と探りをいれると、どうやらふたつ欲しいものがあって
まだ迷っている様子。
「もうフィンランドでてしもうたんちゃうか?早めに決めとかな
サンタさん、途中でトイザラス寄らなあかんようになるで。」
とおどしてみる。
そのふたつを聞き出して調べてみると
・・・高っ!
さらにもうひとつはプレステ2のソフトらしい。
「プレステ持ってないのに?」と聞くと
「プレステに、そのソフト入れてもってきてくれへんかな、と思って。」
だそうだ^^;
「それにしても、サンタさんって金持ちやなぁ~。」
と立ち去るはっちゃん・・・
信じるにもほどがある。
親が買えそうにないものをあえてサンタさんにお願いするとは。
はっちゃんのサンタさんは
今頃たいそうお困りであろう。
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